ワイバーン、またはグリムドラゴン,[1]は巨大な飛行型のグリム。他のグリムを召喚することが出来る。
"End of the Beginning"でルビー・ローズが力を解放したことでワイバーンはビーコン・タワーの最上部に氷漬けとなった。
外見[]
ワイバーンは大きな赤い羽と2つの足、そして尾を持った巨大なグリムである。羽の赤い皮膜は透過性がある。荒々しい黒の肌を持ち、白い骨のような部位は全身の小さなトゲ、頭部のマスク、胸郭、背中に連なる大きなトゲといった形で表れている。
尾の先端にも骨のような3本のトゲがあり、後脚には大きな爪がある。頭部には大きな角が2本あり、赤い目が6つ付いている。大きな顎は頭部のみならず首まで続いており、咆哮を上げる際はその部分まで大きく開く。
登場シーン[]
ワイバーンはマウンテン・グレン近くの山の中で長く眠っていたようだが、いつからそこに居たのかは分かっていない。"Battle of Beacon"でのグリムのヴェイル侵攻による破壊と混乱と中で、ワイバーンは目覚め山を破壊しながら飛び立った。そのままビーコン・アカデミーに向かって飛行を開始し、さらにその体液のようなものからはグリムを召喚していった。
シンダー・フォールはワイバーンが目覚める事を予見していたようで、マーキュリー・ブラックに対してそれを撮影するよう指示していた。ワイバーンの目覚めによる地響きがヴェイルにも届いたとき、グリンダ・グッドウィッチやオズピンは控えめながらもその存在を知っているかのような反応を見せた。
"Heroes and Monsters"と"End of the Beginning"では、ワイバーンはビーコン・タワーに惹き付けられているように周りを飛び続けていた。塔の最上部へと上がったシンダーはワイバーンに視線を送りつつ、このビーコンこそ新しいホームだと語りかけた。そこに現れたピュラ・ニコスとの戦いの中で、シンダーとワイバーンはビーコン・タワーの最上部を破壊。これによって大陸間通信システムは機能停止となった。その後、シンダーがピュラを殺すところを目撃したルビーは凄まじい力を解放。白い光に包まれたワイバーンは塔の上部に留まった状態で凍り付いてしまった。
凍り付いたワイバーンはそれでも生きており、ビーコンに残っているグリムを惹き付ける存在となった。その巨大な身体はヴェイルからでも確認できる。
技能と能力[]
ワイバーンが戦うところは未だ確認されていないが、巨大な体に似合わぬ飛行能力を持っていることが分かっている。また、最も特筆すべき点は体表から滲み出たタールのような液体から他のグリムを召喚できる能力である。これまでのところ、クリープ、ベオウルフ、アーサの召喚が確認されている。
トリビア[]
- ワイバーンは2本の後脚と、前脚と一体化した羽を持っている。この形態は西洋文化の伝説上のワイバーンと同じである。
- Miles LunaはVolume 3 ディレクターズコメンタリーでこのグリムの事を"Grimm dragon wyvern"(グリム・ドラゴン・ワイバーン)と呼んでいる。[2]
- ワイバーンはコンセプトアーティストのErin Winnによってデザインされた。[3]
- ワイバーンがグリムを生み出すシーンは、グリム誕生の様子を先行公開する意図で作られた。[4]"The Next Step"の冒頭で描かれたベオウルフが誕生するシーンはワイバーンがグリムを召喚した際の様子とよく似ている。
参考[]
- ↑ Grimm Dragon Concept Art
- ↑ Volume 3 Directors Commentary, 2:13:25
- ↑ Erin Winn's Twitter
- ↑ Volume 3 Directors' Commentary Chapter 10