ヘイヴン・アカデミー(Haven Academy)はミストラルの王国にあるハンター・アカデミーである[1]。ヘイヴン・アカデミーの学生はヴァイタル・フェスティバルに参加可能である。学長はレオナルド・ライオンハート。
ヘイヴンの戦いの後、スタッフとライオンハート教授が亡くなったため、アカデミーは活動を休止している。
ヘイヴン・アカデミーは、シェイド・アカデミーの学長であるセオドアによって、ミストラル・アカデミーとも呼ばれた。
歴史[]
シリーズ開始から80年前、大戦後のミストラル王国で、グリムの創造物を退治するハンターを養成するために設立された戦闘訓練学校がヘイヴン・アカデミーである。
近年、ライオンハートは、ミストラル王国のファウナスに対する憎しみを減らすために、ビーコン・アカデミーのオズピン学長の要請でヘイヴン・アカデミーの学長になった。
The Grimm Campaignの出来事の後、セイラムへの恐怖心からライオンハートは、最終的にセイラムの味方をすることになった。
第40回ヴァイタル・フェスティバルが近づくにつれ、ヘイヴンからの交換留学生がヴェイルやビーコン・アカデミーに到着し始めた。サン・ウーコンが最初に訪れ、後にチームSSSNのサン以外のチームメイトやチームABRNの面々もやってきた。シンダー・フォールやエメラルド・サストライ、マーキュリー・ブラック、ニオポリタンも、ライオンハートが彼女らの書類を偽造してくれたおかげで、ヘイヴンからの留学生を装ってヴァイタル・フェスティバルに潜入できた。
後に、ヘイヴン・アカデミーは、レリックを目的にセイラム陣営に狙われた。“A Much Needed Talk”ではクロウがチームRNJRに、学長であるレオナルドはそのことに気付いていて、警戒しているだろうと伝えた。しかし“No Safe Haven”ではライオンハートがアーサー・ワッツと会っており、彼がセイラムの勢力に協力していたことが明らかになる。
“Welcome to Haven”で、ライオンハートは、授業が再開されるまで職員のほとんどが不在であると述べた。ヴァイタル・フェスティバルでの惨劇を目の当たりにしたことによる負の感情から、グリムがミストラル王国中を襲い、評議会は王国で活動中のハンターを全員防衛に投入したが、多くの者が戦死したことが明らかにされた。その中にヘイヴン・アカデミーの職員も含まれていたとライオンハートは語った。
“The More the Merrier”において、上記のことについてライオンハートが嘘をついていたことが明らかになった。アカデミー職員も含めて、彼は王国中で活動しているハンターの居場所をセイラムに伝えていた。彼は、セイラムがティリアン・キャロウズとヘイゼル・ライナートを派遣してハンターたちを殺戮することを幇助していたのである。
ルビーたちの尽力により、シンダーたちによるレリック強奪とアダム・トーラス率いるホワイト・ファング過激派によるヘイヴン・アカデミー陥落は阻止された。しかし“Haven's Fate”で、裏切り者であるライオンハートはその臆病さゆえに結局セイラムに殺されてしまった。そしてライオンハートの裏切りは、オズピンによって隠蔽されることになった。ライオンハートの死はアカデミーを守った英雄的にものに捏造され、裏切る前までの彼の善行を王国が忘れないように仕向けられた。
学長がいなくなり、アカデミー職員も死んでしまったことにより、ヘイヴン・アカデミーは一時的な閉鎖を余儀なくされた。残されたヘイヴン・アカデミー生たちはシェイド・アカデミーに転校するか、あるいは完全にハンターへの道を諦めた。チームSSSNとチームABRNはアカデミーの再開を待たずにシェイド・アカデミーに転校し、学長であるセオドアは8人の転校生がヘイヴンのチームSSSNとチームABRNであることを確認した。
制服[]
ヘイヴン・アカデミーの制服は、白いアンダーシャツに薄灰色の縁取りのある黒いジャケットを着て、女性はグレーと黒のチェック柄のスカートで、男性はサイドに薄灰色のラインが入った黒いズボンを穿いている。そして左の二の腕には白いバンドが巻かれている。
キャンパス[]
学長室[]
学長室の入り口の手前には、ライオンハート教授とのアポイントメントを取っている人のために、黒革のソファが置かれた小さな待合室がある。
学長室自体は2つの大きさの異なる半円をくっつけたような形をしている。学長が執務をする部分が大きな半円で、対面にある正面の出入口がある部分が小さな半円という間取りになっている。
茜色の学長室に、大きなマホガニー製の執務机が置かれている。向かって右手には、快適な環境のために来客用の小さなテーブルと椅子が置かれている。テーブルの上には、オズピンがライオンハートに贈ったティーセットが置かれている。
正面扉の右側の壁には秘密の通路があり、そこを進むと奥に小さな部屋がある。その小部屋には、ライオンハートとセイラムが円滑にコミュニケーションを行うためのシアーが隠れている。
扉の左右に背の高い本棚がひとつずつある。部屋の奥にある壁の上に、壁の曲線に沿ったロフトのような、本や箱、ランプなどの置かれた細長い棚がある。高い位置にある棚に上るために、はしごが設置されている。床の大部分は開けていて、大きな長方形の緑色のラグが正面扉から執務机まで続いている。床にはたくさんの箱や本、書類が散乱している。天井は斜めになっており、部屋の入口から奥に向かって低くなっている。天井の中央には、四角いシェードのついた4つのライトからなるシャンデリアがある。
中庭[]
中庭はヘイヴン・アカデミーの中でも特に広く、ゆったりとした空間である。森に囲まれており、中央には噴水がある。噴水の周囲には低木の植えられた花壇や木製のベンチ、街灯が並んでいる。中庭の両側にはミストラル王国の2つのCCTタワーがある。中庭はヘイヴン・アカデミーの大広間につながっている。
大広間[]
大広間は学長室へと続く広々とした建物で、ヘイヴン封印の間へのエレベーターを隠している女性の彫像がある。内装は緑色と茶色を基調としており、壁が緑、床や階段などは茶色で彩られている。封印の間に続く像の脇には2つの階段があり、踊り場で合流している。この踊り場の奥に学長室への扉がある。大広間は3段構造になっており、1階に出入口と生徒が集まれる広間が、中2階には学長室につながる踊り場が、そして2階には広間を見下ろせる回廊が壁際にある。広間の入り口付近の両側に2階の回廊へ続く階段がある。壁には様々な絵画やミストラルのシンボルが描かれた青い旗が飾られ、1階にはいくつかのトロフィーケースもある。
寮[]
ヘイヴン・アカデミーの寮は、他のアカデミーと比較して極めて豪華であり、ミストラル上流階級の建物を反映している。RWBY: Before the Dawnで述べられているように、寮の中には生徒が自由に使える自分だけの個室があり、チームごとのラウンジも用意されている。
封印の間[]
- メイン記事:ヘイヴン封印の間
他のアカデミー同様、ヘイヴンにも封印の間がある。それは学校の地下にある大洞窟で、大広間にある隠しエレベーターで下りることができる。この封印の間には、以前は知識のレリックが封印されていた。
春の乙女がいると、地面の円形模様とレリックの間の扉が明るく光る。レリックの間の扉を開けると、そこには広大な砂漠のある異次元空間がある。3つの大きくて丸い平坦な石が飛び石のように列をなし、知識のレリックが安置された石の台座へと続いている。シンダーとニオポリタンが封印の間に戻ると、レリックの間の扉がなくなっていた。
職員[]
以前[]
レオナルド・ライオンハート |
所属していたチーム[]
チームSSSN | ||||||||||||
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(シェイド・アカデミーに転校)
チームABRN | ||||||||||||
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(シェイド・アカデミーに転校)
卒業生[]
- パイク・ライト (シェイド・アカデミーに転校) [2]
- アラストラ・スカイ
- キャンディ・フロス
- ロック・ソルト
トリビア[]
- ヘイヴンやサンクタムに見られるように、ミストラルの戦闘訓練校はプライバシーや安全、避難所にちなんで名付けられているようである。
- ヘイヴンの名前は、自身の身を守るためにオズピンを裏切ったライオンハートによって成り立っているため、とても反語的である。
- 大広間にある彫像は、知識のレリックに宿るジンを模している。この像は、ヘイヴン封印の間へのエレベーターとしても機能している。
- ヘイヴン・アカデミーでは、入学式の後に祝賀会を行う[3]。
- ヘイヴン・アカデミーのガラス棚の1つには、ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントのトロフィーが入っている。
参考文献・脚注[]
- ↑ RWBY Livestream
- ↑ Eddy Rivas' Twitter
- ↑ RWBY: Before the Dawn Chapter 6