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ミルテンアスター(Myrtenaster)ワイス・シュニーが使用するレイピアである。この武器は多機能ダスト細剣(Multi Action Dust Rapier、MADR)と説明される[1]"White" Trailerにて、初めて使用された。

特徴[]

ミルテンアスターはメインカラーが灰銀色の、標準的な大きさのレイピアである。柄には、一般的なレイピアにおけるスウェプト・ヒルトの代わりに4つの突起が付けられており、回転式拳銃に似たシリンダーを包むような形になっている。この機構は剣を持つ手でコントロール可能で、戦闘中でも円滑にシリンダーを回転させることができる。ワイスはこの武器を持ち歩くとき、2つの突起を仕舞い、残りの2つを使って腰に下げている。

シリンダーには合計6つのスロットがあり、いつも全てにダストが入った小瓶が入っている。色も様々で、赤、水色、紫、白、黄、青のダストが蓄えられている。"White" Trailer で、レッド・ダストを使った時に刀身が赤く光ったが、それ以降ダスト使用時に刀身が光ることはなかった。この機能が残っているかどうかは不明である。

ミルテンアスターの耐久力は高く、"White" Trailerでアーマー・ガイガスを切り裂いた時でさえ、刃に目に見える損傷はなかった。

ミルテンアスターのもっとも特筆すべき能力は、その回転するシリンダーにある。シリンダーは1つの突起の下にあるトリガーを引くことで起動する。中折式を採用しており、ダストが空になったときは柄を折り曲げ、シリンダーのダスト挿入口を露出させてそこから補給をする。この構造のため、なかごが無く、柄の中は空洞になっている。

ダストの使用[]

ワイスは戦闘ではミルテンアスターの機能を使用して生のダストを用いる。トリガーを引くと、刀身に刃にダストを放出することができ、さらにはセンブランスと組み合わせることもできる。

  • - レッド・ダスト:ワイスはダストを使用し、いくつかのバリエーションの炎を扱っている。
  • - ブルー・ダスト:一番使用頻度が高く、使い道も多岐にわたる。
    • 氷の結晶 - "White" Trailer で初めて登場。地面の上に氷の結晶の壁を作った。
    • 氷床 - "Painting the Town..."で初めて登場。地面を薄い氷で覆った。
    • グリフ - ワイスは氷の形状をグリフを使って操作することができる。"Painting the Town..."では、ルビー・ローズが扱うクレセント・ローズの前方にグリフを展開し、通過した弾丸をアトラシアン・パラディン-290に衝突した時氷の結晶に変えるという芸当を見せた。"No Brakes"ではチームを氷のドームで覆い、強力な衝撃から守った。"Breach"では巨大な剣を作った。
  • 電撃 - イエロー・ダスト
    • グリフ - 初登場は"Painting the Town..."、ワイスは加速グリフを形成するため、ミルテンアスターから黄色い光の一条をブレイクが立っていた地面に放った。
  • ハード・ライト - シアン・ダスト
    • バリア - "No Brakes"で、ワイスがミルテンアスターで空中に青いグリフを描くと、攻撃を受けると青い衝撃波が走る見えない障壁が生まれた。"Battle of Beacon"では障壁を使い、自身に近づくホワイト・ファングの構成員を吹き飛ばした。
    • グリフ - ワイスは自身の前に5つから6つのグリフを作り出し、そこから弧を描く水色のビームを放っている。これが初めて使用されたのは"Players and Pieces"である。
  • - ホワイト・ダスト:"Never MIss a Beat"では、フリント・コールの攻撃を阻止するためにホワイト・ダストを使ってミルテンアスターから風を生み出した。

"White" Trailerでは、シリーズ中のダストの使い方と異なる点が見受けられる。これはおそらくトレイラーが作られたときの初期コンセプトのためだと思われる。したがって、ワイスが"White" Trailerで扱っている幾つかのことはシリーズ中では使えなくなっている可能性がある。

イメージ・ギャラリー[]

トリビア[]

  • 初期のコンセプトアートではミルテンアスターは、現在の柄とは違い銃のような形をしている。銃身は刀身に沿って伸び、グリップはリボルバー部の後ろにある。
    • 次にデザインされたバージョンは現在のものとほぼ同じだが、弾倉のダストの色がすべて赤かった。Monty Oumはこのバージョンのモデルとテクスチャを作成している。これは、彼が赤がワイスのデザインに合うと考えたことと、虹色のカラーパレットを持つキャラクターに違和感があったことが理由である。しかしながら最終的には、自身の感性に反しても、ダストを色ごとに分ける方が良いと判断した[2]
  • ミルテンアスター(Myrten Aster)はドイツ語で、ギンバイカ(Myrtle)の一種の花を指す。この花の多くは白いが、他の色のものもある。
  • ワイスは左利きだが、ミルテンアスターを腰の左側に吊っている。これはミルテンアスターが拳銃と剣を元にしているためである[3]
  • 通常のレイピアとは違い、ミルテンアスターは特有の構造によるものか鍔を持たず、重い柄頭も無い。
  • ミルテンアスターはRWBYの他の多くの武器とは異なり、大きな変形をしないが、ダストとセンブランスとの併用による対応力は随一である。
  • ワイスは、かつて2つの別々のレイピアであったウィンターの武器をもとにしてミルテンアスターを考案した[4]
  • ワイスがミルテンアスターと共に突進するときは甲高い音を発する。
  • Rooster TeethのTen Little Roostersシリーズではミルテンアスターのレプリカが登場する。その際はMiles Lunaが殺人者から防御するのに使用する。しかし、ピューマと対面した際はパニックになり取り落としている。
  • 2017年に、YouTubeのMan At Arms: Reforgedシリーズにて、ミルテンアスターのレプリカが作られた。これにはシリンダーにダストを入れるための構造も含まれている[5]
  • RWBY: Amity Arenaの、ワイスのフードファイト・コスチュームでは、ミルテンアスターがカジキに変更されている。
  • Volume 7では、ルビーの仲間の武器の中でミルテンアスターのみアップグレードが見られない。これはこの武器が既に完成されておりアップグレードする点が無いからとのこと[6]

参考[]

  1. Monty Oum's Twitter
  2. AfterBuzz TV Volume 2 Episodes 1 & 2
  3. Monty Oum's Twitter
  4. Volume 3 DVD Directors' Commentary Chapter 3
  5. [Weiss Schnee's Myrtenaster - RWBY - MAN AT ARMS: REFORGED]
  6. RWBY Volume 7 Crew Commentary – Chapter 3
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