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ニオポリタン(Neopolitan)RWBYの敵対勢力の一人で、元々はローマン・トーチウィックの補佐的な立場であった。生まれた時の名前はトリヴィーア・ヴァニル(Trivia Vanille)[3]。仲間からはニオ(Neo)の愛称で呼ばれることが多い。武器は刃物が仕舞われた傘のハッシュ。初登場は"Painting the Town..."。

"Heroes and Monsters"にて、アトラシアン・エアシップ機上でルビー・ローズに傘を開かれ外へ飛ばされてしまって以降、消息不明であったが、"The Coming Storm"にてルビー達を追うシンダー・フォールの前に姿を現した。

ニオは小説の"RWBY: Roman Holiday"の主人公の一人である。

外見・衣装[]

ニオの容姿はナポリタンアイスクリームをモチーフにしており、髪の左半分はブラウン、右半分はピンクに白のメッシュが入っている。目の色は左右それぞれ茶、ピンク、白に変化させたり入れ替えたりすることができるが、茶色とピンクのオッドアイであることが多い。Volume 6ではニオの髪型も僅かに変わっている。髪はボリュームが増えており、ややウェーブがかかっている。前髪はやや短くなっており、白のメッシュも見られない。

ニオは極めて小柄な人物であり、Monty Oumが公開した公式の身長比較表でもルビーよりさらに背が低い。"No Brakes" でヤン・シャオロンと向かい合ったときには、ハイヒールを履いているにもかかわらずヤンの顎に届く程度の身長しかなかった。

初期 (Volume 2~6の途中)[]

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ニオは前面のみ短い形の、内側はピンクの白いジャケットを着ている。ジャケットの下にはに茶色のコルセットを着ており、腰周りは素肌が見えている。下半身は茶色のパンツで、グレーのバックル付きの茶色のベルトと、細いベルトの2本を巻いている。その他に黒のロンググローブとハイヒールの白い膝丈ブーツを身に着けており、首には様々な種類のネックレスをかけている。

NEO-V6

"The Coming Storm"で再登場したときにはいくつかの点で衣装が異なっている。彼女はローマンの形見と思われる帽子を被っており、また、ジャケットの左肩や裾の先端、パンツなどは破れたり穴が開いたりしている。彼女は酒場の中でシンダーと戦い始めたときはこれらの点を全てセンブランスで偽装しており、以前と同じ姿に見せていた。

Volume 6の終盤以降[]

Neo VS JNPR

"Our Way"では、ニオはローマンの帽子以外の服装を一新している。新衣装のジャケットは表がチョコレートブラウン、裏がピンク色で、肩から上の部分が無く2本のベルトで吊っているという独特のデザインである。その下には3つのボタンが付いた白のクロップドベストを着ており、へそ出しのスタイルになっている。首にはローマンのものとよく似たスカーフを巻いている。腕にはジャケットと同じ色の独立したスリーブを付けており、手にはグレーのボタンが付いた白いグローブをはめている。下半身には白いパンツに白いベルトのシンプルな構成で、靴はそのパンツと繋がっているようなデザインのアンクル・ブーツである。普段は彼女の髪で隠れていて確認できないが、ジャケットの背中部分には小さなアイスクリームコーンの形のキーホルダーがチェーンで留められている。

ニオ・キャット[]

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キュリアス・キャットに身体を乗っ取られたときは、基本的にニオの姿をしているが一部が異なっている。目はキュリアス・キャットのように水色の目に白い瞳となり、歯は長く鋭くなっている。また、後に両手はより大きな水色のかぎ爪になっている。この姿はニオ・キャット(NeoCat)と呼ばれることもある[4]

キュリアス・キャットが出ていったあとは、ニオは元の姿に戻っている。

変装[]

"Round One" でヴァイタル・フェスティバル・トーナメントに参加した際、ニオは普段とは全く異なる格好をしていた。前髪の形は普段通りだが、髪型は黒に明るいメッシュを入れたツインテールとなっており、目の色は緑(普段の色に変えることもできる)である。胸と首に白のレースがついた袖なしの黒いブラウスと、似たデザインで膝まであるスカートを白のベルトで締め、両手首にアームバンドを巻いている。また、靴の底には彼女のエンブレムである三つ巴が彫られている。RWBY: Amity Arenaでは、このとき厚手の白いロングソックスを履いていることが判明した。

"Beginning of the End" では、黒のショートヘアに紅紫色の目で救急隊員の制服を着て変装した。

"PvP"では、髪型などは普段通りだがアトラス軍の制服を着ている。

"Our Way"では、新衣装に変わる直前にミストラル警察の制服を着ていた。

"Cordially Invited"と"As Above, So Below"では、シュニー家の給仕の格好をしている。このとき、目は緑色で肩に届く長さの黒髪に2つのヘアピンを付けていた。

"Out in the Open"では、ニオはルビー・ローズなど、他の人物と同じ姿にもなれることが明らかになった。"With Friends Like These"では、性別の異なるオスカー・パインの姿にもなっている。ただし、ニオはこれまで自分と大きく体格の異なる者の姿にはなったことがない。

"Witch"では、彼女は非生物の姿にもなれることが明らかになった。彼女はモンストラの内壁の姿で他人の目を欺き、知識のレリックを盗み出している。

トリヴィーア・ヴァニル[]

まだトリヴィーアとして生きていた8歳の頃は、髪の毛は茶色一色でお下げ髪にしていた。左右の目の色は現在と同じくピンクと茶だが、両親は彼女の虹彩異色症を隠すためコンタクトレンズを付けさせて両目とも茶色に見せていた。服は黒い長袖のトップスと白いシャツで、胸元には黒いリボンも見られる。

イメージギャラリー[]

衣装[]

変装[]

人物[]

理由は不明だがニオは全く言葉を喋れないため、コミュニケーションはボディランゲージやテキストベースの手段に頼っている。また、自身のセンブランスを使って意思を伝えたこともある。

ホワイト・ファングの集会ではビジネスライクな態度だったが、"Painting the Town..." でローマンが負けた後に割り込んだ時は、大胆にも不敵な笑みを浮かべてチームRWBYに向かってお辞儀をして見せた。この大胆さは"No Brakes"のヤンとの戦闘の際も見られ、彼女は終始笑みを浮かべながら挑発するような動作で戦っていた。この余裕ある態度はその前にヤン、ワイス・シュニーブレイク・ベラドンナ三人の前に姿を現した時からのものであるため、彼女が3対1でも構わないと考えていたことが分かる。

ニオは残酷でサディスティックな面もあり、意識を失ったヤンを傘の仕込み刃で突き刺そうとした時にも微笑んでいた。また、ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントでは倒れて抵抗できない相手を笑顔で踏みつけている。一方で格上の相手に対峙した時は顔色が変わり、怯んだ様子を見せる。この事はニオがレイヴン・ブランウェンと対峙したシーンでよく分かる。また、彼女は強い復讐心を持つタイプであり、"The Coming Storm"ではローマンの死に関係するシンダーを殺そうと襲いかかっている。

ニオは与えられた任務に関しては忠実であり、いかなる障害をも排してやり遂げている。特にローマンからの指示は彼女にとって最優先事項である。しかしながら、彼女は盲目的に指示に従うわけではなく、例えばシンダーが知識のレリックを奪ってくるよう指示したときにはルビーの姿に変身して抗議してみせた。ニオが一度決めた目標を放棄したのはシンダー殺害に関してのみであり、それについてもローマンの仇討ちをするという本来の目的からは外れていない。ニオは上記の通り残酷な一面を持っているため、子供であるオスカーであっても任務の障害と判断すれば殺すことも厭わないが、最初にレリックを奪った際にはオスカーを生かしておいているため、不必要な殺生はしないようである。

ニオは自らの働きを他人に認めてもらいたいという気持ちが強いようである。ローマンは彼女の働きにしばしば感謝を示していたためニオは非常に満足していたが、一方でシンダーはそのような感謝の姿勢が見られないため、ニオは不満を募らせている。特に、ニオが持ち帰った知識のレリックを感謝の言葉もなく受け取ったときや、それをセイラムに献上する際に自らの手柄のように話したときにはニオは怒りの表情を見せている。このような鬱憤が溜まっていった結果、ニオはシンダーの命令よりも自らの望みを優先するようになった。

ニオはローマンにこの上ない忠誠心を持っており、また心が通じ合った仲のようである。ニオはローマンの指示を進んで遂行し、普段取りがちな他者を軽く見るような態度を、彼に対しては決して見せない。対するローマンも、他の部下などとは違ってニオに対しては苛立ちや怒りを見せることはなかった。戦闘時も、二人は言葉を交わさずとも抜群の連携を見せている。それだけにニオはローマンの死に大きなショックを受けたようで、以降は形見の帽子を身に付け、復讐心のみを抱いて行動している。この復讐心はシンダーに単身で挑むという自殺行為も厭わないほど強いものである。彼女のテーマ曲である"One Thing"の歌詞によると、ローマンに出会うまでは辛く寂しい人生を送っていたようで、また彼の死後はその状態に戻ってしまったようである。"The Coming Storm"で再登場したときに衣服がボロボロの姿だったこともこの事を物語っている。

ニオはシリーズを通して、スキップをしながら歩くなどエンターテイナーのような動作を取ることがある。これは彼女が幸せを感じていることを意味するか、もしくは単に昔からの癖でやっていると考えられる。例として、"Out in the Open"ではシュニー邸から去る時に楽しそうにスキップしている。

"The Coming Storm"で再登場して以来、ニオは以前より真剣な態度で戦闘に臨むようになった。"No Brake"でのヤンとの戦いや、"Heroes and Monsters"でのルビーとの戦いでは、ニオはハッシュを傘の状態のまま扱って戦っているが、再登場以降は早々に仕込んだ刃で戦うことが多い。また、素早く勝負を決めようとする行動も多くなっており、以前のように相手をおちょくるような戦い方は見せなくなっている。ただし、これらについてはニオの心境が変化したという以外にも、ルビー達の実力が上がったため余裕が無くなったとも考えられる。

ニオは他者の動向や状況などを観察してそれを利用する狡猾さを持っており、特に多数の相手と戦う場合にそれが活かされている。チームORNJと戦ったときには、ニオはライ・レンノーラ・ヴァルキリーの関係性を利用して、ノーラの姿に変身してレンの攻撃を躊躇わせた。また、ヘイゼル・ライナートエメラルド・サストライがモンストラから逃げる際の混乱を利用して知識のレリックを盗み出しており、その後モンストラ消滅時の粉塵に紛れて逃走している。

RWBY: Roman Holidayでは、ニオの元々の名前がトリヴィーア・ヴァニルであること、喋れないことや左右の目の色が違うことから両親、特に父親から冷淡な扱いを受けていたことが明らかになった。また、彼女には「ニオポリタン」という名のイマジナリーフレンドがおり、トリヴィーアは彼女が現れるといつもトラブルに巻き込まれると考えていた。この事は、両親からのネグレクトによって彼女が精神上の問題を抱えていたことを暗に示している。このような幼少期を送った結果、ニオは何よりも自由を強く求めるようになった。

最終的には、トリヴィーアは「ニオポリタン」が自身の欲求が具現化したもので、彼女が誘いかけてきた暴力的かつ違法な行為は、自由を制限されてきたトリヴィーアが心の底で望んでいたものだということに気付く。彼女はローマンに出会ったときに本名を教えることを躊躇してニオポリタンと名乗ったが、同時にそれが本当の名前だと感じていた。この頃から彼女は、今までの反動のように自身の欲求に忠実に行動するようになる。また、強い自己肯定感を得るようになり、両親を含む他人の評価を気にしなくなった。

Roman Holidayの最後では、ヘイ・ション(先代)とリル・ミス・マラカイトを相手にしたヴァニル邸での戦いにて、ニオはリル・ミスにトリックを仕掛け、ダストの大爆発に巻き込んだ。この爆発は意図せず彼女の両親も巻き込むことになり、ニオは初めて親しい者の死に直面することになった。両親の死を彼女がどう感じていたかは不明だが、このときニオの髪に特徴的な白いメッシュが入るようになったため、彼女の心理にある程度の影響を与えたと考えられる。ニオは他者の死を上手く整理して受け入れる能力に欠けており、そのことがローマンの死後に復讐心に囚われることに繋がったようである。

"Tea Amidst Terrible Trouble"にて、ニオはついにルビーをアセンドさせることに成功し、復讐を達成した。しかしながら、その瞬間に彼女は、ルビーに対する復讐を達成した今、自身に生きる目的が何も残っていないことに気付いて愕然とする。茫然自失となった彼女は、キュリアス・キャットにあっさりとその身体を乗っ取られてしまう。

"Of Solitude and Self"にて、キュリアス・キャットの支配から解放されたあと、ニオは精神的に大きな成長を遂げた。彼女は、ルビーに対する復讐が彼女に幸せをもたらすものではなく、また、心の空虚さを埋めてくれるものでもないことを理解する。ニオはついにローマンの死を受け入れて彼の幻像を解放し、そしてルビーたちとの戦いではなく新しい目的を見つけるためにアセンドする道を選んだ。

技能と力量[]

ニオは自身の小柄な体格と機敏さ、センブランスを活かして相手の攻撃をかわし、武器の傘を利用したバーティツのような動きや、カポエイラのようなキックで反撃する戦闘スタイルを得意としている。

"No Brakes"でヤンと1対1で戦った際は一発かすった以外にはなにも攻撃を受けずに勝ち、遊んでいるかのようだった。その反射神経とスピードにより、傘を差したままでもヤンの攻撃をいとも容易く避けている。"Heroes and Monsters"ではルビーのスピードに容易く対応し、ほぼ片手だけで負かしている。

"The Coming Storm"でのシンダーとの戦いでは、ニオは何度か攻撃をクリーンヒットさせるなど互角の勝負を繰り広げ、シンダーが乙女の力に頼らざるをえない状況に持ち込んだ。シンダーもニオが以前より強くなったことを認めている。"The Enemy of Trust"でのチームORNJとの戦いでは、1対4という不利な状況ながら彼等の攻撃を全て受け流し、なかば遊んでいるかのような動きで翻弄している。

ニオは勝てないと判断した戦いからはすぐさま撤退する傾向がある。彼女は"No Brakes"でレイブンを見るとすぐに逃げており、"The Coming Storm"でもシンダーが乙女の力を使うとすぐに攻撃をやめている。

Volume 8の時点では、ニオの力量は複数の手練れと同時に戦えるほど向上している。彼女はルビーとブレイク・ベラドンナを同時に相手にしながら、優位に戦いを進めていた。

武器[]

メイン記事:ハッシュ

ニオの武器はハッシュという傘で、中棒の中に長く鋭い刃が仕込まれている。ニオの攻撃時には傘から刃を引き抜いて剣として使うことが多いが、傘の形態のまま先端部から刃を出すこともできる。手元をそのまま剣の柄のように使うことができ、傘体はエンバー・セリカの炸裂弾を完全に防ぐほど強力な防御力を持つ。"No Brakes" の近接戦闘時は開いた傘を使ってヤンの攻撃を受け流しカウンターのきっかけを作っていた。RWBYの他の多くの武器とは異なり、ハッシュには遠距離の相手を攻撃するような機能は無く、完全に近接戦用の武器である。

ニオが傘に仕込んだ剣を使うときは、ヴィクトリア時代のフェンシングのようなスタイルで戦うことが多い。チームORNJと戦ったときはニオは片手で剣を持ち、もう片方の手は背中に付け、素早い突きや払いを見せている。

センブランス[]

メイン記事:オーバーアクティブ・イマジネーション
Neo illusions

幻影を破壊するヤン

ニオのセンブランスであるオーバーアクティブ・イマジネーションは誰にでも見える、実体のある幻影(Illusion)を作り出す能力である。幻影は自在に消すことができ、その際はガラスが割れるように消える。ニオはセンブランスの使用に熟練していて、戦闘中に自身の幻影を作り出して相手に誤認させ、その間に死角から攻撃する。ニオの幻影はある程度耐久力があるようで、自身の姿を偽装してシンダーと戦った際には何度か攻撃を受けても偽装が解けなかった。しかし、Volume 7ではオスカーに1発殴られただけで幻影が解けてしまっている。

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ミストラルの機体をマンタに偽装するニオ

Volume 6で再登場したあとはセンブランスがパワーアップしているようで、ニオはミストラルのエアシップ全体をアトラスのマンタ機に偽装している。この偽装はアトラス軍の目を誤魔化し、彼女達の入国を許すほど精巧なものである。

ニオのセンブランスはエメラルド・サストライの能力と同じように他人に幻を見せるものだが、両者は以下のような点で異なっている。

  • エメラルドの能力が効果を発揮するのはターゲットとなる特定の人物のみだが、ニオの能力は不特定多数に幻影を見せることができる。
  • エメラルドの能力は対象の五感全てに影響を与えるが、ニオの能力は幻影を作るもののため、幻聴などを与えることはできない。
  • エメラルドの能力は実体を伴わないが、ニオの幻影は物理的な実体を伴う。

ニオはセンブランスを使って他者に変装する事が多いが、上記のように他者に幻聴を与えることはできない上にニオ自身が一切喋れないため、相手が会話を試みた場合は正体がばれてしまうことになる。また、この能力には距離の制限があるようで、ニオはその場に自身の幻影を作るか、もしくは彼女が手を触れた場所に幻影を作り出すことしかできないようである。戦闘ではブレイクのように、ニオは幻影を身代わりにして相手の攻撃をかわすことが多いが、このときニオが別の場所に移動しているのが能力の一部なのかどうかは不明である。

"Witch"では、ニオは自身をモンストラの壁に偽装して他者の目を誤魔化すという技を見せている。

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ニオのコピー

"Rude, Red, and Royal"では、ニオのセンブランスはさらに強力になり、自身のコピーを複数作り出せる様子が描かれた。これらのコピーは半自動的に動き、ニオ本体の動きを真似するか、もしくは命令に応じて行動することができる。また、コピーは他者を攻撃できる能力も持ち合わせている。

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ジャバウォーカーのコピー

"The Parfait Predicament"では、ニオ自身ではなくジャバウォーカーのような他の物体もコピーできることが明らかになった。さらに、彼女はコピーにオリジナルと同じように喋らせることも可能である。"The Perils of Paper Houses"では、コピーされたジャバウォーカーはルビーを飲み込もうとしていたため、コピーはオリジナルの性質や能力までも模倣できると考えられる。

"Tea Amidst Terrible Trouble"では、ニオはペニー・ポレンディーナピュラ・ニコスオズピンレオナルド・ライオンハートクローバー・エビジェームズ・アイアンウッド、そしてローマンの幻像を作り出した。これらの幻像は元の人物の声や表情、そしてある程度の性格や戦闘スタイルまで模倣している。さらには、ミロ・アンド・アクオフローティング・アレイロング・メモリーストールワートメロディック・カジェルデュー・プロセスといった武器を、その機構まで含めて作り出している。また、ヴァニル邸を模した建築物も作り上げ、内部の家具や照明、肖像画までも再現している。

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幻像を通して話すニオ

"The Perils of Paper Houses"で明らかになったように、ニオは作り出した幻像と精神を共有しているようで、幻像を通して自身の意思を伝えることができる。最初にこれを見せたときは、彼女はジャバウォーカーの幻像を自身の姿に変えてルビーにメッセージを伝えた。その後、ルビーのかつての仲間たちを作り出したあとは、自身の考えを全員に同時に言わせるという芸当を見せた。

その他[]

"Beginning of the End" では、シンダー、マーキュリー・ブラック、エメラルドがヤンを陥れた後、彼らをエアバスでどこかへ送り届けており、有能なゲッタウェイ・ドライバーであることが窺われる。

ニオはセンブランスの活用も含めて、潜入活動に関しては非常に優秀である。彼女は、アトラス軍用機のハイジャックとローマンの救出、ミストラルの公的機関からのエアバスの奪取、アトラス・アカデミーへの潜入とマンタを盗み出しての脱出といった数多くの作戦を成功させている。

ニオはオスカーが気付かない内に知識のレリックを盗み出しているため、スリの技術も持っていると考えられる。

弱点[]

ニオは剣などの武器を持つ相手との戦いはやや苦手としているようである。"No Brakes"ではヤンを容易に退けているが、"Heroes and Monster"でのルビーとの戦いではローマンが加勢するまでは互角に近い戦いをしていた。シンダーとの戦いも当初は優勢に進めていたが、シンダーが双剣を使うようになってからは次第に劣勢になっている。マリーア・カラヴェラとの戦いでも、最終的にはマリーアがペニーに気を取られた隙を付いて優位に立ったが、それまでは終始この老婆に押されていた。

トリビア[]

モチーフ[]

ニオポリタンはギリシャ神話で死と魔術を司るヘカテーをモチーフに作られた。また、不思議の国のアリスに登場する帽子屋の要素も取り入れられている。

色の命名規則[]

  • ニオポリタンという名前は、ナポリタン・アイスクリーム(Neapolitan Ice cream)から取られている。これは、バニラ、チョコレート、ストロベリーの3種類のアイスクリームを並べたもので、ニオの目や髪、服装の色はこれらの色とマッチしている。
  • Neo- (νεο-) はギリシャ語の接頭辞で「新しい」という意味である。英語では、neo- は「現代的な」「最近の」「新しい」などを意味する接頭辞である。Neopolitan という単語自体はギリシャ語の Neápolis (Νεάπολις) から来ており「新しい街」を意味する。Neo はギリシャ語で「若い」「未熟な」という意味もあり、主に医療用語として使われる。
  • 彼女の名前は、ブレイブルー・クロスタッグバトルではではニオ・ポリタン(Neo Politan)と表記されている。
  • 出生名の姓であるヴァニル(Vanille)はフランスの名前で、「バニラ」(vanilla)を意味する。これは白やクリーム色を表している。名のトリヴィーア(Trivia)は「3つの道が交わる場所」という意味があり、ナポリタンアイスクリームの3つの味と関連していると考えられる。
    • "Trivia"(トリウィア)はヘカテーの別名でもある。

ストーリー[]

  • ニオは自分の意思で目の色を変えることができ、たいていはピンクと茶色を入れ替えている。白にも変えることができる (これによりアイスクリームの色が揃う) が滅多にしない。彼女が傘から剣を抜いた時に片目が白くなっており、レイヴンが現れた時は両目とも白くなっていた。後に、トーナメントで変装のために緑、救急隊員の変装のためにマゼンタに目の色を変えていた。

キャラクターとデザイン[]

  • 2014年7月8日から11日にかけて、Monty Oumはニオのモチーフがナポリタンアイスクリームであることを、ナポリタンアイスクリームの画像をツイートすることでほのめかした[5][6]モンティ・オウムのツイート。これは本編に登場するずっと前のことで、Volume 2 トレイラーで姿を見せた数日後である。
    • これは Volume 2 トレイラーを見たファンたちがニオに気づき、議論していたことに対する対応かもしれない。彼女が発見されてすぐにこれらのツイートがあった。
  • Gray G. Haddockはニオの声優として、ある人物が予定されていると話したことがある[7]
    • The World of RWBY: The Official Companionでは、その人物がコメディアン、女優のサラ・シルバーマンであったことが明かされた。最終的にニオは喋らないキャラクターとなったためこの計画は白紙となった。
  • ニオは今のところ唯一の虹彩異色症のキャラだが、ブレイクも初期コンセプトアートでは黄と青のオッドアイであった[8]
  • ニオのモチーフはチェシャ猫ではないことは明言されている[9]
    • 皮肉なことに、Volume 9ではニオはキュリアス・キャットに身体を乗っ取られてニオ・キャットとなっている。
  • ニオの武器はパラソルの柄に刃が繋がっている。このタイプの仕込み杖は古代ローマで"dolon"と呼ばれていたものであるが、これがニオの武器となったのがローマン・トーチウィックとの関連のためかどうかは不明である。
  • The World of RWBY: The Official Companionによると、ニオのセンブランスであるオーバーアクティブ・イマジネーションが作られた理由は、"Painting the Town..."にてローマンとニオが逃げるシーンのアニメーション作成が難しく、ガラスが割れるように消える方が簡単だったからである。
  • ニオがセンブランスを使ったときのエフェクトはシリーズが進むにつれて2回変更されている。初期は透明なガラスの破片のようなエフェクトだが、Volume 6ではより細かなピンク色の破片を伴うものになり、Volume 7では質感が変更されて不定形のピンク色の破片のエフェクトになっている。
  • E. C. Myersによると、ニオの元々の名前にはKatという名前が考えられていた。これはお菓子のキットカット(Kit Kat)から取られたものだが、後によりテーマ性を持たせた名前にするためトリヴィーア(Trivia)に変更された。[10]

メディア[]

  • アークシステムワークスの格闘ゲーム「ブレイブルー・クロスタッグバトル」ではVer.2.0での追加キャラクターとして登場。収録されているボイスは吐息や笑い声程度だが、英語版ではCasey Lee Williamsが声を当てている。

その他[]

  • ニオの戦闘シーンでは、彼女の動きに合わせてウォーターフォン風の音が使われているようである。


参考[]

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