メイ・マリーゴールド(May Marigold)は、ロビン・ヒル率いるチームハッピー・ハントレスのメンバーである。"Sparks"で初めて登場した。彼女はヘンリー・マリーゴールドのいとこである。
外見・衣装[]
メイは色白の肌と黄色の目を持つ女性で、腰まで伸びる青い髪を白い布でまとめてポニーテールのスタイルにしている。
グレーのウエストコートとダークブラウンのトップスの上に、裾が分かれたダスティブラウンのコートを着ている。コートの襟はダークブラウンで、そこにハッピー・ハントレスのブローチを付けている。ダークブラウンのショートパンツと、同じくダークブラウンの手袋をはめている。また、手袋の上からグレーの籠手を付けている。
グレーのソックスとダークブラウンのサイハイ・ブーツを履いており、首にはオレンジ色のスカーフを巻いている。
人物[]
メイは直接的かつ攻撃的な性格をしている。生真面目であるため、ハッピー・ハントレスの中では「最もハッピーではない」人物であるとも評されている。彼女はマリーゴールド家に名誉をもたらしたいと考えているようである[2]。
メイはアトラス軍に対する不信感と強い軽蔑の意思を示しており、マロウ・アミンのような軍人にも敵対的な態度を隠そうとしていない。
しかし、ハッピー・ハントレスの仲間内ではメイのポジティブな面も見られる。彼女はロビンの政治的成功を期待し、その目標を達成するためには合法・非合法問わず手段を選ばないというほどの忠誠心を持っている。また、彼女はルビー・ローズのグループに対しても友好的かつ自然体で接しており、ジョークを言うこともある。
技能と力量[]
メイはアトラス・アカデミーをトップクラスで卒業した者の一人であり、経験豊富な戦士である。彼女はセンブランスを使うことで、自分自身や特定の範囲を外から見えなくすることが出来るため、隠密活動を得意としている。
武器[]
- メイン記事:ハッピー・ハントレスの武器
メイの武器は、ハッピー・ハントレスのメンバーが共通で使う、両端が刃付きのクロスボウになっている棍である。
センブランス[]
- メイン記事:インヴィジビリティ・フィールド
メイのセンブランスは周りの一定の空間の中のものを外から見えなくするようにできるインヴィジビリティ・フィールドである。その空間は複数の人間や貨物トラック全体を隠せるほどの大きさがある。また、この空間内の音は外から聞こえにくくなるため、外から気付かれずに会話をすることもできる。"Strings"で示されたように、メイはこのセンブランスの空間と一緒に移動することもできる。
活動履歴[]
シリーズ登場前に、メイはアトラス・アカデミーを優秀な成績で卒業している。軍隊への参加や、いとこのヘンリーのようにアトラスに在住するのではなくロビンがマントルの政治家としてキャリアを積むことを支援することにした。
"Sparks"では、アミティ・コロシアムへ大量のダストと建築資材が輸送されている原因を探るため、ロビンがルビー・ローズ、ペニー・ポレンディーナ、クローバー・エビ、クロウ・ブランウェンが載っていた輸送車両を止めている間、背面から自分とジョアンナ・グリーンリーフをセンブランスで隠して待機していた。ペニーに発見された後は、ロビンの命令でその姿を現している。
ロビンの選挙パーティではロビンの護衛として参加した。しかし、ティリアン・キャロウズによるパーティ参加者への殺害行為に対し、(ティリアンの行為に気づかず)ペニーが殺人者と判断しペニーたち軍人を襲おうとした。
この選挙パーティの事件及びロビンの選挙落選に伴い、その後は他のハッピー・ハントレスのメンバーとともにマントルの自警団と化し、マントルにおけるアミティ・コロシアムへの輸送物資を襲うなどの妨害行為を行うようになった。
その際、輸送中のトラックを襲った後、トラックを隠すために、メイのセンブランスが使われている様子が映されている。
アーサー・ワッツによるマントルの暖房機能がオフにされ、グリムがマントルの街に侵入し始めた際は、ノーラ・ヴァルキリー、フィオナ・タイム、マロウとともにマントルをグリムから守るために尽力した。
トリビア[]
- ハッピー・ハントレスのメンバーはロビン・フッドの「愉快な仲間たち」(Merry Men)をもとに作られている[3]。メイの場合は、ロビン・フッドの恋人である乙女マリアン(Maid Marian)がもとになっている。
- メイ(May)はサンザシ属の花の別名で様々な色がある。
- マリーゴールド(Marigold)は黄色とオレンジ色の花の名称である。
- メイのデザインは、コンセプトアーティストのErin Winnが担当した。
- 2019年12月17日に、メイの声を担当するKdin Jenzenは、メイがRWBYで初のトランスジェンダー・キャラクターであるとツイートしている[1]。その後、"War"でのメイの発言でこの事が裏付けられた。