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ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long)は本作の主人公の1人である。武器はエンバー・セリカと呼ばれる二重射程散弾籠手(Dual Ranged Shot Gauntlets)。初登場は"Yellow" Trailerで、ヤンがとても幼い時に去った彼女の母親の居場所についての手がかりを探していた。ビーコン・アカデミーでは、ワイス・シュニーブレイク・ベラドンナ、妹のルビー・ローズとともにチームRWBYのメンバーとなった。

外見[]

初期(Volume 1-3)[]

ヤンは色白の肌にライラック色の目を持った若い女性である。特徴的な明るい金髪は毛先に向かうにつれて淡い色になっており、母親と同じように頭頂部には逆毛が伸びている。センブランスを発動したときは目の色が赤くなり、髪も燃えるように輝く。

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トップスは燃えるハートのシンボルの付いた丈の短い黄色のノースリーブの上に、パイピングのしてある茶のベストを重ねている。ベストの袖は黒いカフスになっており、金ボタンが2つあしらわれている。首周りにはオレンジのスカーフを巻いている。

ボトムスは黒のホットパンツの上に白のスカート、更にその上にプリーツ付きのベルトを巻いており、プリーツの部分にはノースリーブについているのと同じ燃えるハートの意匠が付いている。靴は膝丈の革製ブーツで、ソックスは左右で長さの違うオレンジである。左膝の方には灰色のバンダナが巻かれている。両腕には彼女の武器のエンバー・セリカを装着しており、その下に指ぬきの黒いグローブを付けている。

髪は長いブロンドを束ねずそのまま流している。頭頂部にはアホ毛のような逆毛が飛び出ている。肌は白く目はライラック色である。髪は戦闘が激化するにつれ炎をはらむようになり、ヤンの怒りが頂点に達したときは目の色が赤に染まり、髪からはより多くの炎を噴出する。スタイルには恵まれており、後にネオン・カットにそのことをからかわれた。

愛用するバイクのバンブルビーに乗る際には黄色のゴーグルとヘルメットをしている。このヘルメットには彼女のエンブレムが黒でペイントされている。 また、時折金縁のサングラスを付けることもある。

パジャマ[]

パジャマはオレンジのタンクトップに黒い長ズボンで、タンクトップには燃えるハートのエンブレムが見られる。実家ではこれに加えて、暗い黄色の半袖シャツに黒ズボンの格好で過ごしていた。

調査活動時 (ハンター)[]

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ヤンの別衣装"ハンター"

"A Minor Hiccup"と"Painting the Town..."では、黒いシャツの上に襟付きのクリーム色のジャケットの上に、立襟の黒いオーバーを重ねている。アクセサリーとして、紫のストーンのペンダントを付けている。

ボトムスは黒いミニスカートであり、その上に金のバックルが付いたベルトとポーチを巻いており、そこからライラックのレースがあしらわれたクロスを垂らしている。

靴はストラップがいくつもついたブーツで、後ろには白いリボンをつけている。ソックスは黒のロングで、ミニスカートから伸ばしたベルトで吊っているようにみえる。

ダンスドレス[]

ビーコン・ダンスパーティーでは、薄いグレーの裾が付いた白のホルターネック・ドレスに白いパンプスを合わせている。

制服[]

ビーコンの他の生徒同様、茶色の靴、赤いタータンチェックのスカート、栗色のトリムと細い赤のリボンが付いた白のブラウス、金ボタンの付いた茶のベスト、金のトリム付きの栗色のブレザーを着ている。また、ヤンの特徴として黒のサイハイストッキングを履いている。

"DGAS"(Volume 4)[]

Yang Timeskip

"DGAS"のコンセプトアート

ビーコン陥落からしばらく後では、ヤンはオレンジのタンクトップの上にグレーのジャケットを羽織っている。ジャケットの右の袖は結ばれており、彼女が腕を失ったことを示唆している。また、左の袖には父親のエンブレムが付けられている。 ボトムスは灰褐色のカーゴパンツで、黒い下着の縁が覗いている。 パンツの左足側には赤い盾に3体のアーサの顔が付いたパッチがあり、右足の腿の部分には彼女のエンブレムが縫い付けられている。

靴は青い靴紐の付いた白のスニーカーで、髪はラフなポニーテールに結ばれている。なお、右腕の切断部は円形の金属のプレートで覆われている。

"Family"の最後で、彼女は銀白色のロボットアーム(義手)を付け始め、"Taking Control"ではそのアームを黄色と黒のカラーリングに塗り直している。

コンセプトアートの段階では、右腕には包帯が巻かれており、彼女のエンブレムの代わりにマルハナバチ(バンブルビー)のシンボルが付けられている。また、このコンセプトアートでこの衣装が"DGAS"(おそらく"Don't give a shit"の略で「どうでもいい」、「興味無い」といった意味)と呼ばれていることが分かる。

ミストラルでの衣装(Volume 4-7)[]

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"No Safe Haven"にてヤンの新しい衣装が披露された。彼女はオレンジのラインと金の縁取りが入った褐色のジャケットを着ており、ファスナーの開いた胸元にはオレンジのトップスが見られる。ダークブラウンで袖の短いコートには、首を覆う分厚いカラーと金のトリムが入った長方形の長い裾が付けられている。ボトムスはピッタリとした黒いパンツで、髪は以前のように降ろしている。

腰回りの茶のベルトには金のトリムが入ったカバーのような布が左右にそれぞれ取り付けられている。靴は前方にファスナーの付いた茶のロングブーツで、上部外側には金の留め金、踵とつま先には金のキャップが付いている。踵のキャップからは金のストラップが出ており足首全体を覆う形になっている。また、彼女は紫のバンダナを左の膝部分に結んでおり、腕には長い茶色のカフスが付いた黒の指抜きグローブをしている。

バンブルビーに乗る際には、以前のようなヘルメットやゴーグルをせず、代わりに黒縁のアビエイター・サングラスを付けている。

Volume 4のプロモーションイラストでも、上記と同じコートとパンツを着ている。また、右腕部分にはブーツのキャップに合わせた金のメタルプレートを付けている。

Volume 5のプロモーションイラストでは新しい右腕が描かれている。

アトラスでの衣装(Volume 7-)[]

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アトラスに着いてジェームズ・アイアンウッドに会ったあと、ヤンは衣装を一新している。新しい衣装はカーキ色のオーバーオールを基本にしており、ジッパーを胸の下まで開けて白のチューブトップを覗かせている。オーバーオールの太もも部分にはジッパーとバックル付きのストラップが付いており、取り外せる形になっている。ヤンは右脚側のみジッパーを開けてストラップだけで留めている。上半身にはオーバーオールの上に、首周りのファーと袖に黒とオレンジのストラップが付いた、ダークブラウンの飛行士風の短いジャケットを着ている。腰回りには金色のエンブレムのバックルが付いた黒とオレンジのベルトをしており、さらにそのベルトに黄色のトリムが付いた黒い布地とポーチを留めている。靴は黒い紐とトリムが付いたダークブラウンのニーハイブーツである。

アクセサリーとして、初期の衣装と同じく首周りにオレンジのスカーフ、右足には紫のスカーフを巻いている。左脚には黒いバンドと金のトリム付きのストラップを巻いており、そこにポーチを付けている。コンセプトアートによると彼女のエンブレムがデザインされた黄色と黒の靴下を履いている。

"Ace Operatives"でこの衣装が初めて公開されたときにはさらにオレンジのサングラスをかけていた。

地球での衣装(DC×RWBY)[]

DC RWBY Yang

地球に着いたあとのヤンの衣装は、コミック版のDC×RWBYのものとよく似ているが、一部が異なっている。体つきはより筋肉質になっており、髪をポニーテールにまとめている。服は金色と焦げ茶色の素材で構成された剣闘士風の鎧がベースとなっており、右腕のみ袖が付いている。首から背中にかけてオレンジ色のケープを垂らしている。腿丈の焦げ茶色のソックスをはいており、その上から金色のブーツを履いている。ソックスの上部にはベルトが巻かれている。右腕の義手も衣装に合うように金色のデザインに変化している。

武器として、ヒートウェーブが所持していた火炎放射器を使っている。

イメージギャラリー[]

人物[]

Barbara Dunkelmanに言わせると、ヤンの性格は、「人に泳ぎ方を教えるために、水に突き落とすタイプ」。万事につけ基本方針は変わらず、要するにとても直接的で、自信家。

ルビーによるとヤンは寝るときに大きないびきをかく[2]

元気いっぱいで楽しく、明るい性格で、チーム内で一番のん気で不真面目、戦闘中でもジョークを忘れない。喧嘩の売り買いもためらいはなく、特に勝てると踏んだ相手には顕著である。ヤンは不慣れな環境でも非常に社交的かつ外向的な振る舞いを見せている。彼女がハンターになりたい一番の理由は冒険が好きなためである。母親と同じく、ヤンは戦いにおいて力こそが全てと考えている節があり、ブレイクもヤンを表す言葉として"Strength"(力、強さ)を挙げている。

ヤンは極端なまでに自分の髪を大切にしており、戦いで切られた時には我を忘れて全力で相手を攻撃してしまう。また、戦闘中にイライラすることで戦い方が雑になることがあり、ニオポリタンとの戦いやチームFNKIとの戦いではその点を突かれてピンチに陥っていた。ヤンは怒りを力に変えるタイプだが、それによって行動が読まれやすくなるという欠点がある。初めてアダム・トーラスと対峙したときにはこの点が災いし、右腕を失うという大きな痛手を負ってしまった。

ヤンには非常にずる賢い一面がある。Remnant: The Gameのプレイ中にはワイスにカードの使い方を教えながらも自分が有利になるように誘導しており、ブレイクと話をしたいときにはレーザーポインターで彼女の気を引いていた。レイヴンのキャンプを探すときに手下の盗賊達を上手く利用したこともある。またヤンは優れた洞察力を持っており、キャンプでレイヴンと再会したときにはヤンを引き入れたい彼女の思惑を見破っている。そしてヘイヴンではカラスとして潜んでいた母親をいち早く見つけ、地下で対峙したときには状況から彼女が春の乙女であることに気付いた上で、先代の春の乙女を殺したことも見抜いている。

イベントが大好きで、フードファイトやボードゲームにはノリノリで参加しており、ダンスパーティの企画もワイスともに率先して準備に勤しんでいた。総じて社交的で、おしゃべり好きで、友達を作るのを得意としている。

またかなりの世話焼きであり、妹のルビーに対しては特に気にかけている。入学前に特別扱いされないかと恐れているときには「あなたは特別」と励ましたり、知り合いが一人もいないと不安がるルビーに対して友達を作るように度々促している。ルビーがチームのリーダーになったときは喜びを露わにして抱きついていたりした。この傾向はチームのことをよく知るにつれ他の二人にも及ぶようになり、特にブレイクに関しては過去の問題で悩む彼女を心配し、自分の身の上話をしながら休むようにと説得した。

ピュラ・ニコスペニー・ポレンディーナの死、自身の右腕を失ったことやブレイクが去ったことで、ヤンは深く落ち込み家に閉じこもるようになった。そしてブレイクのことを聞かれると苛立ちを見せ、ルビーにも冷たい態度を取っていた。数か月が過ぎる頃にはこのような態度も見せなくなったが、腕を失ったときのことを思い出してPTSDに苦しむ様子を見せていた。アイアンウッドから提供された義手も初めは着けようとしなかったが、バーソロミュー・ウーブレックピーター・ポート、そして父親の励ましの言葉を受けたことで義手を付けての訓練を始めることを決心した。ミストラルへ向かう道中やルビーと再会したあともしばらくPTSDは続き、ストレスを受けると左腕が震えるという症状に悩まされている。

ヤンは見捨てられることに関しては強い反応を示し、そこから怒りを爆発させることもある[3]。10年以上に渡ってヤンは母親を探し続け、彼女が去った理由を知ろうとした。"Lighting the Fire"で再会したあともレイヴンの冷たい態度に苛立ちを見せ、"Known by its Song"では父親を侮辱する母親の言葉に感情を爆発させていた。Volume 3の最後にブレイクが去ったことで、ヤンは彼女に対して不信感を抱くようになり"Haven's Fate"で再会したあともぎこちない態度を取っていた。しかしながら"Seeing Red"で、二人でアダムを倒したことでヤンは真にブレイクのことを受け入れるようになったようである。

ヤンはセイラムに狙われることを承知で、彼女に立ち向かい知識のレリックをアトラスに運ぶことに積極的であった。セイラムが不死で、自分に敵う相手ではないということを知ったあとも、ヤンは戦う意志を捨てず、仲間が逃げる時間を稼ぐためにセイラムの注意を引くこともあった。ヤンは勇敢さと自己犠牲の精神を持ち合わせており、"Volume 5 Yang Character Short"や"Worthy"では、ルビーを救うために敵の攻撃を自らが受け、さらには"Witch"では敵だったはずのエメラルド・サストライを救うためにセイラムに攻撃を仕掛けている。

義手を使っての父親との訓練で、ヤンは熱くなりすぎる性格を抑えた戦い方を学んでいった。その結果、戦闘中にすぐに頭に血が上るようなことは減り、アダムとの再戦時やエース部隊との戦いでは冷静かつ戦略性のある戦いを見せた。

ヤンはオズピンが秘密を隠していた事を強く糾弾したが、彼女自身も仲間に対して秘密を隠すことがある。例として母親が春の乙女であることは皆に話しておらず、またブレイクと一緒にロビン・ヒルにアミティ・タワーのことを話したことも他の皆には話していなかった。しかしオズピンとは異なり彼女はその事を疑われた際には素直に告白している。

Volume 7の出来事のあと、ヤンは過酷な状況に備えるために厳しい態度を取ることが増えた。彼女はマントルで起きたことに心を痛め、住民たちを救いたいと強く願うようになったことで、それまで全幅の信頼を置いていた妹の方針に異議を唱える場面もでてきた[4]

ヤンはしばしば、自身の非を素直に認めずに批判を逸らす傾向がある。"Divide"では、ルビーの指示に従った結果状況が悪くなっていると述べているが、これはヤンとブレイクがアイアンウッドに背いてロビン・ヒルに情報を流したこともその原因の一つであるという事実を棚に上げたものだと言える。"Fault"では、ハンターとして未熟な自分たちが勝手にした行動のために人々が死んでいるというライ・レンの指摘に対して、直接は答えず別の論点で批判をかわしている。さらに、"Tea Amidst Terrible Trouble"では、ルビーに負担をかけ過ぎてしまっていたと反省するワイスに対して、ヤンは素直に反省せずに、ルビーに完璧になって欲しいと頼んだわけじゃないという言い方で返した。

しかしながら、母親とは違いヤンは自身の過ちを認め、他者の価値を理解できる人物である。"Burning the Candle"では、自身が幼い頃に実の母を探すことに執着するあまり自身とルビーを危険に曝したことを認めている。"Risk"では、ルビーとの会話の中で自身の計画が上手くいかなかったことを認め、また、意気消沈するルビーに対して、彼女の楽観的な姿勢は欠点ではなく、生きるために必要な要素であると励ました。

"A Cat Most Curious"にて、過去の自分自身から以前の状態に戻ってやり直すことを提案されたとき、ヤンはそれを拒否し、今までの失敗や何かを失う経験があったからこそ強くなれたと返した。この発言は、彼女が辛い過去を乗り越え、失敗から学んだことを示している。

技能と力量[]

ヤンの戦闘スタイルはチームメイトと比べて攻撃的で、ボクシング・キックボクシングに似たスタイルである。身のこなしは素早く、アーサの猛攻や銃撃などを苦もなく避けることができる。義手を身に付けたあとはそれを用いて銃火器を受け止めたり、敵の攻撃を払いのけることで戦いを優位に進めることもできるようになった。このような攻撃一辺倒ではない戦い方は父親との訓練で磨かれたものである。

フィジカルもチーム随一で、武器を用いずともパンチ一発で大の男をふっ飛ばしガラスの柱を突き破らせる程の力を持っている。"Players and Pieces"では、ネヴァーモアの閉じようとするくちばしを腕一本で支え、そのまま喉に銃弾を何発も打ち込んでいる。

多くのハンター達と同様にヤンもオーラを解放して自らの身体を守っており、それによって何度か危機を切り抜けてきた。彼女の耐久力は目を見張るものがあり、例えばヴァイタル・フェスティバル・トーナメントでワイスと共にフリント・コールネオン・カットと戦ったときは、ネオンの攻撃を何度か受けた後にさらにフリントの攻撃を真っ向から突き破って彼を倒した。この高い耐久力で相手の攻撃を受けてセンブランスで反撃するスタイルは非常に強力だが、"Two Steps Forward, Two Steps Back"では彼女がこの戦い方に頼り過ぎていることを父親から指摘されている。これ以降はセンブランスを使用することがかなり減っており、最後の手段としてのみ使っている。実際に、"With Friends Like These"でのエルム・エダーネヴァイン・ゼキとの戦いでも、ヤンはとどめの一撃を放つときのみセンブランスを使用している。相手の攻撃を真っ向から受けるのではなく受け流す戦い方に変わったことで、ヤンはオーラとセンブランスをより効果的に使えるようになっている。

Volume 4で精神的に立ち直り父親と訓練を重ねてからは、ヤンの戦闘スキルは一段と向上しており、キックや相手の攻撃を避ける動作が増えている。アダムとの再戦では真っ向からぶつかるのではなく相手の武器を奪うなど知性的な戦い方を見せている。

武器[]

メイン記事:エンバー・セリカ
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エンバー・セリカと義手

ヤンの武器は両手に装着した短・長距離射撃ガントレット、エンバー・セリカである。普段はブレスレットの形だが、戦闘時には展開して両腕を覆うガントレットとなる。近距離戦闘時には、パンチを当てた際にエンバー・セリカから炸裂弾を放つことで威力を向上させる。この際の反動を利用して自身を加速させたり、空中での軌道制御を行うこともできる。またエンバー・セリカは防具としても機能しており、相手の銃撃などを受け止めることもできる。

ヤンが右腕を失ったあとはエンバー・セリカも左腕側のみ使用している。

ロボットアーム(義手)[]

メイン記事:ヤンの義手
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ヤンの義手(初期型)

Ember upgraded cropped

Volume 7で改造された義手

ビーコンの戦いで右腕を失ったあと、ヤンはアイアンウッド将軍から義手のロボットアームを受け取った。初めはそれを付けることを拒んでいたが精神的に立ち直ったあとに義手を付けた訓練を開始し、後にエンバー・セリカと同じように義手を黄色のカラーに塗っている。

この義手はピエトロ・ポレンディーナによって作られたもので、生身の腕以上の力を秘めている。その力は"Two Steps Forward, Two Steps Back"で示されており、ヤンのパンチを防御したタイヤンはその勢いで数メートル後退している。 また、この義手にはエンバー・セリカと同様に銃火器が搭載されている[3]。"Rest and Resolutions"で見られたようにこの腕は発射するように取り外すこともできる。

Volume 7ではさらに改造が加えられ一回り大きな形になっている。これによってよりエンバー・セリカに近い見た目となった。

センブランス[]

メイン記事:センブランス#ヤン・シャオロン
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センブランスを発動したヤン

"Painting the Town..."でルビーが言及していたように、ヤンのセンブランス、バーン(Burn)は相手から攻撃を受けた際、エネルギーを溜めて自身をパワーアップさせるものである。当該話では、アトラシアン・パラディン-290からの打撃を食らうことでセンブランスを発動させていた。ルビー、ヤンの父親タイヤンによると受けたダメージの倍のエネルギーを得ることができる。しかし、相手の攻撃が発動条件になっている以上相手に先手をとらせる必要があり、初手で大ダメージを受けてしまうと発動させる間もなく倒れてしまうということでもある。

戦闘がより激しくなり怒りが蓄積するに連れ、髪の毛からは炎が出るようになる。センブランスが最大限に発揮された状態では目の虹彩が赤く染まり、炎が髪から噴出するようになる。

ビーコン陥落の前ではヤンは戦闘時に頻繁にセンブランスを使っていたが、陥落のあとではここぞという時のみ使用するようになっている。事実として、レイヴンの手下達との戦いやヘイヴンからアーガスへの移動中のグリムとの戦いではヤンはセンブランスを使用していない。その後、アダムとの再戦ではセンブランスを使用して彼のオーラを打ち砕くことに成功している。

弱点[]

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短気な性格かつセンブランスに頼る戦い方によって右腕を失うことになった

ヤンはダメージを受けることでより強くなるが、すぐにカッとなる性格が相手に利用されることがある。この弱点が最も強く浮き彫りになったのはアダムとの初戦であり、彼女は怒りに身を任せて突進していったがその結果右腕を失うことになった。

しかしこの弱点はタイヤンとの訓練によってある程度克服されている。

また、力を発揮する前に気を失ってしまうとセンブランスを生かすことができないという弱点もある。

ニオやメラニー・マラカイトマーキュリー・ブラックとの戦いを見る限り、当初はキックを主体として戦う相手を苦手にしていたようだが、これも経験を積むことで克服したようである。

また、"Burning the Candle"などで見られるように、彼女は怒ったときに戦闘中でなくてもセンブランスを発動してしまうことがある。

トリビア[]

モチーフ[]

  • ヤンは3びきのくまのゴルディロックスをイメージして作られたキャラクターである[5]

色の命名規則[]

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ヤンの中国語表記が見られるアートワーク(AKIRAのパロディ)

  • ヤン・シャオロンという名前は中国語で陽小龍(簡体字: 阳小龙)と表記することができ、「太陽のように輝く小さな竜」という意味に捉えることができる。
    • "Family"ではタイヤンがヤンのことを"sunny little dragon"と呼んでいる。
    • シャオロンという名前はブルース・リーにもかけている可能性がある。
    • 現実の中国の人名として考えると、ヤンが姓でシャオロンが名前となるのが普通であるが、ヤンの場合は逆である。
    • Bilibiliが開発したモバイルゲーム版RWBY(サービス終了済)では、ヤン・シャオロンの中国語表記は杨小龙となっている。「杨」は「阳」と同じ発音で、中国では一般的な姓であるため、こちらに変更されたと考えられる。

ストーリー[]

  • Lindsay Jonesによると、ヤンのセンブランスの力の一部は彼女の髪の毛が源となっている。センブランスを使用している時に髪が光るのは彼女の力がそこに溜まっているためとのことである[6]
  • ヤンのハンターライセンスの番号は63600-13592-88610である。
  • RTX@Home 2020 RWBY Panelにて、ヤンの誕生日が7月28日であることが明かされた。
  • ヤンが右腕を失うことは、Monty Oumがヤンの声優であるBarbara Dunklemanに最初に明かしたことの一つである。また、"Yellow" Trailerの冒頭の文章は彼女が腕を失うことを暗示している[7]
  • Volume 3では、ヤンとレイヴンに関するエピソードがもっと多く盛り込まれる予定であったが、時間の制約で断念された[8]
  • Volume 8にてヤンはHVBライノに乗っているが、彼女がホバーバイクに乗るアイデアはVolume 1の制作より前にあったものである[9]

メディア[]

  • Rooster TeethDeath Battleシリーズの第54回目で、ヤンはファイナルファンタジーVIIのティファ・ロックハートと戦い勝利している。
    • 戦いのあとヤンは"Deal With It"のミームのようなサングラスをかける。Barbara Dunklemanも同じサングラスを実際に持っている。
    • 戦いの前のシーンは"Yellow" Trailerとよく似ており、バーに誰かを探しに来たヤンがストロベリー・サンライズの氷抜きを注文している。
  • また、ヤンはOne Minute Meleeのシーズン6に登場し、僕のヒーローアカデミアの爆豪勝己と戦って勝利している。
    • DBXでも同じカードが組まれ、こちらはヤンが敗北している。
  • ヤンはRooster Teeth Animated Adventuresで2つのエピソードに登場している。1つ目は"Racial Super Texas"で、右腕の無いヤンがバーで座っている。2つ目は"Spooky Scary Ghost Stories"で、ベッドルームのシーンで右腕の取れたヤンの人形が転がっている。
  • ヤンとシンダーはRooster Teeth Comic-Con@Home 2020 PanelRed vs Blue: ZeroのTrailerに視聴者コメントの形で登場している。ユーザー名はそれぞれ"Yang4Real"と"Cinder_2u"である。
  • 2019年7月19日に、MOBA系TPSのSMITERWBYの期間限定のコラボレーションが発表され、チームRWBYメンバーのスキンが追加されることになった[10]
    • ヤンはテラのスキンとなっている[11]
  • 2022年7月29日、MOBA系FPSのPaladinsにチームRWBYと、クロウ、セイラムのスキンが追加された。ヤンはImaniのスキンとなっている。
  • オンラインRPGコミュニティのGaia Onlineでは、ヤンをもとに作られた"I Burn Within"というアイテムがある。

その他[]

  • RTX Australia 2016 RWBY Panelでは、ヤンのSkypeのユーザー名は"Fireballin17"であった。

参考[]

  1. RTX 2020 RWBY Panel
  2. DC Comics版 RWBY #1
  3. 3.0 3.1 The World of RWBY: The Official Companion
  4. RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 1
  5. RWBY Crew Chat (at 10:05)
  6. RWBY After Show - Volume 2 Episodes 3 & 4
  7. MCM London Comic Con 2016: RWBY Panel
  8. Volume 3 DVD Directors' Commentary Chapter 8
  9. RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary chapter 2
  10. Official RWBY Twitter
  11. SMITE's Twitter
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