- World of Remnant エピソードの Huntsmen については次を参照:“Huntsmen”
ハンター(Huntsmen / Huntresses)は、グリムの創造物を倒すためのライセンス[1]を持った選び抜かれた戦士であり、世界の「平和を守る」ことを責務としている。
大戦の終わりがヴァイタル島で締結された後、ハンター・アカデミーが設立されると同時にハンターという職業が作られた。これらのアカデミーには、人類の未来を守る役目を担うべき選び抜かれた戦士を育成することが課されていた。
育成・訓練[]
- メイン記事:ハンター・アカデミー
ハンターになりたい人は、まずミストラルにあるサンクタム・アカデミーやパッチにあるシグナル・アカデミーなどの初等戦闘訓練学校に通うことが多く、これらのアカデミーでは、新入生に戦闘の基礎や武器の製造、戦場でのダストやオーラの応用などを教えるようになっている。しかし自力でスキルを磨いた者は、この段階を飛ばして直接応募することができる。ブレイク・ベラドンナがその一例である。
入学志願者は厳しい入学試験に合格しなければならず、合格者がハンター・アカデミーに入学することができる。そしてアカデミー唯一の目的は、4つの王国と人々が慣れ親しんだ生活スタイルを守るために生死をかける次代のハンターを育成することである。
初等戦闘訓練学校とそれらに対応する王国は以下の通りである。
- ヴェイル - シグナル・アカデミー(パッチ)、ファロス・アカデミー[2](ヴェイル)
- ミストラル - サンクタム・アカデミー(アーガス)、 名もなきクチナシの訓練校[3](クチナシ)
- ヴァキュオ - オスクーロ・アカデミー[4](コキナ)
主要なハンター・アカデミーとそれらに対応する王国は以下の通りである。
- ヴェイル - ビーコン・アカデミー (休止中)
- ミストラル - ヘイヴン・アカデミー (閉鎖中)
- ヴァキュオ - シェイド・アカデミー (活動中)
- アトラス - アトラス・アカデミー (前身:アルシウス) (滅亡)
生徒は一般的に17歳で入学し、4年間のコースを修了して卒業するが、ルビー・ローズのように15歳という若さで飛び級して入学した生徒もいる。
アカデミーで生徒たちは4人1組のチームに分けられる。これは将来のハンターとって重要な資質である、チームメンバーたちとの共感とチームワーク、そして永続的な絆を育むことを目的としている。アカデミーを卒業した後、チームはそのまま存続することもあれば、メンバーが独立したキャリアを追求するために解散することもある[5]。
ビーコン・アカデミーでは、座学で歴史やグリムの種類などを学ぶ。実習では、危険な場所へ赴く実地訓練や他の生徒とのスパーリング、ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントへの参加、他のアカデミーの生徒とのスパーリングなどもある。実際のミッションに参加することもあり、1年生はプロのハンターが同行するが、2年生以上は単独で危険な任務に就くこともある。
すべてではないが、ほとんどのハンターが自らのセンブランスを発見する[6]。
ハンターになるためにアカデミーに入学する者もいれば、下心があってアカデミーに入学する者もいる。例えば、クロウ・ブランウェンとレイヴン・ブランウェンは、自分たちの盗賊団にとってグリム以外の脅威がハンターだけであったので、もともとはハンターを殺すためにビーコン・アカデミーに入学した。
ハンター・ライセンス[]
いずれかのアカデミーに入学すれば、学生にスクロールでアクセスできる学生用ハンター・ライセンスが与えられるようだ。おそらくこれはミッション実習の際にも使われるのであろう。卒業時か学長の許可を得た時に、この学生用ライセンスは完全なプロのハンター・ライセンスに更新される。
学生のライセンスとプロのライセンスには同じ情報が含まれており、唯一の違いは、学生のライセンスには"STUDENT LICENSE"[7]、プロのライセンスにはハンターの性別に応じて"HUNTSMAN LICENSE"または"HUNTRESS LICENSE"と表記されていることである。
ハンター・ライセンスに記載されるハンター情報:
- ライセンスの種類
- 所属している王国
- 証明写真
- フルネームとバーコード
- 15桁のハンターIDナンバー
- エンブレム
- ライセンスを発行した王国
- ライセンスを許可したアカデミー
- ハンター・ライセンスの制限
RWBY: The Grimm Campaignおいて、タスクマスターのように犯罪行為にハンターが関与した場合、そのライセンスが取り消される可能性も述べられている。
また特に才能のあるハンターは、アカデミーに通う必要性を差し控え、ライセンス試験を受けてライセンスを取得することができる。
雇用契約・雇用形態[]
アカデミーの創設者たちは、卒業後、ハンターが特定の王国に忠誠を誓うことがないようにと考えた。ハンツマンのライセンスを持つ卒業生には、仕事内容を選ぶのと同じく、誰のために働くかまでを選ぶ自由が与えられている。ハンターはミッション・ボードを利用して仕事を見つける。しかし、この方法にも問題がないわけではなく、ハンターは時折リエンのためだけにいかがわしい目的で雇用されることが知られている。例えば、犯罪組織ウェイブに雇われていたチームSMMKや、元々はクラウンの雇われハンターであったバーティラック・セラドンなどが挙げられる。
このようにハンターと王国の忠誠心を分けることは、平和を維持するための手段として行われた。しかしアトラス王国ではこの区分けが支持されなかったようである。アトラス・アカデミーは政府と結びつくだけでなく軍とも一体化し、生徒たちに軍の特殊部隊への入隊を強く求めたために著しい批判を受けた。ウィンター・シュニーは、軍における「スペシャリスト」の顕著な例のひとつである。ジェームズ・アイアンウッドが、オズピンのルールを気にせず、代わりに効率を優先させたエース部隊は、色の命名規則を意図的に無視した、4人組ではなく5人で構成された特殊なチームであった。
ミッション・ボード[]
ミッションボードにはミッションの種類、仕事内容の簡単な説明、仕事が必要とされている場所、ミッションの開始時期などが記載されている。またミッションボードには、誰かがミッションを引き受けた後の状態も詳しく書かれている。RWBY: The Grimm Campaignでは、ミッション・ボードのシステムに欠陥があることが明らかになっている。リアルタイムでボードが更新されるように意図されているが、複数のハンターが同時にミッションを引き受けることが可能になってしまい、その場合、請け負ったハンター全員で目的を完遂し、報酬を分け合わなければならない。
一般的に、報酬は特定の目的の難易度に応じて変化するが、特にグリム討伐の賞金ミッションでは顕著である。しかしセンチネル討伐のように、特定のグリムの賞金ミッションをハンターが避ける場合があり、結果として報酬が難易度ランキングに比べて不釣り合いなほど高くなってしまうことがある[8]。
ハンターのミッションには様々な種類がある。ハンターが利用可能な、現在知られているミッションの種類は以下の通りである。
- 捜索・救助 - 行方不明者の発見や遺失物の回収
- サーチ・アンド・デストロイ - 規模が大きくなりすぎたグリムの掃討
- 周辺防衛 - 王国や市街地内へのグリム浸透を防ぐための壁や防御の強化
- 村の警備 - 王国が設立したわけではない村のグリム撃退への協力
- 賞金稼ぎ - 指名手配犯とグリムの捕獲
- 護衛 - グリムのいるエリアを移動する民間人のサポート
ハンター王国協定は、ミストラルのハンターたちを法的に保護するための法律である。
“When Life Gives You Lemons”において、ハンター同士がコミュニケーションを取り合うために、スクロールにはハンターのネットワーク・アプリケーションが搭載されていることが示されている。
ハンター一覧[]
チームRWBY[]
チームJNR[]
チームSTRQ[]
ヴェイル[]
- マイナーキャラクター
- ハロルド・マルベリー - 武器の作成と保守の教鞭をとる、ビーコン・アカデミー教員。
- サンベリーナ・ピーチ - 植物学のビーコン・アカデミー教員。
- アン・グリーン - 隠密と警備の教鞭をとる、ビーコン・アカデミー教員
アトラス[]
- マイナーキャラクター
- 大勢のアトラスのハンター - アトラスで働く多くのハンター。
- チームBRIR - アトラス出身ではないハンターチーム。ビアンカ、ローン、アイヴィー、ルダでの4人で構成。
ミストラル[]
- マイナーキャラクター
- パイク・ライト - 「プロ」のハンターで、最近ヘイヴン・アカデミーを卒業。
- アラストラ・スカイ - ヘイヴン・アカデミーを卒業したサーバルのファウナス。
- アッシャー・モラ - ミストラルで現在活動しているシェイド・アカデミーの卒業生。古い知り合いに、ハースの現リーダーのアビゲイル・パイアーがいる。
- フェニックス・ネメアー - ミストラルで現在活動しているシェイド・アカデミーの卒業生。
- 大勢のミストラルのハンター † - ライオンハートに身元をセイラムに漏らされ、ヘイゼル・ライナートとティリアンよって殺戮された、ミストラルで活動していたほぼ全てのハンター。
- F.ピコール † - ティリアンの投獄を担当したハンター。
- オパール - グリム・リーパーと組み、いまは引退しているファウナスの元ハンター。クチナシにある"スキルフル"のオーナー。
- チームSMMK - クチナシの中心的ハンターチーム。シル、マートン、ミラ・ラベンダー、カーキの4人で構成。もともと犯罪組織ウェイブで働いていたが、後に組織に見捨てられる。
- アラバスター - ウェイブを乗っ取った元ハンター。前職はクチナシ市警備隊の保安官。
- ダフ - クチナシ市警備隊からウェイブに鞍替えしたものハンター。その後、フェニックスからウェイブから離れるように説得された。
- タスクマスター - 複数の犯罪と取引していたためにライセンスを剥奪された元ハンター。クチナシで情報屋をしていた。
- タカヤ - 名もなきクチナシのアカデミーの学長。犯罪組織ウェイブに抵抗するレジスタンスのリーダー。
ヴァキュオ[]
- セオドア - シェイド・アカデミーの学長で、オズピン勢力の一員。
- ザンシ・ランポール - シェイド・アカデミーの歴史の教授で、オズピン勢力の一員。
- ロウィーナ・サニーブルック - シェイド・アカデミーの武器教師。
- エドワード・カスピアン - 年配のベテランハンター。
クラウン[]
- カーマイン・エスクラドス - 悪党のベテランハンター。シェイド・アカデミー卒業生。
- ローザ・シュヴァイン - シェイド・アカデミーを中退した犯罪者。
- ギリアン・アストゥリアス - シェイド・アカデミーを中退した犯罪者。
- ジャックス・アストゥリアス - シェイド・アカデミーを除籍させられた犯罪者。
- アルジェント・ポコロン - シェイド・アカデミーを中退した犯罪者。
- アンバー・ゴルゴネイオン - シェイド・アカデミーを中退した犯罪者。
- バーティラック・セラドン - 悪党のベテランハンター。シェイド・アカデミー卒業生。
- グリーン - かつてクラウンに洗脳されたハンター。現在は普通に活動している。
参考文献・脚注[]
- ↑ Faunus
- ↑ After the Fall
- ↑ RWBY: The Grimm Campaign
- ↑ After the Fall
- ↑ RWBY: World of Remnant Volume 3: Huntsmen
- ↑ Rooster Teeth's Tumblr
- ↑ 学生証ならば "STUDENT CARD" または "STUDENT ID CARD"
- ↑ RWBY: Amity Arena Centinel Card Bio