"The Warrior in the Woods"(森の中の戦士)はRWBY: Fairy Talesの最後となる6話目のエピソード。Rooster Teeth有料会員には2021年12月4日、一般には同年12月5日に公開された(いずれも現地時刻)。
あらすじ[]
トランスクリプト(解説含む)[]
A
1 | Taiyang タイヤン
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Alright girls, one story and then it's bedtime. Okay? I mean it. | よし、お話を1つ読んだら寝るんだぞ。いいか? 絶対だからな。 |
2 | Ruby ルビー
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Okay, daddy. | うん、パパ。 |
3 | Yang ヤン
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Is it fill-- | それって― |
4 | Taiyang タイヤン
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Yes Yang, I promise you, it is filled with monsters and fighting. | ああ、ヤン、約束する。怪物と戦うお話だ。 |
5 | Yang ヤン
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Yes! | やった! |
6 | Ruby ルビー
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Monsters and fighting! | かいぶつとたたかうやつだー! |
7 | Taiyang タイヤン
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Alright, alright, get in bed. Now... | わかったわかった、ベッドに入れ。さて……。 |
B
1 | Taiyang (narrating) タイヤン(ナレーション)
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A long time ago, there was a village surrounded by an enormous forest. A village that had been safe from the creatures of Grimm for as long as anyone could remember. It had been so long, that the villagers believe that their forest had been charmed and would keep the monsters at bay, so long as no one entered it. | むかしむかし、大きな森に囲まれた村がありました。その村は村人たちが覚えている限り、グリムに襲われたことは全くありませんでした。とても長い間ずっと安全だったので、森に入ったことのない村人たちはその森が不思議な力で守られ怪物を寄せ付けないのだと考えていました。 |
2 | But as time went on, the people became complacent. | しかし時が過ぎるにつれて、人々は無頓着になっていきました。 |
3 | Ruby ルビー
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Complacent? | むとんちゃく? |
4 | Taiyang タイヤン
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Oh, uh, careless. | あー、気にしないってことだ。 |
5 | Ruby ルビー
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Oh. | あー。 |
6 | Warrior 戦士
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Go home. You never saw me. | 家に帰れ。私のことは見なかったと思え。 |
7 | Boy 少年
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Wait! Thank you. | 待って! ありがとう。 |
8 | Taiyang (narrating) タイヤン(ナレーション)
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When the boy made it back to his village, he told no one of the warrior who had saved him. But he described the terrible monster he had narrowly escaped. Those who believed him took his safe return as proof that the woods protected them. Everyone continued living exactly as they had. Everyone, except the boy. | その男の子は村に着いたあと、命を救ってくれた戦士のことを誰にも言いませんでした。その代わりに、彼は恐ろしい怪物から何とか逃げ延びたと説明しました。村人たちは彼が無事に戻ったことこそ森が彼等を守ってくれていることの証だと信じていました。そして皆は以前と全く同じ暮らしを続けました。そう、彼一人を除いて。 |
C
1 | Warrior 戦士
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You again? | またお前か。 |
2 | Boy 少年
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You rememeber me? | 僕を覚えてるの? |
3 | Warrior 戦士
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I remember everyone I've saved... and everyone I didn't. I told you not to come back. | 助けた者は全員覚えている。そして助けられなかった者も。ここには来るなと言っただろう。 |
4 | Boy 少年
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I had to find you. To bring you this. | あなたに会いたかったんです。これを渡したくて。 |
5 | Warrior 戦士
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I'll take it, if it means you'll leave. | それで気が済んで帰るなら受け取ろう。 |
6 | Boy 少年
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Thank you. | ありがとう。 |
7 | Warrior 戦士
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Next time you enter the woods, you're on your own. | 次に森に入ったときは、自力で何とかするんだ。 |
D
1 | Boy 少年
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I knew you'd still come to my rescue. Thank you. | やっぱり助けに来てくれると思った。ありがとう。 |
2 | Warrior 戦士
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I told you I wouldn't save you this time. Why do you keep coming back here? | 今度は助けないと言ったはずだ。なぜ何度もここに来る? |
3 | Boy 少年
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I have a question for you. | その……、1つ聞きたい事があって。 |
4 | Warrior 戦士
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Go ahead and ask. I don't promise an answer. | 言ってみろ。答える保証は無いが。 |
5 | Boy 少年
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Why? Why do you live in the woods alone? Why do you risk your life to save strangers? Why do you protect the village? Why? | なぜ? なぜ森に一人で住んでるんですか? なぜ危険を冒して他人を助けてるんですか? なぜ村を守ってくれるんですか? なぜ? |
6 | Warrior 戦士
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That's five questions. But they all have the same answer. I live here alone because I am alone. And as a general rule, I don't like people. Most of my own people were killed long ago. My family, everyone I've ever known, is dead. And if there are other survivors like me, they're scattered all over Remnant. | 質問が5つになってるな。だが答えはどれも同じだ。私が一人でここに住んでるのは私が一人っきりだからだ。そして基本的に私は人が好きじゃない。私の仲間たちの多くはずっと前に殺された。家族や、私の知ってる人達は皆死んだ。私のように生き残った者たちはレムナント中に散り散りになったんだ。 |
7 | Boy 少年
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Killed by the Grimm? | グリムに殺されたんですか? |
8 | Warrior 戦士
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Murdered by other people. | 他の人たちに殺されたんだ。 |
9 | Boy 少年
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Oh... But then why do you protect others? | あ……、でも、それならなぜ他人を守るんですか? |
10 | Warrior 戦士
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Because I can. Because no one else will. And because some people are good like you. And that gives me hope. | 私にはその力があって、他の者はやろうとしないからだ。それにお前のように良い人間もいるからな。人間も捨てたものじゃないと思える。 |
11 | Why do you keep coming back to the woods? | なぜお前は何度も森に入るんだ? |
12 | Boy 少年
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You spent all these years looking after us. I thought maybe it would be nice if someone looked after you for a change. | あなたは何年も僕達のことを気にかけてくれてた。それなら逆に誰かあなたの事を気にかける人がいてもいいと思ったんです。 |
13 | Warrior 戦士
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Well, don't come back. | そうか。もう戻って来るなよ。 |
14 | Taiyang (narrating) タイヤン(ナレーション)
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Of course, he would come back, but not for another year. | もちろん、彼はまた戻ってきた。ただし、それは1年以上先のことになる。 |
E
1 | Taiyang (narrating) タイヤン(ナレーション)
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The villagers wondered why the monsters had returned. But the young boy, now a young man, he knew that they had never left. That until now, the village had been protected by an unseen warrior. | 村人たちは、なぜ怪物が戻ってきたのだろうと不思議に思った。しかしこの少年、今や青年となった彼は怪物がずっと居たことを知っていた。今まではずっと、村はある戦士によって密かに守られていたのだということを。 |
2 | And on the appointed day of his annual visit, he fought tirelessly to find her. Only this time, she was nowhere to be found. The woods would become too dangerous without their guardian. But the young man was going to do his best to protect the village in her place. | そして年に一度の約束の日、彼は彼女を見つけるため休むことなく戦い続けた。ただし今回は、彼女はどこにもいなかった。守護者がいなくなれば森はとても危険なものになる。しかし今度はこの青年が彼女の後を継いで村の守り手となった。 |
3 | And finally tell others of her story. So they would always know who they had to thank for the many years of good days that they'd enjoyed. | そして彼はついに彼女のことを皆に話した。彼等が何年もの間幸せな日々を送れたのが、誰のおかげだったのかを知ってもらうために。 |
4 | Villager 村人
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Why did you keep going back there, year after year? | どうしてあなたは何年もそこに通い続けたの? |
5 | Young Man 青年
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Because that's what I could do. Because no one else would. Because... I fell for her. The moment I saw her silver eyes. | それが僕にできることで、他の人はやらないことだったから。それに……、彼女に一目惚れしてしまったから。あの銀色の目を見た瞬間に。 |
F
1 | Ruby ルビー
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What's wrong, Daddy? | どうしたのパパ? |
2 | Taiyang タイヤン
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Oh, it's, uh, it's nothing, baby. Do you want to hear another story? | あ、ああ……、何でもないさ。他のお話も読んでやろうか? |
3 | Ruby ルビー
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Nope. That one was perfect. | ううん。いまのお話とってもよかった。 |
キャラクター[]
- タイヤン・シャオロン(ナレーター)
- ヤン・シャオロン
- ルビー・ローズ
- 戦士
- 少年/青年
トリビア[]
- 本エピソードは唯一、オズピンではなく別の人物(タイヤン)がナレーターを務めている。
- 本エピソードと書籍版の違いは以下の通り。
- 書籍版では、少年はかくれんぼをしていて森の中に入るが、本エピソードでは凧を取りに行くために入っている。
- 森の戦士の見た目は、書籍版の描写と完全に異なっている。
- 戦士の服装は基本的には同じだが、本エピソードでは赤い布を腰に巻いている点が異なっている。また、書籍版では、少年は途中で新しい服をプレゼントしており、戦士は次に会ったときにそれを着ているが、本エピソードでは戦士の服装は最後まで同じである。
- 書籍版では、戦士は褐色の肌を持ち、焦げ茶色~黒のウェーブした髪をしているが、本エピソードでは戦士は白い肌で黒いストレートヘアである。
- 書籍版では、少年が3体のフクロウ型のグリムと戦って2体を倒したあとに、戦士が最後の1体を銀の眼を使って倒している。本エピソードでは、3体のネヴァーモアに変わっており、さらに戦士は銀の眼を使わずに倒している。
- 書籍版では、少年は戦士の小屋でお茶を飲みながら彼女が戦う理由を聞き、彼女に鉈をプレゼントしている。本エピソードでは、少年は森の中で戦士から話を聞き、古い武器と新しい武器を交換している。
- 戦士が使う武器は"billhook"と説明されているが、この名前が指す武器は多岐に渡る。書籍版の文章では、柄が長い長刀のように描写されているが、イラストや本エピソードの描写ではマチェテに近いものになっている。