知識のレリック(Relic of Knowledge)は光の神によって創られた4つのレリックの内のひとつである[1]。知識のレリックはジンを召喚する力を持ち、彼女は100年ごとに3つの質問に答えることができる。一般的にはランプと呼ばれるものである。
描写[]
通常のサイズ
小さいサイズ
知識のレリックは、中央の青い丸底フラスコのようなものを黄金で装飾したランプの形をしている。使用者によって大きさは変えられるが、その比率までは変えられない。
知識のレリックは、近くにいるグリムを惹きつけてしまう。
効力[]
知識のレリックにはジンを召喚する能力があり、彼女は100年ごとに3つの質問に答えることができる。これらの質問は、未来に関係しないことならば、どんなことでもかまわない。また使用した際に、ジンと使用者の周囲の時間が止まる。
他のレリックと一緒にすると、兄弟神を召喚することができる。
| 使用者 | エピソード | 質問 | 答え |
|---|---|---|---|
| オズマ | “The Lost Fable” |
| |
| ルビー・ローズ | “Uncovered” |
|
|
| シンダー・フォール | “Worthy” |
|
|
歴史[]
創造[]
レムナントを兄弟神が去る前に、光の神が兄弟神を再びレムナントに召喚する手段として創造した。レリックは、人間性を構成する4つの資質を具現化したものである。
ヘイヴンへの秘匿[]
RWBY本編の開始前に、セイラムを滅ぼす方法を尋ねるためにオズマはこのレリックを使用したが、できないとだけ言われてしまう。結局オズマによってヘイヴン・アカデミーの地下にあるヘイヴン封印の間に秘匿された。それは、ヘイヴンの戦いでセイラムの配下に奪われそうになるまで続いた。
アニマ縦断の旅[]
ヘイヴンの戦いの後、ルビーたちは2週間にわたってミストラルのアパートにレリックを保管していた。そこでオズピンは知識のレリックの特性を説明し、レリックが答えられる質問はすべて使い切ったと主張した。一行は安全で、セイラムから守ってくれるだろうアトラスにレリックをは運ぶことを計画し、アーガス特別急行に乗って貿易港のあるアーガスへ向かい、ミストラル王国からアトラス王国に行くことにする。しかし列車がグリムの襲撃を受け、オズピンはグリムがレリックに惹かれていることを明かさざるを得なくなった。結果として、列車は脱線してしまった。
起動するランプ
グリムによる襲撃までの移動中、レリックはオスカーが持っていた。しかし列車が脱線した際に落としてしまい、それをルビーが拾った。レリックをどうしても自分で持っておきたいオズピンはルビーにレリックを渡すよう頼んだが、その行動をオスカー・パインに止められた。そしてオスカーがルビーにジンの覚醒方法を教えた。実際にはレリックの使用回数はあと2回残っており、オズピンはルビーに質問しないでほしいと懇願するが、ルビーはオズピンが自分たちに何を隠しているのかとジンに質問した。 オズピンはルビーに迫ったが、彼女に触れる寸前、ジンはその質問に答えることができる異次元へ彼らをそれぞれ連れて行き、オズピンとセイラムの過去、そして第1世代の人類の歴史についての真実を明らかにした。
その後、ルビーたちはレリックを持ってブランズウィック・ファームに向かった、しかしその地域にはアパシーが巣くっていることを知り、翌朝すぐに立ち去った。ほどなくしてアーガスに到着したルビーたちは、飛行船のマンタを乗っ取って国境封鎖中のアトラスに向かうことを計画した。しかしアダム・トーラスの予期せぬ妨害もあり、マンタを乗っ取ったことがアトラス軍に露見してしまう。そしてルビーたちをアトラスに行かせまいとするアトラス軍士官のキャロライン・コルドヴィンとの戦いに突入し、その最中、再びジンが登場することとなる。
不適切な使用に顔をしかめるジン
ルビーたちとコルドヴィンの搭乗したコロッサスとの戦闘中にアーガスを襲ってきたリヴァイアサンを、ルビーが銀の眼の力を使って倒そうとした。しかし力がうまく発揮できずに危機に陥ったルビーは、自分が知識のレリックを持っていることを思い出す。そして咄嗟にジンを召喚することで時間を止め、時間稼ぎをした。ジンは「知識を求めたわけではないが、この一度だけはそれを許そう。次からは質問無しで妾を呼び出す事は認めん。賢い使い方ではあったがな」と警告して消えた。リヴァイアサン退治で共闘したことが切っ掛けとなり、コルドヴィンはルビーたちを見逃し、ルビーたちは無事にアトラスの国境にたどり着くことができた。
アトラスにて[]
到着したルビーたちはマントルでエース部隊に待ち伏せされ、そこでクローバー・エビに知識のレリックを奪われ、最終的には将軍のジェームズ・アイアンウッドの手に渡った。アイアンウッドとルビーたちとの間で誤解が解けると、彼はルビーにレリックを返した。その後、チームRWBYとJNRは任務でシュニー・ダスト・カンパニー第2鉱山に行くことになったが、その前にルビーは、任務のないオスカーにレリックを渡し、オスカーに預けておくのが安全だと告げた。
ニオポリタンに奪われるランプ
マントル引き揚げ中に、ニオポリタンは知識のレリックを盗む目的でアトラス・アカデミーに潜入し、オスカーを襲う。チームJNRの妨害にもかかわらず、ニオポリタンはランプを持って脱出することに成功し、シンダー・フォールに渡す。2人は飛行船でモンストラに向かい、そこでシンダーはランプをセイラムに献上し、ランプの奪取を自身の功績としたことでニオポリタンを怒らせる。セイラムはランプの起動方法を知るためにザ・ハウンドをオスカーのもとへ送る。ザ・ハウンドがオスカーを拉致して戻ってくると、セイラムはオスカーにランプのパスワードを問い質す。彼が質問は使い切っていると嘘をつくと、彼女はエネルギー・ビームで彼を拷問した後、ヘイゼル・ライナートにオスカーへの対応を任せた。
ジンを見て改心するヘイゼル
ヘイゼルからの拷問を受けながらもオスカーは、セイラムから離反するようにヘイゼルを説得していた。しかしセイラムの真の目的を語ってもヘイゼルはオスカーの言葉を信用しなかった。そこでオスカーは真実を証明するために、ヘイゼルにランプのパスワードを教え、自分で真実を見つけるように提案した。しばらくしてヘイゼルは、オスカーをレリックの保管されている部屋に連れて行き、それを使うように指示した。もし間違ったパスワードをセイラムに伝えればヘイゼル自身に罰が下りてしまうため、その確認をするという体をヘイゼルはとった。その後、部屋に入ってきたエメラルド・サストライは2人が何をしているのか疑問に思うが、オスカーはそれに応えることなくランプを起動させる。ヘイゼルは、ジンに質問するまでもなく、ジンが召喚されたところを見ただけで、オスカーが真実を語っていると確信した。
盗み見をしていたニオポリタン
ヘイゼルはオスカーとセイラムに恐怖を覚えだしたエメラルドをモンストラから連れ出すことを決意する。オスカーが知識のレリックを持って行こうとすると、ヘイゼルは「ランプを動かした瞬間、ここは厳戒態勢に入る」と反論した。ヘイゼルが後で取りに戻ってくることを前提に、彼らはランプを置き去りにして部屋を出た。しかしその部屋での一部始終を、オーバーアクティヴ・イマジネーションを使って身を隠していたニオポリタンに観察されていたことには気づかなかった。
最後の質問[]
知識のレリックが何者かによって持ち去られたため、モンストラ内に侵入者がいることをセイラムは知る。
モンストラから逃げ出そうとする一行を追い詰めたセイラムは、エメラルドを尋問し、ランプをどうしたのかと問い詰める。エメラルドは、知らないと答えまるがセイラムは納得せず、彼女を拷問して真実を聞き出そうとするが、そこにヘイゼルが現れ、セイラムを阻止する。ヘイゼルは、一行の逃亡を確実にするためにセイラムと戦うことになる。
実際にランプを奪ったのはニオポリタンであり、彼女はエメラルドとヘイゼルの離反を利用して自分の逃亡の痕跡を隠し、その逃亡も彼女が自身の目的のためであったことが後に明らかとなった。そしてニオポリタンはランプとそのパスワードを取引材料として、当初の約束通りシンダーにルビーへの復讐を協力させる。
セイラムに手渡されるランプ
シンダーはランプを使ってジンを召喚し、ルビーたちの計画を質問した。そしてアトラスとマントルの市民をヴァキュオに避難させるために、創造のレリックを用いて避難中継地をつくる計画を見せられた。同時にエメラルドの裏切りも知る。避難中継地での戦いの後、シンダーはセイラムのもとに戻り、ランプを渡した。
トリビア[]
Stylish Lamp
- 各王国のシンボルは、それぞれの王国のハンター・アカデミーに秘匿されたレリックに対応しているようである。知識のレリックはランプの形をしており、ランタンを記章としているミストラルにあった。
- ジンがディズニーアニメのランプの精霊をモチーフにしているように、知識のレリックも精霊のランプをモチーフにしている。