ザ・サークル(The Circle[1])は、オズマを「無限の人("The Infinite Man")」として崇拝する集団であった。彼らは各地を旅して困っている人々を助け、オーラとセンブランスの使い方を習得する方法を人々に教えていた。彼らは最終的に戦士の一団に全滅させられ、たった1人だけが生き残った。
歴史[]
グリムの創造物から村人を守ったことで村での休息を許されたオズマであったが、とある少女は彼の強力な能力を魔法ではないかと考え、そのため彼は村の人々から質問された。オズマは自身の魔力と不死性を認め、それを生と死の、終わりのない輪(circle)のようだと例えた。そして「私はただの人間だ。大した人間でもない("I am only a man. Not even a very good one.")」と告げた。その夜、かつての失敗のように、神のような存在になることを避けようとしたオズマは、村からこっそり逃げようとした。しかし少女と他の村人たちは、オズマの後をつけて弟子としての忠誠を誓った。
この集団はレムナント中を旅し、危機に瀕した人々を助けてまわった。そしてその噂は急速に広まり、参加したい者たちが増えていった。彼らは、オーラとセンブランスを習得することでグリムを超える脅威に備えていたため、自分たちをオズマの不死性にちなんでザ・サークルと呼び始めたが、オズマは非常に落胆した。この間に、少女はオズマと親密な友情を育んだ。
ある時、ザ・サークルはメンバーの一人に裏切られた。裏切り者は、オズマが本当に不死身かどうかを確かめるために彼を毒殺し、逃亡した。オズマは死の間際、ザ・サークル誕生のきっかけとなった少女に死なせてほしいと言った。そして「私はただの人間だ。しかも("I am just a man. And not even ―")」と自身を否定しようとしたがオズマは咳き込み、少女が「大した人間でもない("A very good man")」と続けた。
死んだ後、オズマは新たな肉体で転生した。そして若かった少女がすでに中年の女性になっていたこと、ザ・サークルはさらに拡大して、サークルと呼ばれる町を形成していることを知った。ザ・サークルは能力を鍛え、人助けのために仲間を送り込み、新たな信奉者を連れ帰り、その中から神々を創り出そうとしていた。オズマは女性に説得され、サークルの町に滞在することになったが、後にこれが間違いであったと判明する。
しばらくの間、サークルの町には平和が訪れ、不死身の男の話を聞いた人々が多く集まってきた。しかしついには戦士の一団たちに侵略された。侵略者たちのリーダーである女戦士が不死身の男に決闘を申し込もうと進み出て、ダストを様々な色のダストが充填できる1対の剣を振りかざすと、神と対峙したいと願った。しかしオズマは女戦士に、神々は想像よりずっと誤りを犯しやすいものだと告げたが、逆に彼女は、戦う以外の選択肢がオズマにないことを告げた。決闘の最中、オズマは女戦士に、自分を殺すのは誰かの指示によるものなのかと尋ねたが、彼女は答えなかった。オズマは決闘が長引き、周囲を巻き添えにする可能性を悟ると、自らの死を選ぶという過ちを犯した。
数十年後、生まれ変わったオズマはザ・サークルが、腕と目を失い、すでに年老いてしまった親しかった女性を除いて、ほぼ全員殺されていることを知った。その女性はオズマのとこに気づかず、他のみんなは惨殺されたと説明し、一人の男にすべての望みを託すことの愚かさを世界に示すために自分は殺されずに済んだのだと嘆いた。そして彼女は「大した人間でもなかった("Not even a very good one.")」と今では幻滅していた。オズマは、もし彼女に自分の正体を尋ねられたら、苦しくとも嘘をつくことはできないだろうと思った。しかし彼女が尋ねなかった。彼女は立ち去ろうとし、オズマは彼女をそのまま行かせた。そうしてザ・サークルは終わった。
メンバー[]
以前[]
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トリビア[]
- ザ・サークルはオズピン勢力の発想の元であり、"It's Brawl in the Family"でクロウ・ブランウェンがその勢力を「インナー・サークル(Inner Circle)」と呼んでいるように、名前を受け継いでいるのかもしれない。
- ザ・サークルは、ハンター・アカデミーの役割も先立って果たしている。ザ・サークルの使命は、オーラとセンブランスの使い方やグリムを撃退する方法を訓練し、自らの技術や能力を磨くことで他者を助けることであり、このような使命はアカデミーの目的と一致する。
- ザ・サークルの終焉はビーコン陥落と類似しており、特にオズピンとシンダー・フォールとの戦いでは、オズマの転生体であるオズピンが、1対の剣を扱う女性であるシンダーによって殺されている。
関連項目[]
オズピン勢力