ローデス(Rhodes)は"Midnight"で登場したハンター。幼少期のシンダー・フォールを訓練した。
外見・衣装[]
ローデスは背が高い褐色の肌の男性で、灰がかった黒髪と茶色の目を持っている。紺色のシャツの上にブロンズとネイビー・ブルーのベストを着ており、胸と腕の周りにはストラップが巻かれている。左肩には肩甲が付けられている。
数年の時を経た後は、右目の下辺りに傷痕が見られるようになった。
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人物[]
"Midnight"で見られたように、ローデスは人を思いやる心がある人物であり、特に不当な扱いを受けている者に同情する考えを持っている。そのため、義理の家族から虐待を受けているシンダーを気にかけるようになった。ローデスは義理の家族を殺そうとする彼女を諫めはしたが、彼女の心境を理解していたため、そう考えること自体は責めなかった。ただし、彼はシンダーが置かれた状況について完全に理解していたわけではない[1]。
ローデスは正義感が強く、ハンターとしての信条や使命を強く信じている。したがって、シンダーが虐待に苦しんでいるとはいえ、義理の家族を殺すことは状況を悪化させるだけだと諭し、彼女がより良い人生を歩めるような道を示した。
シンダーを鍛えていた頃のローデスは、彼女と親子のような深い絆を見せており、着実に進歩していく彼女に誇りを持っていたようである。しかし、シンダーに対する義理の家族の虐待については直接対応しようとはせず、彼女がハンターとして自立できるまで7年間耐え続けるよう説得するに留まっている。
ローデスはシンダーに対して同情心や親心を抱いてはいたが、強い倫理観とハンターとしての責任感はそれらを上回っていたため、彼女が継母と継姉を殺してしまった時には、彼女と戦い拘束するという決断を避けることは出来なかった。しかしながら、依然としてシンダーに対する愛情は持っており、彼女がダウンしてオーラが尽きた後はすぐに武器を置き、彼女の状態を確認しに行っている。その結果、シンダーの反撃を受けて命を落とすことになるが、彼女の剣に身を貫かれながらもローデスは彼女の頭を撫で、寂しそうな笑顔を見せた。この事は、彼が最後までシンダーを恨むことはなく、むしろ彼女の今後を案じていたことを示唆している。
技能と力量[]
ローデスは十分な訓練を受けたハンターであり、高い戦闘能力を持っていた。戦いでは主に二刀流を使い、その戦い方を指南できるほどの知識を有している。また、ローデスは拳闘の技術も持ち合わせており、シンダーにパンチやキックの仕方やそれらの防ぎ方を教え、反射神経を鍛えていた。
武器[]
- メイン記事:ローデスの武器
ローデスは、2本のメイスと2本の剣という2種類の武器を使用していた。彼が主に使っていたのはメイスのようで、剣はサブウェポンの扱いだったようである。
ローデスは二刀流とメイスの扱い両方に長けており、メイスを軽々と振り回しつつ、敵の攻撃を防ぎながら素早く打撃を与えることが可能だった。また、メイスにはダストを使用する銃としての機能が組み込まれていた。
彼の二刀流のスタイルは後にシンダーにも受け継がれている。ローデスの死後、彼の武器がどうなったかは分かっていない。
センブランス[]
- メイン記事:メタル・スキン
ローデスのセンブランスであるメタル・スキンは、自分の皮膚を金属に変えることができる。この能力により相手の打撃や斬撃のダメージを防ぐことができる。しかし、この能力は熱に弱くなるという弱点があるようで、シンダーのスコーチング・カレスによる熱攻撃を受けた際にはローデスは苦痛の声を上げている。
トリビア[]
- ローデス(Rhodes)の名前は、奴隷にされていたギリシャの少女がエジプトの王と結婚するという古代の物語「ロードピス」(Rhodopis)に由来していると考えられる。この物語は、紀元前1世紀後半から紀元後1世紀初頭にかけて、ギリシャの歴史家ストラボンによって初めて記録されたもので、シンデレラ・ストーリーの最も古いバリエーションと考えられている。
- また、ロドス島の巨像のことを指している可能性もある。ロドス島の巨像は、同名の都市と島に建てられた、鉄と鋼と青銅でできた巨大な像で、これが彼のセンブランスの基になったと考えられる。
- ローデスはまた、シンデレラのおとぎ話に出てくるフェアリー・ゴッドマザーを暗示している可能性もある。両者は、義理の家族にこき使われる娘を導く擬似的な親のような存在で、最終的に自分を解放するために使うアイテム(シンデレラはガラスの靴、シンダーの場合は剣)を提供するという共通点がある。
- ローデスは、シンデレラの父親を暗示している可能性もある。彼は愛情深い親だが、仕事の関係でシンデレラと長時間離れていなければならず、虐待のひどさを知らないか、それを止めることができないという男性像である。
- ローデス(Rhodes)は英語の名前で、古英語で「更地」を意味する"rod"に由来する。したがって、地面の茶色を連想させる名前である。
- Eddy Rivasは、ローデスにはシンダーを訓練した結果に対して大きな責任があるが、彼はシンダーが置かれた状況について完全には把握していなかったと述べている[1]。
- ローデスの名前とセンブランスは元素のロジウム(Rhodium)にも関連している可能性がある。
- ローデスのセンブランスはKiersi Burkhartが考案したもので、彼女は"Midnight"にてこのセンブランスが採用されたことを喜んでいる[1]。
- Miles Lunaはローデスを見てRed vs BlueのLocusを思い出したと言っているが、この両者には特に関連性は見られない[1]。