ハッピー・ハントレス(Happy Huntresses)は、マントルを活動の拠点としているアトラス・アカデミー卒業生のハンターからなるチームである。アトラスを拒否し、マントル側につくことを選んだロビン・ヒルによって率いられている。
歴史[]
ハッピー・ハントレスのメンバーは、アトラス・アカデミーを優秀な成績で卒業している。彼女たちにはフォレストのような支持者が多くいる。ハッピー・ハントレスは、ロビンのエンブレムをモチーフにしたバッジを共有している。クロスボウを使うロビン以外のメンバーは全員、2つのクロスボウを両端につけた棍という、槍とクロスボウの機能を兼ね備えた武器を使用している。
ハッピー・ハントレスが初めて登場するのは“Pomp and Circumstance”で、シュニー・ダスト・カンパニー第2鉱山へのミッションを終えたルビー・ローズ一行とエース部隊が鉱山から出て来る所を、フィオナ・タイムとジョアンナ・グリーンリーフが偵察している時である。
彼女たちが本格的に登場するのは“Sparks”からである。ハッピー・ハントレスはリーダーであるロビンが、ルビーやクローバー・エビ、ペニー・ポレンディーナ、クロウ・ブランウェンたちアトラス側のハンターから、アミティ・コロシアムを使用したジェームズ・アイアンウッドの計画について探ろうとする。その際にメイ・マリーゴールドとジョアンナがハンターたちを待ち伏せしようとするが、攻撃の機会を得る前に見つかってしまう。クローバーに話をはぐらかされたロビンはルビーたちから聞き出すのを諦め、渋々解放する。その一方でアイアンウッドの真意を突き止めることを誓う。
“A Night Off”では、ハッピー・ハントレスがロビンの選挙祝勝会で警備をしていたが、ティリアン・キャロウズを凶行を防ぐことはできなかった。ティリアンの襲撃でフィオナが負傷し、ジャック・シュニーが議員に当選した後、落選したロビンとその仲間のハッピー・ハントレスはマントルの本格的な自警団となり、マントルの防御壁を修理するために、アトラス軍からアミティ・プロジェクトに必要な資材を強奪しだした。
その後、ジャックの選挙不正とセイラムのアトラス侵攻を知ったロビンは、アトラス王国を守るという目的が一致したアイアンウッドと協力する。国民に一致団結を求めるためにロビンはアイアンウッドと一緒に動画放送に出て、彼女のライ・ディテクションでアイアンウッドの言葉に嘘がないことを国民に証明してみせた。ハッピー・ハントレスはマントルの戦いでマントルの防衛に参加し、ルビーたちやエース部隊と協力してグリムの侵攻を阻止した。またロビンは、クローバーやクロウと共にティリアンを倒して逮捕した。
しかしアイアンウッドがマントルからアトラスへの避難を切り上げて戒厳令を宣言したことで、ハッピー・ハントレスとルビーたちはアイアンウッドやエース部隊と敵対する。クロウを連行しようとするクローバーとロビンはティリアンを護送していた飛行船の中で戦うことになり、偶然にもティリアンを開放してしまう。ティリアンは飛行船を墜落させ、その衝撃でロビンは負傷し、クロウと争っていたクローバーをティリアンが殺してしまう。その後、アトラス兵がロビンとクロウを逮捕しに来たが、ティリアンにぬれぎぬを着せられた2人は刑務所に収監された。
ロビンの逮捕後もハッピー・ハントレスは、アトラスに避難できなかったマントル市民を助けるために活動を続け、最初の包囲戦で殲滅し損なったグリムから市民を守り続けた。ロビンの逮捕によりジョアンナがチームリーダーの役割を主に担うようになり、フィオナやメイとともに、アトラス直下にあるクレーターの中心にマントル市民を避難させるためにしっかりと計画し始めたことが示されている。メイは、ルビーたちがアミティ・コミュニケーション・タワーの発射コードを入手するためにアトラス司令部に到着した時に協力し、インヴィジビリティ・フィールドのセンブランスを使ったり、脱出艇を手に入れたりすることでルビーたちを助けた。その後、負傷したノーラ・ヴァルキリーをシュニー邸に連れて行き、療養させるのにも協力した。
アトラスの戦いの最中、ロビンはクロウと共に脱獄に成功する。その後メイは、アトラスへのグリムの攻撃を阻止しても軍隊のいないマントルの状況は良くならないと考えて、ルビーたちをシュニー邸に残し、マントルに戻ることを決意する。ウィットリー・シュニーの機転でシュニー・ダスト・カンパニーの自律型ドローンをマントルの人々の避難援助のために送ったが、アトラス軍が飛行船を出撃させて破壊してしまう。そしてアイアンウッドはペニーに、1時間以内にアトラスに戻って封印の間にあるレリックを解放しければ、モンストラを破壊するために本来用意していた爆弾でマントルを破壊するという最後通告を突きつけた。
ロビンとクロウは、アイアンウッドから離反したウィンター・シュニーとマロウ・アミンの助力によりルビーたちがアイアンウッド軍を阻止するのを助け、そして残ったエース部隊を拘束した。ルビーたちが創造のレリックを使用して、アトラスとマントルの人々がヴァキュオに逃れるための避難中継地を作った後、ハッピー・ハントレスが先行して試した。ロビンとクロウがエース部隊を拘束している最中、アーサー・ワッツにハッキングされたアトラシアン・ナイト-200が自爆し、エース部隊をマロウのセンブランスから解放する切っ掛けになった。ハリエット・ブリーはこの機会を利用して自らマントルに爆弾を届けようとし、クロウやロビン、さらにはエース部隊の仲間であるヴァイン・ゼキもハリエットの蛮行を止めるために後を追う。しかし他のハッピー・ハントレスがヴァキュオに到着すると、そこはひどい砂嵐であり、ラヴェジャーに襲われてしまう。
ロビンとクロウ、そしてエース部隊の残りのメンバーは、ハリエットがマントルへ爆弾投下することを止めるようと説得する。不意に飛行船から落下しそうになった爆弾を、クロウはグッド・フォーチュンのセンブランスを持っていたクローバーの形見に祈りを捧げ、船内にとどめることに成功する。しかしワッツが起爆スイッチのタイマーを遠隔操作で起動してしまう。ヴァインは自分の命を犠牲にして爆発から仲間たちを救うことを決意し、クロウやロビン、残されたエース部隊のハリエットとエルム・エダーネは彼の最期を見届けるしかなかった。その後、アトラスがマントルに墜落し、両都市が水没するのを目撃する。その際、ロビンは、姪のルビーと連絡が取れなくなったクロウを慰めようとした。
メンバー[]
ハッピー・ハントレス | ||||||||||||
|
トリビア[]
- ハッピー・ハントレスはロビン・フッドの『愉快な仲間たち(Merry Men)』を連想させる[1]。
- ロビン・ヒルは、もともとイギリスの民間伝承で描かれた伝説的な英雄的無法者であるロビン・フッドを暗示している[2]。いくつかの類似点がある。
- メイ・マリーゴールドは、イギリスの民話に登場する無法者ロビン・フッドの恋の相手である『乙女マリアン(Maid Marian)』を連想させる[3]。
- フィオナ・タイムとジョアンナ・グリーンリーフは、それぞれ『タック修道士(Friar Tuck)』と『ちびのジョン(Little John)』と名前が似ていて、頭文字も同じである。
- “Refuge”において画面上には現れないが、フィオナとの音声通信で名前を呼ばれるクリムゾン(Crimson)は、ハッピー・ハントレスの五人目であるかもしれない。また、愉快な仲間たちの『ウィル・スカーレット(Will Scarlet)』を暗示しているかもしれない。
- ハッピー・ハントレスは、エース部隊とは対照的な存在である。
- “The Greatest Kingdom”では、マントル周辺に『Show your teeth』という落書きが見られ、ハッピー・ハントレスのスローガンとなっている。
- 選挙集会の際に、ハッピー・ハントレスがどれだけお互いのことやマントルのことを気にかけているかをスタッフは示したかったようだ[4]。
- チームメンバーの名前は、春の季節にちなんでいる。
- ロビンの名前は、春の兆しである鳥であるロビン(American robin)と同じ発音である。
- フィオナとメイの姓であるタイムとマリーゴールドは、それぞれ同名の植物に由来しており、どちらも春に植える。
- "May(メイ)"は五月を意味し、当月は春に該当する。
- ジョアンナの姓であるグリーンリーフは、春になると緑の葉が芽吹くことを意味している。
- ハッピー・ハントレスのメンバーの既知のセンブランスは、手の周りにオーラのような光に包まれる。
- ロビンのライ・ディテクションは、自分と対象者の手を薄紫と緑の光で覆う。
- フィオナのポケット・ディメンションは、物を収納したり取り出したりする際に、手の周りに白っぽい黄色の光を放っている。
- メイのインヴィジビリティ・フィールドは、光学迷彩を投影する際にメイの手を青い光で覆っている。
参考文献・脚注[]
- ↑ Stay Zen Creating Remnant From Home 53:00
- ↑ Stay Zen Creating Remnant From Home 50:16
- ↑ Stay Zen Creating Remnant From Home 53:00
- ↑ RWBY Volume 7 Crew Commentary -Chapter 6