"End of the Beginning"(序章の終焉)はRWBYの3期12話目(累計第40話目)のエピソード。Rooster Teeth公式サイトにて、有料会員には2016年2月13日、一般には翌日に公開され、YouTubeには一週間後に公開された(いずれも現地時刻)。
あらすじ[]
乙女の力を得たシンダー・フォールとオズピンは凄まじいパワーでぶつかり合う。その頃、ビーコン・アカデミーの発着場では、ルビー・ローズが仲間たちと合流し、そこで右腕を失ったヤン・シャオロンのことを知る。さらに、ジョーン・アークとピュラ・ニコスが戻ってこないということを聞き、ルビーとワイス・シュニーは彼らを探しに向かう。
校舎の外に出たジョーン・アークとピュラ・ニコスはグリンダ・グッドウィッチに連絡を取ろうとするが、そこでシンダーが一人でビーコン・タワーの最上階へ向かうところを目撃し、オズピンが負けたことを悟る。ピュラはジョーンに助けを呼びに行くように頼み、自身はシンダーを止める意志を見せる。ジョーンは無謀だと言い彼女を止めるが、ピュラは何も言わず彼にキスをし、さらに近くにあったロケット付きロッカーに押し込める。ジョーンは叫び、懇願するが、ピュラはそのままロッカーを発射して彼を逃がした。その後、彼女はシンダーを追ってビーコン・タワーを上っていく。
最上階に着いたシンダーは、そこに飛来した巨大グリムに優しく声をかける。そこにピュラが現れ、即座にシンダーとの戦いが始まる。しかし、乙女の力を持つシンダーにはピュラの攻撃も効果が無く、次第に劣勢となる。ついには彼女はくるぶしを矢で射抜かれ、動けなくなる。その頃、ジョーンから話を聞いたルビーとワイスはビーコン・タワーに着き、ワイスの力でルビーが最上階まで駆け上がる。しかし、最上階に辿り着いた彼女が目にしたものは、シンダーに胸を射抜かれ、さらに灰と化すピュラの姿であった。目の前の光景に絶望したルビーは、ピュラの名を叫ぶと同時に目から白い光を発し、シンダーや巨大グリムもその光に包まれる。
ルビーが目を覚ますと、そこはパッチ島の自宅であった。ベッドの側で看病していた父親のタイヤン・シャオロンは、クロウ・ブランウェンがルビーを連れて帰ったことや、ビーコン・アカデミーがひとまず落ち着いたことを話す。さらにルビーが巨大なグリムを倒したことを口にするが、彼女は何も覚えておらず、どういうことかと質問する。タイヤンは言葉を濁すが、そこでクロウが現れ、代わりにルビーと話をする。何か覚えているかと聞かれたルビーはピュラのことを思い出し、クロウから彼女が帰らぬ人となったことを聞いて涙を流す。クロウは、オズピンがルビーと初めて出会ったときに言った言葉を持ち出し、ルビーの銀色の目が特別なものだということを明かす。彼によると、銀の眼を持つ戦士は一目見ただけでグリムを倒せるほどの存在で、実際にルビーによって巨大グリムは凍り付いたという。オズピンと初めて会った時の話をなぜクロウが知っているのかとルビーが問うと、彼は、これまでずっとオズピンの指示で動いていたことを明かす。今後はクロウがオズピンの役目を担うと聞き、ルビーは手伝うことを申し出る。しかしクロウは、ルビーは今動けるような状態ではなく、さらに次の目的地であるヘイヴン・アカデミーまでは大変な道のりであるため連れてはいけないと返す。
クロウが去ったあと、ルビーはヤンのいる部屋を訪れる。ルビーは姉の無事を喜ぶが、ヤンはペニー・ポレンディーナやピュラ、そして学校や自身の右腕を失ったことで塞ぎ込んでいた。ルビーがワイスやブレイクのことを聞くと、ヤンはワイスが父親に連れられてアトラスに帰ったこととブレイクが黙って姿を消したことを話す。ルビーはブレイクが消えたことには理由があるはずだと言うが、ヤンは苛立ちや諦めを含めた口調でそんなことはどうでもいいと返す。今後のことを聞いてもヤンは素っ気なく返し、さらに一人にして欲しいと言うため、ルビーは部屋を後にする。
しばらく経ち、辺りが雪景色になった頃、ルビーは書置きを残して家を抜け出す。家の前ではジョーンが待っており、さらにノーラ・ヴァルキリーやライ・レンの姿もあった。4人はヘイヴン・アカデミーのあるミストラルを目指して旅を開始する。
この世のものとは思えないほど暗く荒れ果てた地に、血管が浮き出た白い肌に黒い装束の女性が立っている。彼女は人々が持つ希望の力について述べ、それを全力で消し去ってみせると語る。また、彼女はオズピンの名を呼び、彼が燃える様を見るのが楽しみだと語った。
トランスクリプト[]
A. 輸送機発着場
| 1 | Port ポート
|
That's it! Everybody on board! This is a mandatory evacuation! | いいだろう! 全員乗りなさい! 一人残らず避難する! |
| 2 | Oobleck ウーブレック
|
A safe zone has been established in Vale! Please, remain calm and listen to Atlas personnel! | ヴェイルに避難場所が作られている! どうか落ち着いてアトラスの職員の指示に従うように。 |
| 3 | Weiss ワイス
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Ruby! | ルビー! |
| 4 | Ruby ルビー
|
Oh, I found you! | ああ、やっと見つけた! |
| 5 | Weiss ワイス
|
Ruby, where have you- | ルビー、一体どこに― |
| 6 | Ruby ルビー
|
Don't worry, I'm fine! What's going on? | 心配しないで、大丈夫だから。何があったの? |
| 7 | Weiss? What is it? | ワイス? どうしたの? |
| 8 | Blake ブレイク
|
I'm sorry. I'm so sorry. | ごめんなさい。本当にごめんなさい…。 |
| 9 | Ruby ルビー
|
Yang... | ヤン…。 |
| 10 | Sun サン
|
Hey. She's gonna be okay. The soldiers have a ship ready to take you guys to Vale. | なぁ、ヤンはきっと大丈夫だ。すぐに兵士達が船でみんなをヴェイルまで運んでくれる。 |
| 11 | Nora ノーラ
|
But Jaune and Pyrrha are still missing. | でもジョーンとピュラがまだ戻ってこない。 |
| 12 | Ruby ルビー
|
What!? | え!? |
| 13 | Sun サン
|
Look, guys, that giant Grimm is circling the school! Even the White Fang are pulling out! We all have to go, now! | あのなお前ら、あのでっかいグリムが学校の周りを飛んでるんだ。ホワイト・ファングでさえ逃げてった。全員脱出するんだ、今すぐ! |
| 14 | Ren レン
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We're not... leaving! | 私達は…、行きません! |
| 15 | Ruby ルビー
|
I'll find them... I'll find them, and I'll bring them back. | 私が見つける。私が二人を見つけて、連れ戻すよ。 |
| 16 | Weiss ワイス
|
No! We will find them. | いいえ! "私達"で見つけます。 |
| 17 | Watch after Blake and Yang. We'll be back. | ブレイクとヤンの事はお願いしますわね。必ず戻ります。 |
| 18 | Sun サン
|
You better be! Idiots. | 絶対だぞ! バカどもが…。 |
B. ビーコン・タワー前 1
| 1 | Jaune ジョーン
|
Okay, I think I have Glynda's number. Oh, where is it? | よし、グリンダの番号なら知ってるはず。ああ、どこだっけ? |
| 2 | Pyrrha? What was all of that? | ピュラ? あれは何だったんだ? |
| 3 | Pyrrha ピュラ
|
I... | それは…。 |
| 4 | Jaune ジョーン
|
But... Ozpin... | でも…、オズピンが…。 |
| 5 | Pyrrha ピュラ
|
There's no time. Go. Get to Vale and call for help. | もう時間が無い。行って。ヴェイルに行って、助けを呼んできて。 |
| 6 | Jaune ジョーン
|
Huh? What are you gonna do? | え? 君はどうするの? |
| 7 | No... no, Pyrrha, you can't. You saw how powerful she is! Pyrrha, I won't let you do- | ダメだ…。ダメだ、ピュラ、無理だって。あいつがどれ程強いか見ただろ! ピュラ、君にそんなこと― |
| 8 | Pyrrha ピュラ
|
I'm sorry. | ごめんなさい。 |
| 9 | Jaune ジョーン
|
Hey! Wait! Stop, stop! Pyrrha, please don't do this! | ちょっと! 待って! やめろ、やめろ! ピュラ、お願いだからやめてくれ! |
C. ビーコン・タワー前 2
| 1 | Weiss ワイス
|
It's Jaune! | ジョーンですわ! |
| 2 | Where are you? | どこに居ますの? |
| 3 | Jaune ジョーン
|
Weiss! Please, you have to stop her! | ワイス! 頼む、彼女を止めてくれ! |
| 4 | Weiss ワイス
|
What!? | はい!? |
| 5 | Jaune ジョーン
|
Pyrrha! She's going after that woman at the top of the tower! She doesn't stand a chance! | ピュラだよ! 塔の一番上にいるあの女を追っていったんだ! 勝てるはずがない! |
| 6 | Weiss ワイス
|
Jaune, what are you talking about!? Where are you? | ジョーン、一体何の話ですの!? あなたは今どこに? |
| 7 | Jaune ジョーン
|
Don't worry about me! Please, you have to save Pyrrha. | 俺のことなんかいい! お願いだ…、ピュラを止めてくれ…。 |
| 8 | Weiss ワイス
|
We will. Are you okay? | 分かりました。あなたは大丈夫ですの? |
| 9 | Jaune ジョーン
|
Please... | どうか…。 |
| 10 | Weiss ワイス
|
Jaune? Jaune! | ジョーン? ジョーン! |
| 11 | Ruby ルビー
|
I have a plan. | 作戦がある。 |
| 12 | Weiss ワイス
|
You always do. | そうですわよね。 |
D. ビーコン・タワー最上階 1
| 1 | Cinder シンダー
|
Shhhh... This is your home now. | シーッ…、ここがお前の住処よ。 |
E. ビーコン・タワー前 3
| 1 | Ruby ルビー
|
We've gotta hurry! | 急がなきゃ! |
| 2 | Weiss ワイス
|
You can do this. | 行けますわよね。 |
F. ビーコン・タワー最上階 2
| 1 | Cinder シンダー
|
It's unfortunate you were promised a power that was never truly yours. But take comfort in knowing that I will use it in ways you could never have imagined. | 決して自分のものにはならない力を託されたのは不運だったわね。でも安心しなさい。その力はあなたが想像もしなかった形で私が使うから。 |
| 2 | Pyrhha ピュラ
|
Do you believe in destiny? | あなた、運命って信じる? |
| 3 | Cinder シンダー
|
Yes. | ええ。 |
| 4 | Ruby ルビー
|
PYRRHAAAAAA!!!! | ピュラーーー!!! |
| 5 | Cinder シンダー
|
WHAT?! | 何!? |
G. クロウとタイヤンの会話
| 1 | Qrow クロウ
|
It's alright. I got ya, kiddo. I got ya. | もう大丈夫だ。見つけたぞ。見つけた。 |
| 2 | Taiyang タイヤン
|
Nothing. | ダメだ。 |
| 3 | Qrow クロウ
|
Just turn it off. Without the CCT, there's no point. | もう切っとけ。CCTが無きゃ何の意味もない。 |
| 4 | Taiyang タイヤン
|
Communication down across the entire Kingdom, no way to contact the outside world... and Ozpin's still missing. | 王国中の通信が途絶え、外の世界と連絡する方法も無い。そしてオズピンは依然行方不明だ。 |
| 5 | Qrow クロウ
|
Yeah. | ああ。 |
| 6 | Taiyang タイヤン
|
This is bad, Qrow. | マズい状況だぞ、クロウ。 |
| 7 | Qrow クロウ
|
Yeah, this is bad. | ああ、マズい状況だ。 |
H. ルビーとヤンの部屋
| 1 | Taiyang タイヤン
|
Ruby! You're awake! | ルビー! 目が覚めたんだな! |
| 2 | Ruby ルビー
|
Ugh... what happened? | あー…、何があったの? |
| 3 | Taiyang タイヤン
|
Your uncle Qrow found you, unconscious. He got you out of there, though, and brought you home safe. | クロウおじさんが気を失ったお前を見つけてくれた。お前を連れてあそこを脱出して、家まで運んでくれたんだ。 |
| 4 | Ruby ルビー
|
Wait! Yang! Is she alright!? | そうだ! ヤン! お姉ちゃんは大丈夫なの!? |
| 5 | Taiyang タイヤン
|
Uh... She's uh... she's gonna be alright. I think she's just... I think it's just gonna take some time for her to get used to things. She's too strong to let this stop her. I'm just glad to have my girls back at home. | あー…、あいつは…、あいつはきっと元気になる。ただ今は…、色々と慣れるのにもう少し時間がかかるだろう。こんな事で挫けるような弱い子じゃないさ。とにかくお前達が戻ってきてくれて嬉しいよ。 |
| 6 | Ruby ルビー
|
What happened to the school?! And Vale?! Were they able to clear out the Grimm? | 学校はどうなったの!? ヴェイルは!? グリムは全部倒せたの? |
| 7 | Taiyang タイヤン
|
Things at Vale are under control, but the school... It's... it's not that simple. That thing, whatever it is, doesn't seem to be dead. Don't get me wrong, you did a number on it. But it's not disappearing. It's... kind of... frozen. I know that doesn't sound too bad, but it keeps attracting more Grimm to the school. | ヴェイルは落ち着きを取り戻した。だが学校は…、そう単純な状況じゃない。あれが何であれ、死んだようには見えない。勘違いしないでくれよ、お前はあれを打ち負かした。だが消えなかった。あれは…、例えるなら、凍り付いた。もちろんそれ程悪い状況じゃないが、ただあれは今もグリムを学校に呼び寄せてる。 |
| 8 | Ruby ルビー
|
I did... what? | 私が…、何したって? |
| 9 | Taiyang タイヤン
|
Hmm? | ん? |
| 10 | Ruby ルビー
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You said I did a number on it. What do you mean? | さっき私が打ち負かしたって。それってどういう意味? |
| 11 | Taiyang タイヤン
|
I... Look that's not important right now. We can talk about it later. Things are just... kind of a mess. | それは…、いや、今はそんなことはいいだろう。その話は後でしよう。今は色々と…、面倒な状況なんだ。 |
| 12 | Qrow クロウ
|
It's always a mess. | 面倒なのはいつもだろう。 |
| 13 | Mind if we have a minute? | 少し二人だけにしてくれるか? |
| 14 | Taiyang タイヤン
|
What, I can't stay here?! | 何だ、俺がいちゃダメだってか? |
| 15 | Qrow クロウ
|
Tai. Please. | タイ。頼む。 |
| 16 | Taiyang タイヤン
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I'm glad you're alright. I'll go make us some tea. | お前達が無事で良かった。お茶を淹れてくる。 |
| 17 | Qrow クロウ
|
So, how you feeling? | それで、気分はどうだ? |
| 18 | Ruby ルビー
|
Um... I kind of hurt... all over. | あの…、なんか痛い…、体中。 |
| 19 | Qrow クロウ
|
That makes sense, after what you did. | そりゃそうだ、あれだけの事をしたらな。 |
| 20 | Ruby ルビー
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You guys keep saying that! That I did something! What are you talking about?! | さっきからそればっかり。私が何かしたって! 一体何の話なの? |
| 21 | Qrow クロウ
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What's the last thing you remember? | 最後に何を覚えてる? |
| 22 | Ruby ルビー
|
I ran up the side of the tower, and when I got to the top, I... Pyrrha! Is she...? | 塔の横を駆け上がって、一番上に着いたあと…、ピュラ! ピュラは…? |
| 23 | Qrow クロウ
|
She's gone. | ダメだった。 |
| 24 | Ruby ルビー
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I... I... I got to the top... and I saw Pyrrha... and Cinder... and then everything went white! | 私…、一番上に着いて…、ピュラを見て…、あとシンダーも。それから全部真っ白になった。 |
| 25 | Qrow クロウ
|
Anything else? | 他には? |
| 26 | Ruby ルビー
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I remember... my head hurting. | あとは…、頭が痛かった。 |
| 27 | Qrow クロウ
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The night you met Ozpin, what was the first thing he said to you? | オズピンに初めて会った夜、あいつは最初に何て言った? |
| 28 | Ruby ルビー
|
I... I don't know. I think it was something about... | え、覚えてないよ。たしか何かの― |
| 29 | Qrow クロウ
|
Silver eyes. That's an extremely rare trait. | 銀の眼。それを持ってる奴は滅多にいない。 |
| 30 | Ruby ルビー
|
So? | だから? |
| 31 | Qrow クロウ
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You're special, Ruby. And not in the "Daddy loves his special angel" kind of way. You're special the same way your mom was. Remnant's full of legends and stories. Some of them true, some made up. But there's one Oz told me from a very long time ago. Back before Huntsmen, before Kingdoms, it was said that those born with silver eyes were destined to lead the life of a warrior. You see, the creatures of Grimm, the most fearsome monsters mankind had ever encountered, were afraid of those silver-eyed warriors. They were the best of the best. It was said that even a single look from one of these fighters could strike a Grimm down. Heh. It's a ridiculous story. | お前は特別だ、ルビー。"父親が愛する特別な天使"なんて意味じゃない。お前は母親と同じで特別なんだ。レムナントには伝説や物語が溢れてる。真実もあれば、作り話もある。だがオズが大昔に話してくれたやつがある。ハンターが現れる前、王国も無い頃、銀の眼を持って生まれた者は戦士となる運命にあると言われていた。グリムの怪物ども、人類が出会った最も恐ろしい化物は、その銀の眼の戦士を恐れた。そいつらは戦士の中の戦士だ。一目見ただけでグリムを倒したとさえ言われてる。ハ、馬鹿げた話だ。 |
| 32 | Ruby ルビー
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But... you think that I might be... | でも…、おじさんは私がその…。 |
| 33 | Qrow クロウ
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Well, a giant monster is currently frozen on top of Beacon Tower. And you're here, safe in bed. | まあ、巨大な怪物がビーコン・タワーのてっぺんで凍り付いてるんだからな。そしてお前はここ、安全なベッドの中だ。 |
| 34 | Ruby ルビー
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Wait, wait, how did you know what Ozpin said to me... the night we met? | ちょっと待って、何でオズピン教授が私に言ったことをおじさんが知ってるの? あの夜のことを。 |
| 35 | Qrow クロウ
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All those missions I go on... all the times I'm away in some far-off place... it's been for Ozpin. But he's missing now. Something's been set in motion. With Oz gone, I'll have to pick up where he left off. | 俺がやってた任務…、俺がはるか遠くの地まで行ってたのは…、全部オズピンのためだ。だがあいつは消えた。何かが動き始めてる。オズが居ない今、俺があいつの残したものを引き継がなきゃならん。 |
| 36 | Ruby ルビー
|
Then what can I do? If I'm so special, then I can help, right? | なら私はどうしたらいい? 私がそんなに特別なら、私も力になれる、よね? |
| 37 | Qrow クロウ
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You really wanna help? Get some rest. You're in no condition to go anywhere right now. Besides, our enemy's trail leads all the way to Haven. That'd be quite a trip for a pipsqueak like you. Catch ya later, kiddo. | 力になりたいか? なら休んでろ。お前は今どこかに行くような状態じゃない。それに、敵の痕跡はヘイヴンに続いてる。お前みたいなお子様にはしんどい旅だ。また後でな。 |
I. シャオロン家の客室
| 1 | Ruby ルビー
|
Yang? | ヤン? |
| 2 | Yang ヤン
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Ruby. | ルビー。 |
| 3 | Ruby ルビー
|
I'm so glad you're okay! | 無事で本当に良かった! |
| 4 | Yang ヤン
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But I'm not. | 無事じゃないよ。 |
| 5 | It's all gone - the school, Penny, Pyrrha, and... | 全部失った。学校、ペニー、ピュラ、それに…。 |
| 6 | Ruby ルビー
|
Yang, where are Weiss and Blake? | ヤン、ワイスとブレイクは? |
| 7 | Yang ヤン
|
Weiss' father... came for her. | ワイスの父親が、迎えに来た。 |
| 8 | Ruby ルビー
|
What? What do you mean? | え? どういうこと? |
| 9 | Yang ヤン
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No one outside of Vale knows what happened here. Before the tower fell, the last thing people saw was Atlas attacking innocent people and Grimm destroying the city. Everyone's scared. No one knows who to trust. So, Weiss' father came to take her back to Atlas, where he thinks it's safe. She's gone. | ヴェイルの外の人達はここで何があったか知らない。塔が落ちる前、みんなが見たのはアトラス軍が一般市民を攻撃してグリムが街を破壊してるところ。みんな怯えてる。何を信用していいか誰も分からない。だから、ワイスの父親が彼女をアトラスに連れ戻しに来た。その方が安全だから。もういないんだ。 |
| 10 | Ruby ルビー
|
Well, what about- | それじゃあ― |
| 11 | Yang ヤン
|
And Blake ran! Sun saw her go. After we got to the city, she just... ran! | ブレイクは逃げた! サンが見てたの。街に着いたあと、ブレイクはすぐ…、逃げた! |
| 12 | Ruby ルビー
|
But... why!? | でも…、どうして!? |
| 13 | Yang ヤン
|
I don't know... and I don't care. | 知らないよ。知りたくもない。 |
| 14 | Ruby ルビー
|
There has to be a reason she- | 何か理由があるはず― |
| 15 | Yang ヤン
|
No, there doesn't! Sometimes bad things just happen, Ruby! | そんなもの無いよ! 悪い事は突然起きたりするんだよ、ルビー。 |
| 16 | Ruby ルビー
|
So, what do we do now? | じゃあ、これからどうする? |
| 17 | Yang ヤン
|
You can do whatever you want. I'm gonna lie here. | あんたは自分のしたいことをすればいい。私はここで寝てる。 |
| 18 | Ruby ルビー
|
Yang... | ヤン…。 |
| 19 | Yang ヤン
|
Just leave me alone. | 一人にさせて。 |
| 20 | Ruby ルビー
|
I love you. | 大好きだよ。 |
J. シャオロン家前
| 1 | Jaune ジョーン
|
Hey. | やあ。 |
| 2 | Ruby ルビー
|
Hey, Jaune. Haven's a long way to go. | やあ、ジョーン。ヘイヴンは遠いよ。 |
| 3 | Jaune ジョーン
|
I know. It's the only way we have. | 分かってる。今俺達にできるのはこれだけだ。 |
| 4 | Ruby ルビー
|
And you're sure you wanna come along? | 本当に一緒に来るの? |
| 5 | Ren レン
|
The journey will be perilous, and whether we'll find answers at the end is entirely uncertain. | この旅は危険なものになるでしょう。そして最終的に私達がどこで答えを得るのかも全く分かりません。 |
| 6 | Nora ノーラ
|
But we wouldn't be here if we weren't up for it. | でもやる気が無かったらここにはいないよ。 |
| 7 | Ruby ルビー
|
Then let's get started. | じゃあ一緒にやろう。 |
K. セイラムのモノローグ
| 1 | Salem セイラム
|
A smaller, more honest soul... It's true that a simple spark can ignite hope, breathe fire into the hearts of the weary. The ability to derive strength from hope is undoubtedly mankind's greatest attribute. Which is why I will focus all of my power... to snuff it out. | 小さく、より誠実な魂…。ちっぽけな火花でも希望の光を灯し、人々の疲れた心に活力を吹き込むことはできる。希望を源として力を生み出す能力は、紛れもなく人が持つ大きな特性だろう。だからこそ、私は全ての力を注いで…、それを消し去る。 |
| 2 | How does it feel, knowing that all of your time and effort has been for nothing? That your guardians have failed you? That everything you've built will be torn down before your very eyes? Your faith in mankind was not misplaced. When banded together, unified by a common enemy, they are a noticeable threat. But divide them, place doubt into their minds, and any semblance of power they once had will wash away. | どんな気分だ? お前の今までの時間と努力が全て無意味だったと知って。守護者達がお前の期待に応えられず、お前が築き上げたものが目の前で崩れる様を見た気分はどうだ?お前が人々を信頼したことは見当違いだったわけではない。人々が団結し、共通の敵を見出したとき、彼等は見過ごせぬ脅威となる。しかし彼等を分断し、疑心を抱かせれば、かつての力のまがい物は洗い流される。 |
| 3 | Of course, they won't realize it at first. Like you, they'll cling to their fleeting hope, their aspirations. But this is merely the first move. | もちろん、最初の内は彼等も気付かないだろう。お前のように、彼等も儚い希望と熱意にすがることだろう。だが、これは序章に過ぎない。 |
| 4 | So you send your guardians, your Huntsmen and Huntresses. And when they fail and you turn to your smaller soul, know that you send her to the same pitiful demise. | だからお前の守護者達、ハンター達を送ってくるがよい。そして彼等が敗れ、お前がそのさらに小さな魂を頼るとき、お前は彼女をも哀れな最期へ向かわせることになると知るがよい。 |
| 5 | This is the beginning of the end, Ozpin... And I can't wait to watch you burn. | これは終わりの始まりだ、オズピン。そしてお前が燃える様を見るのが楽しみだ。 |
キャラクター[]
トリビア[]
- 本エピソードはオープニングとクレジットを含めると28分を超えており、Volume 6 公開現在までのエピソードの中では最長である。
- ピュラは死の前にシンダーの矢でくるぶしを射抜かれている。これは彼女の元ネタとなったアキレウスが踵を射抜かれて死んだこととかけている。
- セイラムのセリフは"Ruby Rose"冒頭での彼女とオズピンの会話の続きになっている。
- ピュラがジョーンにキスした後の構図は"The Emerald Forest"でジョーンのオーラを開放したときと非常によく似ている。
- 本エピソードの最後ではクロウがカラスに変身している。今までのエピソード、またはトレイラーで何度かカラスが描かれたシーンがあり、これらとクロウが関連している可能性がある。
- ヤンのセリフ、"Sometimes bad things just happen"は"Destiny"でクロウがヤンに言ったセリフと全く同じである。
- タイヤンの家で、ヤンが休んでいた部屋は普段はゲストルームであり、ルビーが寝ていた部屋がルビーとヤン二人の部屋である[1]。
- AfterBuzzTVのインタビューで、Miles LunaとKerry Shawcrossはルビー、ノーラ、ジョーン、レンのチーム名がチームRNJRであることを明かしている。
- ルビーは自宅で目覚めた後のシーンでシンダーの名前を口にしているが、ルビーがシンダーの名前を知った経緯については作中では描かれていない。
- ルビーがヤンの休む部屋に行ったシーンで流れる曲は、"No Brakes"でレイヴンがヤンを助けたあとのシーンで流れる曲や、"Destiny"でクロウがレイヴンのことを話すシーンで流れる曲と同じメロディである。
参考[]
- ↑ Volume 3 DVD Directors' Commentary Chapter 12

