色の命名規則(Color Naming Rule)とは、RWBYの世界において、登場人物の名付け方を定義したガイドラインである。この規則は、シリーズの生みの親であるMonty Oumが、ファンが創作するオリジナル・キャラクターの名前を決める際の指針として最初公開したものである[2]。公式キャラクターはほぼこの規則に従っている。
規則では、RWBYに登場するキャラクターの名前は、以下の要件のうち、少なくとも1つを満たさなければならないとされている。
- 色そのもの
- 色のような響き
- 色を意味する
- 色を想起させる
名前は、いくつかの要件を組み合わせながらこの規則に従っている。例えば、色を意味する言葉のように聞こえたり、色を連想させるものを意味する言葉のように聞こえたりさせている。
規則は名前や名字、あるいは名前と名字の組み合わせにさえ適用される。
登場人物は通常、その名前と同じ特徴(服や髪・目の色)を持っているが、必ずしも成り立つとは限らない。
さらに、すべてのチーム名は、上記の基準を満たした名前や名字の頭文字を使って、さらに上記の基準を満たした4文字の名前にしなければならない。
背景[]
レムナントにおいて、この規則が正当化されている理由が、“Field Trip”でオズピン教授によって語られている。
大戦中、ある勢力があらゆる自己表現を抑圧する目的の一部として芸術を破壊した。この暴虐に反抗した人々は、芸術の核となる要素である「色」にちなんだ名前を自分の子供につけ始めた。これは、自分たちも次の世代も、そのような抑圧に屈しないということを象徴的に示している。後者の勢力が最終的に勝利をおさめたが、色にちなんだ名前を子供につけるという伝統は現在も続いている。
解釈・推測[]
一部の例外を除いて、すべての登場人物は色の命名規則に従っている。しかし特定の登場人物の名前がどのように色を示唆しているのか、必ずしも明確ではない。このリストは、すぐにはわからない場合に、意図された関連性を推測しようとするものである。
このリストでは、作品のほとんどの登場人物をチーム別または関連別に分類している。ほぼすべてのチーム名が、色そのものである、色のような響きがする、色を意味する、あるいは色を連想させる単語の頭字語からなる4文字で綴られる名前である。
チームRWBY[]
チーム名であるルビー(RWBY)は、「赤い色調」を連想させる宝石の"Ruby"と同じ響きである。RWBYの最初に公開された4つのトレーラーである“Red”、“White”、“Black”、“Yellow”は、いずれもチーム名の由来となったメンバー1人1人に対応しているテーマ・カラーである。また"Red Like Roses"という曲の歌詞では、チームRWBYの4人のメンバーのことをそれぞれのテーマ・カラーで表現している。
- ルビー・ローズ(Ruby Rose) ― "Ruby"は「赤い色調」を連想させる宝石のルビーを意味する。また"Rose"は、彼女のテーマ音楽"Red Like Roses"の中で「バラのような赤」と歌われているように、赤い品種が多いことで知られ赤を連想させる花のことである。またルビーは、おとぎ話の登場人物である『赤ずきん("Little Red Riding Hood")』を強く暗示している。彼女の初登場は“"Red" Trailer”である。
- ワイス・シュニー(Weiss Schnee) ― "Weiss"あるいは"weiß"はドイツ語で「白」を意味し、"Schnee"は「雪」を意味する単語である。ワイスは、おとぎ話の登場人物である『白雪姫("Schneewittchen")』を暗示している。彼女の初登場は“"White" Trailer”である。
- ブレイク・ベラドンナ(Blake Belladonna) ― "Blake"は古英語で「黒」そのものを意味し、"Belladonnna"は非常に有毒な実で知られる植物で、暗紫色から黒色の色をしている。彼女の初登場は“"Black" Trailer”である。
- ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long) ― "Yang(阳)"は中国語で「太陽」を意味し、「黄色」あるいは「金色」を連想させる。金色の髪を持つヤンは、おとぎ話『ゴルディロックスと3匹のくま("Goldilocks and the Three Bears")』の登場人物であるゴルディロックスを暗示している。ゴルディロックス(Goldilocks)は「金の髪」という意味で、"Gold(金)"と"Lock(髪)"から構成されている。彼女の初登場は“"Yellow" Trailer”である。
チームJNPR[]
チーム名であるジュニパー(RJNP)は、ジュニパーベリーとして有名な「青い」実をつけ、秋には鮮やかな黄色に染まることで知られる針葉樹「ジュニパー(Juniper)」と同じ響きである。
- ジョーン・アーク(Jaune Arc) ― "Jaune"はフランス語で「黄色」を意味する単語そのものである。また"Arc"はフランス語で「弓」を意味するが、「虹」を意味する "arc-en-ciel(アルカンシェル)"から取られている可能性もある。そのためか、彼の持ち物、特に盾には虹のエンブレムが描かれている[3]。
- ノーラ・ヴァルキリー(Nora Valkyrie) ― 推測になるが、"Nora"は、アキレギアの一種である鮮やかな「ピンク色」をした花「ノーラ・バーロー・コロンバイン(Nora Barlow Columbine)」にちなんで名付けられたのかもしれない。RWBYのグッズでは、彼女のエンブレムがよく「ピンク色」になっている。
- ピュラ・ニコス(Pyrrha Nikos) ― "Pyrrha"はギリシャ語で「赤い髪の女」を意味し、「炎色の」を意味する形容詞"pyrrhos(πυρός)"に由来する。Montyは、ピュラの髪の毛から名付けたとも述べている[4]。
- ライ・レン(Lie Ren) ― 推測になるが、"Ren"は、鮮やかな「ピンク色」の花と「緑色」の葉で知られる植物である「蓮」の、日本語の音読みである「レン」にちなんで名付けられたのかもしれない。レンの衣装はこの配色をモチーフにしたもので、RWBYのグッズではレンのエンブレムが「ピンク色」になっていることが多い。
チームCRDL[]
チーム名であるカーディナル(CRDL)は、「赤い色調」の鳥の一種「カーディナル(Cardinal)」と同じ響きで、そのオスは鮮やかな赤色の羽を持つ。
- カーディン・ウィンチェスター(Cardin Winchester) ― "Cardin"は"Cardinal"を名詞化したものと考えられる。"Cardinal"とは「赤い色調」そのものであり、また豊かな赤の羽毛を持つ鳥の一種と共通の言葉でもある。
- ラッセル・スラッシュ(Russel Thrush) ― "Russel"は、古フランス語の"Russeul"から派生した「赤」を含意する名前である。また白ワイン用のブドウ品種であるリースリングは、最古の資料では"Rüssling"という言葉で記されている。"Thrush"は鳥のツグミのことで、ほとんどの種は灰色か茶色をしている。
- ダブ・ブロンズウィング(Dove Bronzewing) ― "Bronze"は「赤銅色」そのもので、由来は金属合金の「青銅」とその色のことである。"Dove"は鳩を意味し、推測になるが新約聖書において純白の鳩として有名である。また鳩の中には「赤銅色」の羽をもつ"Bronzewing pigeon"という種類もいる。
- スカイ・ラーク(Sky Lark) ― "Sky"は昼間の空の青さを連想させ、スカイ・ブルーと呼ばれる「青の色調」もある。推測になるが、"Skylark"はヒバリという茶色の体を持つ鳥の一種を意味している。
チームCFVY[]
チーム名であるコーヒー(CFVY)は、「茶色」が特徴的な飲料である"Coffee"と同じ響きである。
- ココ・アデル(Coco Adel) ― 推測になるが、"Coco"は"Cocoa(ココア)"から名付けられた可能性がある。カカオの実は様々な色をしているが、焙煎後のカカオ豆やココアパウダーは「茶色」であり、多くは後者を連想する。
- フォックス・アリステア(Fox Alistair) ― 推測になるが、"Fox"は肉食の獣である狐であり、その毛皮である「赤褐色」や「赤橙色」を連想させる。
- ヴェルヴェット・スカーラティーナ(Velvet Scarlatina) ― "Scarlatina"は、熱と「赤い」発疹が特徴の急性伝染病「猩紅熱」を意味する。また「赤の色調」である"Scarlat"に由来する。推測であるが、"Velvet"は、アメリカで定番のお菓子レッド・ヴェルヴェット・ケーキ(Red Velvet Cake)を暗示しており、そこから「茶色」が連想される。
- ヤツハシ・ダイチ(Yatsuhashi Daichi) ― 推測であるが、"Yatsuhashi"は日本のお菓子八ツ橋のローマ字表記をそのまま使ったもので、「茶色」が連想される。また"Daichi"は日本語の「大地」のローマ字表記を使ったもので、「土」や「地面」を意味し、やはり「茶色」が連想される。
チームSSSN[]
チーム名であるサン(SSSN)は、太陽(Sun)と同じ響きであり、「黄色」い星である。
- サン・ウーコン(Sun Wukong) ― "Sun"は太陽を意味し、通常「黄色」を連想させる。サンの名前の由来(孫悟空)は、しばしば金色に関連していたり、金色を連想させるものであある。
- スカーレット・デイビッド(Scarlet David) ― "Scarlet"は「赤に橙をわずかに加えた色調」そのものである。
- セージ・アヤナ(Sage Ayana) ― "Sage"は香草のセージのことであり、その葉は乾燥させると「セージ」や「セージグリーン」として知られる「茶緑色」そのものになる。
- ネプチューン・ヴァシリアス(Neptune Vasilias) ― 推測になるが、"Neptune"は太陽系の巨大氷惑星である海王星を意味し、「深青色」に見える。また海王星の名前の由来となったローマ神話の海の神ネプチューンの名前であり、海の「青さ」を連想させる。
ペニーのチーム[]
チーム名もその発音も不明。
- ペニー・ポレンディーナ(Penny Polendina) ― "Penny"は、銅でコーティングされたペニー銅貨を連想させ、「銅の色」が頭に浮かぶ。また使い古されて酸化した銅の緑青の「緑色」も連想される。"Polendina"は、『ピノッキオの冒険』の主人公であるピノッキオを作り出したゼペットの「黄色い」カツラが、原作ではコーンミールを使った料理のポレンタ("polenta")に似ていることから付けられたあだ名である。
- シエル・ソレイユ(Ciel Soleil) ― 推測になるが、"Ciel"はフランス語で「空」や「天」を意味し、前者は「青」を、後者は「白」を連想させる。"Soleil"はフランス語で「太陽」を意味し、一般的には「黄色」を連想させる。
チームSTRQ[]
チーム名であるスターク(STRQ)は、"stark white"を連想させ、その意味は「真っ白」である。
- サマー・ローズ(Summer Rose) ― "Rose"はバラの花を意味し、白い品種もあるが一般的には「赤色」を連想させる。そして"Summer"は夏を意味し、「白」や「黄」、「青」、「緑」が思い浮かぶ季節である。
- タイヤン・シャオロン(Taiyang Xiao Long) ― 娘のヤンと同様、"Tai Yang" (太阳)は「太陽」を意味し、「黄色」を連想させる。
- レイヴン・ブランウェン(Raven Branwen) ― "Raven"はワタリガラスを意味し、「黒い」羽で知られる鳥である。"Branwen"はウェールズ語で「祝福された白いカラス」という意味で、彼女のファーストネームと一致している。
- クロウ・ブランウェン(Qrow Branwen) ― "Qrow"は、「黒い」羽のカラスを意味する"Crow"と同じ響きの言葉である。"Branwen"はウェールズ語で「祝福された白いカラス」という意味で、彼のファーストネームと一致している。
チームABRN[]
チーム名であるアーバン(ABRN)は、「赤茶色」を意味する"Auburn"と同じ響きで、特に髪の毛色を指すことが多い。
- アルスラーン・アルタン(Arslan Altan) ― "Altan"はトルコ語で「赤い夜明け」、モンゴル語で「黄金」を意味する。推測になるが、"Arslan"は、トルコ語で「ライオン」を意味する"Aslan"という言葉に似ている。ライオンはネコ科の動物で、薄い「黄色」の毛皮を持っている。
- ボリン・オーリ(Bolin Hori) ― "Hori"はバスク語で大体「黄色」と訳される単語である。"Bolin"は、"bo"(農場)+"-lin"(スウェーデンの姓の接尾辞)から構成された装飾的な姓である。
- リース・クロリス(Reese Chloris) ― "Chloris"は、ギリシャ語で「緑」を意味する"chloros(χλωρός)"に由来し、特に若さと活力に関係している。推測になるが、"Reese"は古英語で「燃えるような、熱烈な」という意味の名前で、燃えるような暖かい色を連想させる。
- ナディール・シコ(Nadir Shiko) ― 推測になるが、"Nadir Shiko"を一息で言うと日本語のナデシコのように聞こえ、その花は「ピンク色」である。
チームBRNZ[]
チーム名であるブロンズ(BRNZ)は、「赤銅色」の金属合金である「青銅」を意味する"Bronez"と同じ響きである。
- ブロンズ・ニー(Brawnz Ni) ― "Brawnz"は、「赤銅色」の金属合金である「青銅」を意味する"Bronez"に似た響きをしている。Miles LunaとKerry Shawcross は、彼が『Fairly OddParents』のキャラクターである"Bronze Kneecap"を特に暗示しているとも述べている[5]。
- ロイ・スタリオン(Roy Stallion) ― 推測になるが、"Stallion"とは「成体の牡馬」を意味し、多くは「茶色」の毛並みで描かれている。また"Roy"という名前は、古ゲール語で「赤」そのものを意味する言葉と関係があると信じられている。
- ノーラン・ポーフィリオ(Nolan Porfirio) ― "Porfirio"は、「紫をまとった」という意味のギリシャ語"Porphyry(Πορφύριος)"に由来する。
- メイ・ツィートン(May Zedong) ― MilesとKerryは、"Zedong"が「紫」のキノコにちなんでいると言っている[6]。
チームNDGO[]
チーム名であるインディゴ(NDGO)は、「藍色」そのものを意味する"Indigo"と同じ響きである。
- ネビュラ・ヴィオレッテ(Nebula Violette) ― "Violette"はフランス語で花の「スミレ属」を意味し、「菫色」を連想させる。その男性名詞である"Violet"は「紫色」そのものである。推測になるが、"Nebulae"は「星雲」を意味し、「深紫」に見えることなどがある。
- デュー・ゲイル(Dew Gayl) ― 推測になるが、"Dew"は「霧」を意味し、霧は一般的に「緑色」の草原や牧草地で発生する。
- グウェン・ダーシー(Gwen Darcy) ― "Gwen"はウェールズ語で「白」そのものや「聖」を意味する単語である。"Darcy"はアイルランド語で、「暗い人」という意味である。
- オクタヴィア・エンバー(Octavia Ember) ― "Ember"は小さな炎やくすぶっている木片のことを意味し、「赤橙色」を連想させる。推測になるが、"Octavia"は、ラズベリーの一種ヨーロッパキイチゴの品種名である。熟したラズベリーの実の多くは「赤紫色」や「赤色」である。
チームFNKI[]
チーム名であるファンキー(Funky)は、推測になるが、ディスコ・ミュージックに関連した様々な色を連想させる可能性がある。
- フリント・コール(Flynt Coal) ― 推測になるが、"Flynt"は、燧石を意味する"Flint"と同じ響きで、「灰色」を連想させる。"Coal"は「石炭」や「木炭」、「燃えさし」を意味し、「黒」や「灰色」を連想させる。
- ネオン・カット(Neon Katt) ― 推測になるが、"Neon"は、化学元素の一種で元素記号"Ne"のガスであるネオン(neon)を連想させ、また綴りも響きも同じである。ネオンガスを真空管に封入すると「赤色」に発光するネオン管にできる。またネオン管を使ったネオンサイン(単にネオンとも)からは、鮮やかに発光する様々な色が連想される。
- コバルト(Kobalt) ― "Kobalt"は、化学元素の一種で元素記号"Co"、「銀白色」に輝く金属である"Cobalt"と同じ響きである。また、コバルト化合物の顔料として有名なコバルト青の色である「コバルト・ブルー」を連想させる。
- アイヴォリー(Ivori) ― "Ivori"は、動物の牙や歯や、その色である「象牙色」を意味する"Ivory"と同じ響きである。
ホワイト・ファング[]
- アダム・トーラス(Adam Taurus) ― 推測になるが、"āḏām"はセム語の三子音語根の"אָדָם"(m-d-ʾ(≒a))と結びついており、"אָדָם"に母音を加えることで「赤」を連想させる単語になる。男性名詞としての"adam"は「男」、「人類」を意味し、また「地面」や「土」、「粘土」を意味する"adamah"の男性形でもある。「赤」を意味する"adom"や「赤みがかった」を意味する"admoni"、「血」を意味する"dam"などの単語と関連がある。
- シエナ・カーン(Sienna Khan) ― "Sienna"は、「黄褐色」と「赤褐色」を表す「シエナ色」そのものである。
- イリア・アミトラ(Ilia Amitola) ― "Amitola"はスー族の言葉で「虹」[7]を意味すると言われている。推測になるが、"Ilia"は、"the lesser purple emperor"(コムラサキの皇帝)とも呼ばれる蝶の一種"Apatura ilia"に由来していると考えられ、「紫」を連想させる。
ベラドンナ家[]
- ギラ・ベラドンナ(Ghira Belladonna) ― 娘であるブレイクと同じように、彼の名字である"Belladonna"は、「紫」から「黒」に色づく、信じられないほど有毒な実で知られる植物である。
- カーリー・ベラドンナ(Kali Belladonna) ― "Kali"はヒンディー語で「黒」そのものである。
シュニー家[]
- ジャック・シュニー(Jacques Schnee) ― 他の家族同様、ファミリーネームの"Schnee"はドイツ語で「雪」を意味する。推測になるが、彼の旧姓"Gelé"はフランス語で「霜」を意味する。
- ウィロウ・シュニー(Willow Schnee) ― "Willow"は「柳」を意味し、「緑色」や「灰色」を連想させます。"Schnee"はドイツ語で「雪」を意味する。
- ウィットリー・シュニー(Whitley Schnee) ― "Whitley"は、"white(「白」)"と、「開拓地」や「牧草地」、「野原」などの意味をもつ"lea(草原)"という単語から構成される古英語で、「白い草原」という意味の男性につける名前である。
シンダー派閥[]
- エメラルド・サストライ(Emerald Sustrai) ― "Emerald"は、「緑の色調」を連想させる宝石である緑柱石を意味する。推測になるが、"Sustrai"はバスク語で「根」を意味し、「茶色」を連想させる。
- マーキュリー・ブラック(Mercury Black) ― "Black"は「黒色」そのものである。"Mercury"は化学元素の一種で、元素記号"Hg"、常温で液体の重金属として知られる「水銀」を意味し、「銀色」を連想させる。
- ローマン・トーチウィック(Roman Torchwick) ― 推測になるが、ローマンの名前である"Roman"と彼の武器は、花火として有名なローマン・キャンドルに関連している可能性があり、さまざまな「炎」の色を連想させる。また"Torch"は「松明」を、"Wick"は「ろうそくの芯」を意味し、「炎」とろうそくを連想させる。
- ニオポリタン(Neopolitan) ― "Neopolitan"は、「ピンク色」のストロベリーと「茶色」のチョコレート、「白色」のバニラを組み合わせたアイスクリームのフレーバーであるナポリタン・アイスクリーム(Neapolitan ice cream)が由来である。彼女の目はこの3色を切り替えられるようになっており、髪型や服装もこの配色になっている。
セイラム陣営[]
- セイラム(Salem) ― セイラムは何千年も前から存在しているため、この色の命名規則に従っていないと考えられるが、彼女の名前は2つの色に由来している。"Salem"は「深緑色」、"Salem Blue"は非常に「淡青色」そのものである。また"Salem"は、「淡青色」の花を咲かせるローズマリーの一品種でもある。
- アーサー・ワッツ(Arthur Watts) ― 推測になるが、"Watt"は電力や仕事率を表す単位で、電気は「黄色」を連想させる。
- ティリアン・キャロウズ(Tyrian Callows) ― 推測になるが、"Tyrian"は、貝紫色("Tyrian purple")に由来していると考えられ、巻貝から得られる古代の「真紅」や「紫」の染料として有名である。
- シンダー・フォール(Cinder Fall) ― "Fall"は主にアメリカで使われる「秋」を意味する単語であり、「紅葉」や「黄葉」の季節である。また、"Cinder"は、は「消し炭」を意味し、「炎」や「灰」を連想させる。
- ヘイゼル・ライナート(Hazel Rainart) ― "Hazel"は「ハシバミ属」を意味し、その実であるヘーゼルナッツの色から「ヘーゼル」と呼ばれる「緑と灰色の混ざった明るい茶色」と定義された色そのものを意味する。
ビーコン職員[]
- グリンダ・グッドウィッチ(Glynda Goodwitch) ― 推測になるが、"Glynda"は、『オズの魔法使い』に登場する南の良い魔女グリンダ("Glenda the Good Witch")にちなんだもので、「ピンク」(1939年の映画)と「白」(原作の小説)がイメージカラーとなっている。
- ピーター・ポート(Peter Port) ― 推測になるが、"Peter"は、「石」を意味するギリシャ語の"Πέτρος(Petrus)"に由来している。"Port"は、一般的に「赤い色調」を持つポートワインを指すことがあります。
- バーソロミュー・ウーブレック(Bartholomew Oobleck) ― ドクター・スースの絵本『バーソロミューとウーブレック』では、ウーブレックは「緑色」の粘り気のある物質です。
ジュニアのクラブ[]
- ヘイ・"ジュニア"・ション(Hei "Junior" Xiong) ― "Hei"(黑)は中国語で「黒」そのものである。
- メラニー・マラカイト(Melanie Malachite) ― "Melanie"は、ギリシャ語で「黒」そのものを意味する"μελανία"に由来する言葉であり。"Malachite"は「緑の色調」の鉱物である「孔雀石」を意味し、その由来は「アオイ科の緑色をしている石」を意味する"molochitis lithos(Μολοχίτης λίθος)"である。彼女の目は「緑色」をしている。
- ミルシャ・マラカイト(Miltiades Malachite) ― "Miltiades"は「赤い大地」を意味するギリシャ語の"Μιλτιάδης"に由来する。姉と同じく、名字にふさわしい「緑色」の目をしています。
アトラス軍[]
- ジェームズ・アイアンウッド(James Ironwood) ― "Iron"は、化学元素の一種で元素記号"Fe"の「鉄」を意味し、「銀色」に輝く。"Ironwood"とは、その硬さで知られる多くの木材の通称である(その木材を産出する木を指す場合もあるし、そうでない場合もある)。
- ウィンター・シュニー(Winter Schnee) ― "Winter"は、「白い」雪で知られる季節である。"Schnee"はドイツ語で「雪」を意味する。
- クローバー・エビ(Clover Ebi) ― "Clover"は「緑」の葉を持つ植物である。また"Ebi"は日本語のエビのローマ字表記であり、「葡萄色」を連想するかもしれない。
- ヴァイン・ゼキ(Vine Zeki) ― "Vine"とは、地面に沿って登ったり這ったりする「蔓性植物」を意味し、「緑」や「茶色」を連想させる。また「ブドウ」も意味し、「紫」や「白」を連想させる。
- エルム・エダーネ(Elm Ederne) ― "Elm"は樹木の「楡」を意味し、「緑」や「茶色」を連想させる。
- マロウ・アミン(Marrow Amin) ― "Marrow"は骨の内部にできる骨髄を意味し、骨を調理した時に骨髄がよく「茶色」に変色する。推測になるが、"Marrow"は、「緑色」や「白」、「黄色」の皮に覆われたペポカボチャの成熟した実のことでもある。
- ハリエット・ブリー(Harriet Bree) ― "Harriet"は「囲炉裏の番人」という意味であり、「金色」や「茶色」が連想される。推測になるが、"Bree"は「白」かびチーズの一種である"Brie"をもじった可能性もある。
ハッピー・ハントレス[]
- ロビン・ヒル(Robyn Hill) ― "Robyn"は、「赤橙色」の胸の羽毛と鮮やかな「青色」の卵で知られる鳥の一種である"Robin"の文字を変化させた言葉である。"Hill"は、草などの植物に覆われていることの多い「丘」を意味し、「緑色」を連想させる。憶測になるが、"Robin"は"Robert"の愛称でもあり、「鮮やか」という意味がある。
- フィオナ・タイム(Fiona Thyme) ― "Fiona"という名前は、ゲール語で「白い」「公平な」を意味する"Fionn"のラテン語化したもの、またはアイルランド語で"Vine"(ヴァイン・ゼキ参照)に由来する"Fíona"の英語化したものと考えられる。"Thyme"は春に生育する「緑色」のハーブである。
- ジョアンナ・グリーンリーフ(Joanna Greenleaf) ― "Joanna"という名前は「神は恵み深い」という意味で、「白」と「金色」を連想させる。"Greenleaf"は「緑葉」の意味である。
- メイ・マリーゴールド(May Marigold) ― "May"は、"May blossom"という通称をもつサンザシのことであり、「白」や「緑」、「赤」を連想させる。"Marigold"は「黄橙色」の花である。
その他・マイナーキャラクター[]
- クライン・ジーベン(Klein Sieben) ― 推測になるが、"Klein"は、フランスの芸術家イヴ・クライン("Yves Klein")が考案した色、「インターナショナル・クライン・ブルー」に由来する可能性がある。
- レオナルド・ライオンハート(Leonardo Lionheart) ― "Leonardo"はイタリア語で「勇敢なライオン」を意味し、「橙色」と「茶色」を連想させる。また"Lionheart"は同じ意味合いをより直接的に暗示している。
- タクソン(Tukson) ― "Tukson"は、スペイン語で「黒い盤」を意味する"Tucson"に由来すると思われる[8]。
- アンバー(Amber) ― "Amber"は、樹木が生成する樹脂が化石化した宝石である琥珀を意味する。見た目から、その名前自体が一般的な色となっており、「琥珀色」として定義されている。
- シリル・イアン(Cyril Ian) ― "Cyril Ian"を一気に言うと"cerulean"のように聞こえ[9]、その色は鮮やかな「青」である「セルリアンブルー("cerulean blue")」を連想させる。
- リサ・ラベンダー(Lisa Lavender) ― "Lavender"は、「薄紫色」の花を咲かせるラベンダーを意味し、その花の色から「ラベンダー色」が定義されている。
- ラグーン(Lagune) ― 推測になるが、"Lagune"は"Lagoon"に由来しており、その意味は「浅い水域」であり、「青」を連想させる。
- サンベリーナ・ピーチ(Thumbelina Peach) ― "Peach"は、「ピンク色」や「オレンジ色」の果肉を持つ果物である。
- ペリー(Perry) ― 推測になるが、"Perry"は洋梨を発酵させた果実酒の名前であり、「緑色」や「黄色」を連想させる。
- スプルース・ウィリス(Spruce Willis) ― "Spruce"は、針葉樹であるトウヒ属を意味し、「緑色」の葉と「白色」の幹が特徴的である。
- マーカス・ブラック(Marcus Black) ― 息子であるマーキュリー同様、ファミリーネームが「黒」そのものである。
- ヘンリー・マリーゴールド(Henry Marigold) ― "Marigold"は「黄橙色」の花である。
- オスカー・パイン(Oscar Pine) ― 推測になるが、"Oscar"は、スズキ目シクリッド科の魚である「アストロノータス」の英名であり、「黄色」や「茶色」の他にも様々な色がある。また"Oscar Gold"はオスカー像の色をベースにした色である。"Pine"は常緑樹である「マツ属」の一種を意味し、「緑色」を連想させる。
- メルロー(Merlot) ― "Merlot"は赤ワイン用ぶどうの品種であり、「赤」や「赤紫」を連想させる。
- シェイ・D・マン(Shay D. Mann) ― "Shay D."とは、「日陰になった」を意味する"Shady"のことであり、薄暗い「黒」を連想させる。
- ピエトロ・ポレンディーナ(Pietro Polendina) ― "Pietro"は、ラテン語で「石」を意味する"Petros"に由来し、「灰色」や「茶色」を連想させる。"Polendina"は、『ピノッキオの冒険』の主人公を作り出したゼペットの「黄色い」カツラが、原作ではトウモロコシの粉を煮た料理のポレンタ("Polenta")に似ていることから付けられたあだ名である。
- フォレスト(Forest) ― "Forest"は「森」を意味し、「緑」や「茶色」、「赤」、「黄色」などを連想させる。
トリビア[]
- 興味深いことに、オズピンはMontyによって色の命名規則に「従わない」唯一のキャラクターと明言されており、そのように公式に確認されている唯一のキャラクターである。Montyはこれを謎めいた「理由」に帰するとしている。その「理由」は、“Unforeseen Complications”の中で、オズピンが数千年生きていることが明らかになったことでわかった。この主張にかかわらず、オズピンは、緑色が連想されるオズの魔法使いを暗示している。この色はオズピンの衣装や彼の濃緑色のオーラに顕著に表れている。
- オズピンの名前が規則に従わなかった「理由」は、彼の最初の名前であるオズマや愛称であるオズが。そもそも『オズの魔法使い』を暗示していたからかもしれない。
- 武器や場所にも色の命名規則は適用されないようである。また、ツヴァイの名前は色を参考にしていないことから、ペットの動物にも色の命名規則は適用されないようである。
- “The Next Step”で、レンとノーラがチームRNJRをチームJNRRと呼ぶかどうかを議論している際に、レンが「JNRRは色を参考にしていない」と発言し、色の命名規則が言及されている。
- エース部隊がチームカラーを持たず、標準的な4人組チームの慣習を無視しているのは意図的な選択であり、アイアンウッドがオズピンのルールを気にしないことと彼が効率性を優先することを示すためである[10]。
参考文献・脚注[]
- ↑ ''RWBY'' DC Comic #1
- ↑ 2.0 2.1 Monty Oum's Twitter
- ↑ Volume 1 Directors Commentary "Jaunedice"
- ↑ Monty Oum's Twitter
- ↑ Afterbuzz TV
- ↑ Afterbuzz TV
- ↑ 20000-Names.com
- ↑ Volume 2 Directors Commentary "Best Day Ever"
- ↑ Volume 1 Directors Commentary "Ruby Rose"
- ↑ RWBY Volume 7 Director's Commentary – Chapter 3