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ホワイト・ファングの本拠地(White Fang Throne Room)ミストラルにある建物で、ホワイト・ファングの権威の座として機能していた。“Dread in the Air”で、ホワイト・ファングの最高指導者が組織を統率する場所として、初めて登場した。アダム・トーラスに暗殺されるまで、ホワイト・ファングの前最高指導者であったシエナ・カーンの玉座として使われていた。

ヘイヴン・アカデミーへの襲撃が失敗した後、本拠地に残っていた兵士たちは、部下を置き去りにしてアカデミーから逃走した当時の最高指導者アダムと玉座の間で遭遇した。彼らはアダムからの命令を拒絶し、ブレイク・ベラドンナに負けたことを嘲弄した。団員の言動に怒ったアダムは、そこにいた兵士たちを全て殺し、玉座も破壊した。

描写[]

ホワイト・ファング本拠地にある玉座の間は、石とレンガで作られた長いホールであり、両脇に柱が並んでいる。奥の壁には幾何学的な模様が描かれ、柱にはホワイト・ファングのシンボルが描かれた赤い旗が吊るされている。床には赤い絨毯が敷かれており、ホールの入り口から高い位置にある玉座の袂までと続いている。

両脇の壁には壁龕がいくつか並んでいて、その各へこみに槍を持って神秘的なマントを纏うファウナスの像がある。

歴史[]

ホワイト・ファングの最高指導者、シエナの本拠地である。シエナがアダムを呼び出し、ビーコン陥落に加担した彼の立場を明白にする場面で初めて登場する。

シエナは、ヘイヴン襲撃を主張するアダムに対して、ビーコン襲撃について許しを請うべきだと言った。彼女は、ホワイト・ファングが直面するビーコン襲撃への関与とセイラム陣営の支援に頼ったことによる影響に関して、アダムを非難する。逆にアダムは、セイラム陣営の代理人としてヘイゼル・ライナートを連れてきてことを明かすが、シエナを説得することはできなかった。シエナはヘイヴン・アカデミーに襲撃しないという決意を主張し、親衛隊にヘイゼルとアダムを追い出すよう命じる。しかし親衛隊はシエナの命令に従わなかった。

アダムはシエナに向かってクーデターを宣言した。シエナは驚き玉座から立ち上がるが、さらに玉座の間に兵士たちが入ってきて彼女に武器を向ける。そしてアダムはをシエナに突き刺した。アダムはそのまま刺した刀でシエナの体を浮かせ、自分の方へ近づけると、これまでの彼女のホワイト・ファングへの貢献に感謝し、今は自分が最高指導者であることを伝える。シエナの死後、アダムはシエナを殉教者として扱い、人間ハンターが彼女を暗殺したことをホワイト・ファングの他の団員に知らせるように指示した。クーデターというアダムの隠し事とシエナ暗殺という無駄な暴力の使用により、アダムの行為はヘイゼルから軽蔑された。

ヘイヴン襲撃に失敗し、王座に戻ったアダムは、ヘイヴンで仲間を見捨てて逃走したことに憤慨した部下たちになじられる。部下の一人が、ブレイクに言い負かされたと指摘すると、アダムはその場にいた全員を殺害してしまった。アダムはブレイクのことを考えた後、座っていた玉座を破壊し、ブレイクが彼に与えたと思われる屈辱に怒りの声を上げた。

トリビア[]

ホールをデザインしたSana Freemanは、大聖堂から影響を受けたと述べている。特に中世のものは建築物がそれほど詳細でなく、また光の当たりにくいほの暗さが不吉な雰囲気を醸し出していて、理想的だったようである[1]

参考文献・脚注[]