フロム・ダスト・ティル・ドーン(From Dust Till Dawn)は、RWBYの第1話“Ruby Rose”で登場したヴェイルにあるダストショップである。この店のオーナーである店主は、その後もア・シンプル・ウォックやヴァイタル・フェスティバルの際にヌードルショップで働くなど、何度も登場している。
歴史[]
ローマン・トーチウィックとその手下たちは、第1話“Ruby Rose”で小さな店に強盗に入る。店主は抵抗せず、彼らにリエンを渡すことを申し出るが、ローマンは代わりにダストを盗むように部下に命じる。強盗の最中に手下の1人が雑誌を読んでいるルビー・ローズに気付き、「手を上げろ」と言うが、彼女はヘッドフォンをしていたために聞こえなかった。
やがて手下に肩を掴まれ注意を向けさせられたルビーは、自分が強盗の真っただ中にいることに気づき強盗犯を撃退する。他の手下が彼女に銃を向けたが、その手下にルビーは飛び蹴りを食らわせ、手下と一緒に正面の窓を突き破りながら店の外へ飛び出た。ローマンは残りの手下たちに彼女を襲わせたが、彼らは全員ルビーによってやられてしまった。ローマンはすぐに逃げ出し、ルビーは店主に無事を確認してからローマンを追った。
ルビーの技術やグリンダ・グッドウィッチの介入にもかかわらず、ローマンは共犯者のシンダー・フォールの助けを借りて、どうにかダストを持ち逃げする。
しばらく経ち、“Best Day Ever”で完全改修した店の前で、店主が『NEWLY RE-OPENED!』という横断幕を張っている姿が見られる。しかし、脚立から降りる店主にエメラルドがぶつかってしまい、彼は地面に落ちて倒れ込んでしまう。エメラルドは彼に謝り、手を伸ばして店主が起き上がるのを手伝ったうえで、タクソン書店への行き方を尋ねた。
“A Minor Hiccup”では、店主が店名の書かれた装甲トラックを運転している時に、ルビーが道路に飛び出してきたために轢きそうになる。ペニー・ポレンディーナがその間に入り、ルビーを道路の外に押しのけてトラックを押し留めたため、トラックの前面は破損し、大きなダメージを受ける。
店主のダスト・ショップは、“Amity”でルビーがアミティ・コミュニケーション・タワーを使って、レムナント中へメッセージ動画を配信したときに再び登場する。店内で流れているルビーの映像を店主と、驚いた様子のグリンダが見ていることも確認できる。ただしこの店がVolume 1やVolume 2で登場した"フロム・ダスト・ティル・ドーン"そのものかどうかは、店内でもこれまで映ったことのない店の奥の方と窓際しか描かれないため定かではない。だがガラス窓に書かれている文字や壁などはほぼ同じである。
取扱品[]
表の窓に取扱品の種類が書かれている。向かって左手の窓に『TOOLS CARTRIDGES SCALES』、右手の窓に『DUST CRYSTALS BOOKS』。少なくとも道具、カートリッジ、秤、ダスト、クリスタル、本を販売していることがわかる。カウンターにはダスト・クリスタルの入ったガラスケースが置かれている。壁には様々な色の粉末状ダストが入ったチューブがあり、チューブの底に円筒形の容器を取り付けてダストを引き出すことができる。
店内を見渡すとガラス製の瓶や容器、箱など、ダストを入れるためにありそうな商品が各種陳列されている。また、雑誌や『Vale Times』という新聞も置いてある。
トリビア[]
- 店名の"From Dust Till Dawn"は、映画『From Dusk Till Dawn』のダジャレである。
- Miles LunaとKerry Shawcrossは、この名前/ダジャレを思いついたときは「とても嬉しかった」と語っている。
- 店に強盗が入った際、ルビーが『Weapons Magazine』という雑誌を読んでいる。雑誌の背表紙にはシュニー・ダスト・カンパニーのシンボルを表した雪の結晶が描かれ、上には"FINEST OF THEM All"と書かれている。
- 店内でルビーがヘッドフォンで音楽を聴いているとき、マガジンラックに『鋼の錬金術師』の『真理』が表紙に描かれた本がある。
- 店主はVolume 1でもVolume 2でも第1話の冒頭に登場しているが、どちらのエピソードでも強盗の被害に遭っている。Volume 1ではローマンにダストを盗まれ、Volume 2ではエメラルド・サストライにお金をすられている。