フィオナ・タイム（Fiona Thyme）はロビン・ヒル率いるハッピー・ハントレスのメンバーである。初登場はPomp and Circumstance。
外見・衣装[]
フィオナはオリーブ色の目と、無造作なスタイルの白いショートヘアを持つ若い女性。彼女は羊のファウナスであり、その特徴は耳に現れている。左耳にはリング状の小さなイヤリング、右耳にはベルが付いたイヤリングをつけている。
オリーブグリーン色のノースリーブコートを着ており、ダークブラウンのコートの襟にはハッピー・ハントレスのブローチを付けている。緑色の長袖シャツを着ており、その上に白とオレンジの胸当てを着こんでいる。腰周りにコートを押さえるオレンジ色のベルトをしている。ダークブラウンのパンツとグレーの膝下丈ブーツを履いており、折り返したブーツの上端からは白い裏地が見えている。
両手には黒いフィンガーレス・グローブを付けており、その上には金属の籠手を付けている。左腕の籠手は上腕の途中まで覆うものだが、右腕側は前腕のみを覆っている。
人物[]
フィオナはロビンに忠誠を誓っており、彼女が信頼する仲間の一人となっている。彼女はアトラス・アカデミーを卒業したあと、アトラス軍に所属し功績をあげるよりも、市民のために心血を注ぎ、マントルの人々を助ける道を選んだ。
"A Night Off"では群衆の熱狂に興奮しており、ともにロビンを熱心に応援する姿を見せている。彼女は将来に希望を抱いており、ロビンが議員となってマントルの状況を打開することを期待していた。
祝勝会場でのティリアン・キャロウズの襲撃時は最優先でロビンを守ろうとし、怪我を負った際もロビンを心配させないようにと大丈夫だと返事を返した。
フィオナは涙もろいところがあり、祝勝パーティではロビンへの期待を語るうちに涙ぐんでいる。また、"Risk"にてジェームズ・アイアンウッド将軍の最後通告を聞いたときには泣き崩れてしまった。
活動履歴[]
本編に登場する前、フィオナはアトラス・アカデミーに通い、優等生として卒業する。
卒業後は軍隊には入らず、マントルでロビンが政治家としてのキャリアを追求するのをサポートすることになった。
シリーズ開始前、フィオナはアトラス・アカデミーに通い、優等生として卒業していた。軍隊に入るのではなく、マントルでロビンが政治家としてのキャリアを追求するのを助けることにした。
Pomp and Circumstanceで初登場したフィオナは、ジョアンナ・グリーンリーフと共にシュニー・ダスト・カンパニーの鉱山跡からジェームズ・アイアンウッドの軍隊が部隊と合流するところを監視している。
Sparksではフィオナとロビンは、大量のダストと建築資材がアミティ・コロシアムに輸送されている理由を探るため、ルビー・ローズ、ペニー・ポレンディーナ、クローバー・エビが乗っていた車両を待ち伏せし、彼らが大量のダストや資材をアミティ・コロシアムに搬入する理由を問いただした。
この際は彼らに通行を許したものの、ハッピー・ハントレスのメンバーはその理由を引き続き探ることを決めている。
また、Out in the Openでは、フィオナはジョアンナ、メイ・マリーゴールドとともにグリムの侵略からマントルを守る姿を見ることができる。
技能と力量[]
フィオナはアトラス・アカデミーにおけるトップクラスの卒業生の一人であり、熟練の戦士である。
武器[]
- メイン記事：ハッピー・ハントレスの武器
彼女の武器は、ハッピー・ハントレスのメンバーが共通で使う、両端が刃付きのクロスボウになっている棍である。
センブランス[]
トラックを吸収するフィオナ
- メイン記事：ポケット・ディメンション
フィオナのセンブランスであるポケット・ディメンションは、彼女の手の平を通し触れている物質を取り込むことができる。その後、取り込んだ物質は完全な状態で取り出すことができるようである。"Worst Case Scenario"では、貨物を積んだ軍用トラック全体を完全に吸収している。
"Refuge"では、マントルのマップを吸収し、その後取り出す様子を見せている。
トリビア[]
- ハッピー・ハントレスのメンバーはロビン・フッドの「愉快な仲間たち」（Merry Men）をもとに作られている[1]。フィオナの場合は、名前が似ているタック修道士（Friar Tuck）がもとになっていると考えられる。
- フィオナ（Fiona）という名前は、ゲール語をラテン語化した"fionn"（白い、公正な）の英語形、またはアイルランド系の名前である"Fíona"を英語化したものと考えられる。
- 姓のタイム（Thyme）は春に生える緑色のハーブがルーツと思われる。
- フィオナのセンブランスは元々、ローマン・トーチウィックのために考えられたもので、Deep Pocketsという名前であった。しかし、ローマンがセンブランスを披露する機会が無かったためこのセンブランスは後のキャラクターのために取っておくことになった。また、ローマンは、センブランスを見つけられない者もいることの一例として扱われることになった[2]。
- 動物の耳を持つファウナスは人間の耳と合わせて2組の耳を持っていることが多いが、フィオナの耳はおそらく1組のみであるため、珍しい特徴であると言える。
- ファウナスのキャラクターの多くは、衣装にも元になった動物の特徴が反映されている。フィオナの場合、イヤリングのベルが牛や羊といった家畜に付けるベルに似ている。
- 当初の構想では、"Creation"でのヴァキュオへの避難路のアイデアはフィオナのセンブランスをもとに考案されるという流れだったが、脚本の変更でルビー・ローズ達とフィオナのシーンがほとんど無くなったため、スノー・シュー運送施設をもとに考案するという流れに変更された[3]。
参考[]
- ↑ Stay Zen Creating Remnant From Home 53:00
- ↑ RWBY: Volume 7 Director's Commentary – Chapter 7
- ↑ RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 12