能力発動中のルビーの銀の眼
銀の眼の戦士(Silver-Eyed warriors[1])とは、特殊な能力を秘めた銀色の眼を持つ戦士のことであり、古代から続く伝説の戦士の血筋である。その能力はグリムに対して絶大な破壊力をもち、光の神に由来するものだとされている。
背景[]
銀の眼を持つ光の龍
銀の眼の戦士は、ハンターや王国が存在する以前に起源をもつ血統集団である。伝説によれば、銀の眼を持って生まれた者は、戦士の人生を歩むことを運命づけられていると言われている。現在、銀の眼を持つ人間は非常に稀である。このことをマリーア・カラヴェラは、何者かによって積極的に殺されてきたからだと疑っている。
銀の眼に関する情報の多くは神話や伝説にもとづいており、能力に対する正しい説明や知識を探すのは困難である。そうして神話や伝説の中でも一貫していることは、銀の眼それ自体が特別であり、その持ち主は極めて優れた戦士であるということである。
世界の歴史を見てきたマリーアは、銀の眼の力を光の神に由来するものだと推測している。光の神が変化した龍は銀の眼をしており、銀の眼の戦士と同じようにグリムを破壊する光を放つことができる。
『二人の兄弟の物語』のおとぎ話によれば、光の神は人間に対して過保護な性格であるため、彼の兄弟が作ったものに対抗する手段として、この力を与えたのだという。
能力と力[]
ネヴァーモアを一瞬で石化させるマリーア
ルビーの石化を打ち破ったリヴァイアサン
銀の眼の戦士は、命を守りたいという強い願いによって力を発揮する。マリーアによると、それは感情的なもので、センブランスのようなものだということである。
伝説によれば、銀の眼の戦士はグリムを一睨みするだけで倒すことができるといわれている。グリムに対する能力は様々あるようで、マリーアによればグリムを石にしたり、盲目にしたり、蒸発させたりできるらしい。“End of the Beginning”においてルビー・ローズがビーコン・タワーの頂上でワイバーンを氷漬けにしたと聞かされるが、のちに石化だったことが判明する。また完全に殺すことができたわけではなく今でも生きており、ビーコンに残っているグリムを引き寄せる存在となった。過去には、マリーアがネヴァーモアを石に変えたことがある。またルビーがリヴァイアサンを石に変えようとした時には、その力の影響は表面を石化するだけにとどまった。こうしたことからある程度の抵抗力を持つグリムがいることがわかる。
人の感情や意志を奪う力を持つアパシーのような特殊なグリムに対しては、その力を銀の眼の一睨みで失わせることができる。
翼のような光の流れや目から放射状の光線が出る以外に、銀の眼の力がどのように発現するのかはよくわかっていない。ルビーが使用した最初の数回は仲間の危機によって偶発したものであったが、マリーアの指導によってある程度力を制御できるようになった。全盛期のマリーアは容易に力を発揮することができた。
マリーアによれば、銀の眼の力を使う鍵は、愛する人々との関係や愛する人々を守ることを使い手が重視することにあるらしい。これは、ルビーが偶発的に力を発動させた時の条件と一致する。積極的に鍛えることは難しいが、必要な時に力を発揮するための精神状態をつくる程度のことはできるようである。
グリム-ハイブリッド[]
セイラムは人類とグリムの両方の側面を組み合わせるための実験を積極的に試みている。他の生物にグリムの肉を移植することで、新たな能力を与えようとしてきたようだ。
そのためグリム-ハイブリッドは、銀の眼の力に対して独特な反応を示す。
シンダー・フォール[]
銀の眼の力に曝されたシンダー
シンダー・フォールは特殊なビートルを使って乙女から力を奪い、後にセイラムからシャドウ・ハンドを得たという特殊な事例である。このため、彼女はルビーの力によって傷を負うこととなる。
初めてルビーの力を受けたシンダーは、左腕と左目と声を失った。2度目は、力が中断されたために十分な効果は発揮されなかったが、それでもシンダーは自身のグリムの腕を掴んで地面に倒れ、魔法で作り出した剣を消失させてしまった。
セイラムは、シンダーが秋の乙女の力を手に入れたことで彼女の力に特に影響を受けやすくなったと一言だけ述べている。しかしルビーの銀の眼は、“The More the Merrier”では春の乙女であるレイヴン・ブランウェンに、そして“The Enemy of Trust”では冬の乙女であるペニー・ポレンディーナに影響を与えなかった。その一方でシンダーは特にグリムの腕を握りしめて痛みを感じていたことから銀の眼に弱いのはグリムの移植が原因であり、特に乙女の力が原因とは考えにくい。
ザ・ハウンド[]
グリムの頭部だけが消失したザ・ハウンド
“Dark”において、ザ・ハウンドがファウナスとグリムのハイブリッドであり、そのファウナスがザ・ハウンドの核になっていることが明らかにされた。ルビーは銀の眼の力で倒そうとしたが、ザ・ハウンドはその力に対して抵抗を示した。移植されたグリムの頭部は吹き飛ばされが、核となったファウナスの頭部はそのまま残っていた。また瀕死に近い状態になったものの石化した様子はなく、吹き飛ばされたグリムの頭部もまもなく再生した。
ザ・ハウンドに銀の眼の力が残っていたかどうかは不明。
限界[]
銀の眼の力は、グリムの存在している状況でしか発動しない。そのため訓練という、危機に直面していない状態で使用することや訓練自体が困難である。その特性が原因で銀の眼の戦士たちは積極的に殺されてきため、その能力は希少であり、また昔話の中で漠然と語られるにとどまっています。ルビーが初めて能力を使って意識を失った時、目を使っている間は頭が痛くなったと述べているが、このことは銀の眼の力が未熟な使用者のエネルギーを消耗させることを示している。
能力を使用していたルビーがエメラルド・サストライによって簡単に気絶させられたように、能力を使っていても傷ついたり、妨害されたりしないわけではない。セイラムの手下であるトックは、マリーアを盲目にすることで彼女の力を事実上使用不可能にし、現役のハンターから引退させた。
銀の眼の力は、センブランスが強い感情に影響されるのと同様に、強い苦悩に反応しやすい。セイラムから亡き母との関係を知らされたルビーは、悲しみのあまり目が明滅し、制御不能になった。しかし、その後シンダーに遭遇した時には、ほぼ一瞬に力を使うことができた。
登場シーン[]
The Warrior in the Woods[]
The Warrior in the Woods
RWBY: Fairy Tales of Remnantに、グリンダ・グッドウィッチが編纂した『The Warrior in the Woods』という古代のおとぎ話がある。
森の戦士は両親を殺された後、命を守ることに生きがいを見出し、グリムから小さな村をひそかに護っていた銀の眼を持つ孤独な戦士の物語です。彼女がその小さな村を何年も護っている間に、彼女は何度か少年に出会い、その少年を鼓舞して他人のためにより良くなるようにさせます。その少年は後に戦士の小屋が破壊されているのを発見し、彼女が孤独なまま死んでしまったのだと確信しました。少年は彼女と一緒にいられなくなったことを嘆きます。出会った瞬間に彼女の銀色の眼に恋をしていたのに、と。[2]
RWBY[]
初めて銀の眼の能力を使ったルビー
銀の眼について最初に言及されたのは、“Ruby Rose”でオズピンがルビーの眼の色を見た時である。またクロウ・ブランウェンによれば、銀の眼の能力は、ごくわずかな者たちの間でしか知られていないらしい。
その力が初めて発揮されたのは、“End of the Beginning”でピュラ・ニコスの死をルビーが目の当たりにした直後である。強いショックを受けたルビーが銀の眼の力に目覚め、その力でもってシンダーに傷を負わせ、ワイバーンも凍らせた。力尽きて倒れたルビーが自宅の部屋で目を覚ますと、クロウが銀の眼の戦士の伝説を語り、母親であるサマー・ローズと同様、ルビーもその子孫であることを告げる。
“The Next Step ”において、セイラムの配下であるヘイゼル・ライナートは、かつて銀の眼の戦士をうまく対処したことを主張し、未熟者に負けたシンダーを非難している。またアーサー・ワッツも、乙女の力がなくても容易に対処できることだと同意している。しかしセイラムは、秋の乙女の力を手に入れたシンダーが同時に銀の眼の戦士の力に対する致命的な弱点を持ったと述べている。ただし、その弱点の性質については述べられていない。
仲間の危機に反応して力を発動するルビー
“The More the Merrier”では、シンダーとジョーン・アークの戦いを見たルビーが、シンダーとピュラの戦いを思い出して再び銀の眼の力を発動させしまう。その眼から放たれたまばゆい光が部屋中を包み込みんだ。直後、ルビーはエメラルドによって気絶させられたため発動時間は一瞬であったが、その影響でシンダーは一時的に動けなくなり、武器も霧散し、グリムの埋め込まれた自身の左腕を掴んで苦痛にうめいた。
“The Lost Fable”でジンがルビーたちに見せた歴史の真実において、光の神が龍の姿に変化した際に銀の目の力に似た光を発してグリムを消滅させている。また開拓者に輪廻転生したオズマの子供は二人とも銀の眼を持っているようである。
マリーアから力の制御方法を学ぶルビー
“Alone in the Woods”では、ブレイク・ベラドンナがアパシーに殺されかけたのを見て、パニックになったルビーが一瞬の閃光を放ち、アパシーの力を断ち切りブレイクの逃亡を手助けしている。アパシーによる再襲撃に備えて体を休めている時にマリーアがルビーの眼の色を知り、自分を愛してくれる人たちのことや、その人たちを自分がどう感じているのかを考えることに集中しなければならない、とルビーに助言する。
その後、ルビーは再び銀の眼の力を発動し、よりうまく、より強く力を発揮する。その結果、アパシーの大群は蒸発し、仲間たち全員が呆然とする。農場から脱出した一行は、マリーアから、自分にもトックに奪われる前にはそのような眼があったことを聞き、その話をしながらアーガスへと向かう。
“Dead End”では、マリーアがルビーに、眼の力の源が生命の保護であることや、ジンに見せられた歴史にもとづく眼の起源に関する新説など、銀の眼について知っていることを教える。さらに、眼の光を悪を滅ぼすための手段と考えるのではなく、むしろレムナントの人々を守るための手段として考えるように言う。
“Our Way”でルビーは、アーガスに迫るリヴァイアサンに眼の力を使うことを決める。彼女は大切に思う人たちに思いを巡らせ、記憶を呼び覚ます。最初はピュラとペニーの死を思い出して失敗したが、母親との幸せな思い出に集中することで力の発動を成功させる。ただ、一度はリヴァイアサンを石化させたものの、コロッサスがとどめを刺す前にリヴァイアサンは頭部の石化を打ち砕いた。
“Gravity”において、セイラムはサマーと邂逅したことをルビーたちに明かした。そのことが引き金となりルビーの感情は乱れ、感情によって発動する銀の眼は制御不能なほどに明滅した。
“The Enemy of Trust”では、ウィンター・シュニーやペニーと戦っている最中のシンダーに遭遇したルビーが、眼の力をほぼ一瞬で発動させた。この時のシンダーは傷つけられる前に逃げたためか、眼の力は大きな影響を与えなかった。
“Dark”では、セイラムの実験体のひとつであるザ・ハウンドが、新しい冬の乙女であるペニーを回収するために派遣された。ザ・ハウンドが気絶したペニーを連れ去ろうとするのを見たルビーはなんとか反応し、力を発動させてザ・ハウンドの撤退を防いだ。しかしザ・ハウンドはルビーのその攻撃から立ち上がり、そして彼がファウナスとグリムのハイブリッドであるだけでなく、彼自身も銀の眼を持っていることが明らかになった。
"The Parfait Predicament"では、ルビーが母親の顔が映った斧銃を見た。母親の眼が銀色に輝き、直後にルビーは夢から覚めた。
RWBY 氷雪帝国[]
銀の眼の力は悪夢の中でも使用することができた。"Light in Shadows"でルビーは、無意識ではあったが初めてこの力を発揮し、ナイトメアを弱体化させた。しかし、彼女は自分の行動を覚えておらず、頭痛を経験することもなかった。
Justice League x RWBY: Super Heroes and Huntsmen, Part One[]
ルビーがワイバーンを倒した方法を思い出そうとして、銀の眼の力で凍らせたことを思い出す。しかしシミュレーションのグリムでは、本来の世界のグリムのように感じられないため、彼女の力は発揮されない。シミュレーションの中のグリムはただのデジタル・ホログラムであるため、彼女は力を使えないことが示されている。
銀の眼を持つとされる者[]
起源
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故人
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トリビア[]
- 銀の眼には虹彩に小さな白い線があり、他の色の眼にはない特徴である。この表現の違いは、銀色の眼と灰色の眼を見分けるのに役立つ。
- Volume 2のオープニングでは、ルビーの目が強調されており、銀の眼の戦士たちの存在が明らかになる前兆となっている。
- Miles Lunaによると、クリエイターたち自身はこの戦士の血統に特別な名前を与えておらず、たんに『Silver-Eyed Warriors(銀の眼の戦士)』と呼んでいた。しかし彼は、質問の場で冗談っぽく『Sparkly Dazzlers(キラキラした目眩まし)』と言った[4]。
- “Dark”において、銀の眼の戦士が人間だけでなく、ファウナスにもいることが明らかになった。
参考文献・脚注[]
- ↑ RWBY Rewind 2: Justifying Jaune's Anger (at 26:25)
- ↑ RWBY: Fairy Tales of Remnant Preview
- ↑ Volume 5 Directors Commentary Chapter 8
- ↑ RWBY Rewind 2: Justifying Jaune's Anger (at 33:00)










