マンヒルド(Magnhild)[1]は、ノーラ・ヴァルキリーの武器。基本は大きなハンマーだが、グレネードランチャーに変形可能。
特徴[]
グレネード・ランチャーの形態では、マンヒルドは先端にハートが描かれたピンク・ダストのキャニスターを発射できるようである。これらのグレネードは電気的な効果によるものと思われるピンク色のブラストを発生させる。一発分のブラストで最低でも成体のネヴァーモアの注意を逸らすだけの威力がある。
1つ1つのグレネードは近接または遠隔により起爆できるようで、対空砲火やエアバーストとして使用されている。グレネードランチャー自体は回転式リボルバーで、シリンダーには独立したチャンバーが複数備わっている。
通常の発射モードの他に、マンヒルドは6つのグレネードを一斉に発射することもできる。その際は、武器の前面全体が引っ込んでチャンバーに入っている弾が露出し、それら全てを一度に射出する。
ノーラは、ルビーがクレセント・ローズで行うのと同様に、爆発の反動を空中における推進力として利用することもある。ノーラのハンマーによる打撃は驚くべき威力があるようである。デス・ストーカー戦では、巨大な石造りの橋の端を上から叩くことで投擲機のように利用し、ジョーンを弾き飛ばしていた。
またハンマーの反動を空中における推進力として使ったり、打撃の威力を増すのに使うこともある。デス・ストーカー戦では、頭の装甲を貫くほど強く尾節の針を叩きつける様子が見られた。
クレセント・ローズ同様に、タイムスキップ後はマンヒルドの金属部分にも擦り傷が付いている。
改良版[]
ビーコン・アカデミーが陥落した後のどこかの時点でマンヒルドは改良された。ハンマー形態でもチャージ出来るようになり、より破壊的な一撃を繰り出せるようになった。チャージ中はハンマーヘッドに電弧が走っているのが確認できる。
また、ピンク色の煙を出しながら推進する機能が追加されたことで、ノーラが搭乗した状態で移動することができるようになった。"The Next Step"では、彼女はこれを使って空高く飛び上がり、木の枝に着地している。"Sparks"では、チームFNKIとのスパーリングの際にマンヒルドに乗った状態でネオン・カットを追っていた。
トリビア[]
- ノーラのモチーフとなった北欧神話の雷電の神トール(Thor)は、戦いの時ミョルニルというハンマーを振るったとされる。マンヒルドもこの言い伝えに沿う形で、ノーラのキャラクターとしてのテーマに寄与している。この武器の名前は、古ノルド語、ドイツ語、ノルウェー語において「強い、強大な、力」を意味する語根"magn/magan"および「戦い」を意味する語根"hild/hildr"を組み合わせたものである。
- マグニ(Magni)は北欧神話に登場する神の1人で、トールの息子であり、力を司る神である。
- グレネード・ランチャーの形態はアメリカ海兵隊で使用されているMilkor M32 MGLをベースにしているように見える。
- "Kuroyuri"の幼少期の回想シーンで、ノーラはレンから小さな木製のハンマーを手渡されている。
- エグゼクティブ・プロデューサーのMatt HullumとMonty Oumによると、爆発するハンマーのアイデアは、打撃部分に火薬を装着したハンマーを地面に叩きつけて爆発させるメキシコの祭りの動画からインスパイアされた[2]。
- RWBY: Volume 2 サウンドトラックに収録されている"Boop"の歌詞にはマンヒルドが登場する。
- 武器の名前は公式のメディアの中で少なくとも2通りの発音をされている。Montyはポッドキャストで"MAN-kheel(マンキール)"と発音している[3]。一方Casey Lee Williamsは"Boop"の中で"MAG-un-heel(マグンヒール)"と発音している。
- "Sparks"でノーラがマンヒルドに乗っている姿は、箒に乗る魔女を彷彿とさせる。これはRWBY Chibiにてノーラが魔女に扮していたことにかけている可能性がある。
- RWBY: Amity Arenaのノーラのクリスマス・コスチュームでは、マンヒルドの柄の色が赤と緑で、ハンマー部分は赤い袋のようになっており、サンタクロースが持つ袋のを模したものになっている。