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サン・ウーコン(Sun Wukong)チームSSSNのリーダーである。ヴァキュオ出身だがミストラルに移り住んでヘイヴン・アカデミーに所属している。武器はルィ・バン/ジング・バンと呼ばれる折りたためる棍棒。初登場は"The Stray"。

外見・衣装[]

サンは日焼けした肌を持ち、金髪をツンツン頭にした少年である。彼の眼の色はVolume 1~3ではダークグレーだが、Volume 4以降は青になっている。彼は開放的な襟の白いジャケットを前を止めずに着ており、その下には何も着ていないため筋肉質な肉体が見えている。下半身には青のカーゴパンツに白のベルトを身に付けている。両腕には赤い籠手と黒のフィンガーレスグローブを着けており、両足には白の包帯を巻いている。また、腰の右側にはベルトからチェーンが伸びている。靴は黄色と黒のスニーカーである。

Volume 1では金色のネックレスを着けていたが、Volume 2以降は黒い紐のペンダントに変わった。ペンダントトップには彼のエンブレムがデザインされている。ファウナスである事を示す特徴として、彼は髪と同じ色の長い猿の尻尾を持っている。また、彼は武器をシャツの裏に隠し持っている。

ステルス[]

"Of Runaways and Stowaways"では、サンは茶色のフード付きのクロークを着て、メナジェリーに向かうブレイク・ベラドンナの後を追っている。その後ブレイクと共にシー・フェイロンと戦うことになったときにそれを脱ぎ捨てた。コンセプトアートではこの衣装は"Stealth Sun"(ステルス・サン)と書かれている。

イメージギャラリー[]

人物[]

初登場時は、サンは楽しい事やいたずらが好きな人物として描写されている。彼は法を軽視しており、密航した後に追手にバナナの皮を投げたり、後には果物を盗んだりしている。また彼はブレイクを一目見たときから非常に気に入ったようである。

サンは非常に大らかで形式に拘らない性格であり、この事は彼の服装にも反映されている。彼はネクタイなど堅苦しいものを身に付けることを非常に嫌っている。彼は優しく我慢強い一面もあり、最初にブレイクと行動を共にしたときは彼女が話をしてくれるまでほぼ2日間辛抱強く待っていた。また彼は誰に対しても意見を言い、たとえホワイト・ファングのような武力集団が相手であっても不快感を示す事を恐れないタイプである。

サンは人助けを好む性格であり、よく知らない相手だったり、頼まれていないとしても自ら進んで助けようとしている。"Black and White"では一瞬顔を合わせただけのブレイクを助けている。また、"A Minor Hiccup"ではブレイクとルビー・ローズが申し出を断ったにもかかわらず半ば強引に彼女達の調査に協力している。

彼は大切な仲間が危険に身を曝すことを嫌っている。"End of the Beginning"ではジョーン・アークピュラ・ニコスを探すためにグリムが溢れるビーコン・アカデミーに戻ろうとするルビーとワイス・シュニーに強く反対していた。しかし、彼自身も大切な人のためには自らの危険を厭わない人物である。

Volume 4と5では、サンはブレイクの側に居続け、出来得る限り彼女の力になろうとしている。人が自分のために傷付くのを見たくないとして仲間の協力を拒むブレイクに対して、サンは皆がブレイクを助けるのは自分の意志でそうしたいからだと言って彼女を諭した。彼はブレイクのホワイト・ファングとの戦いに自分の意志で加わり、最後までやり遂げた。このようなサンの姿勢をブレイクは"earnest"(真剣、ひたむきな)という言葉で表している。

サンはすぐに集中力が切れることがあり、無秩序かつ予測不能な行動を見せることがある。このためスカーレット・デイビッドココ・アデルから、リーダーとしては不適格であると評されていた。サン自身もこの事を認めているようであり、ブレイクに対して自分が「最悪のチームリーダー」であると言ったことがある。Volume 4と5の出来事のあと、チームSSSNのメンバーはまたしても一人でチームを離れたリーダーに対して不満を募らせ、ぎくしゃくした関係になっていった。スカーレットは、サンがブレイクを追ってチームを離れたあと、彼のことを「立派な考えだが同時に自分勝手」であると評した。

多くの人とは異なりサンは一箇所に留まる事を好まず、そのため人や場所に対して執着することもない。彼がヴァキュオを離れてミストラルに行ったのも、生まれ故郷に飽きてしまったためである。

サンは、強い女性にこき使われる状況は楽しいと自ら主張している。

技能と力量[]

身体能力[]

サンは極めて高い身体能力を持ち、パルクールの技術を駆使して素早く移動できる。さらに尻尾を手足のように使うことで一層機動性を高めている。

"Black and White"では彼は建物の上から飛び降りてローマン・トーチウィックを踏み付けたあと、ハンドスプリングをしながら着地している。また、"Painting the Town..."では走行する車の上をバランスを崩すことなく次々に飛び移っている。

ファウナスであるサンは暗闇でも物を見ることが出来る。"Painting the Town..."では暗闇の中で窓を見つけ、ブレイクと共に脱出している。

サンは木登りを得意としており、寮の比較的高い階にあると思われるチームRWBYの部屋にも登ってきている。

戦闘技術[]

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愛用の武器で戦うサン

サンは武術の達人であるようで、格闘戦で何人ものホワイト・ファング団員を一人で倒したこともある。また、彼は武器の扱いにも長けている。愛用の武器棒術のようなスタイルで操って攻撃し、さらに高速で回転させることで銃撃などを防ぐこともできる。また、地面を強打することで衝撃波のようなものを発生させたこともある。

武器は変形させることでショットガンとヌンチャクを合わせたような形態になり、両手に構えた武器から同時に銃撃する事ができる。この弾丸はエンバー・セリカのものによく似ている。ヌンチャクのように振り回しながら銃撃することも可能で、これによって攻防一体の戦い方が可能になる。

彼は並外れた力を持っているようで、武器の1回の薙ぎ払いで複数人のホワイト・ファング団員を吹き飛ばしたこともある。さらに、トーチウィックとの戦いで分かるように並外れたスピードと反射神経も兼ね備えている。また、彼の手足のように動く尻尾は戦いにおいても活用されている。

センブランス[]

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サンのセンブランス

「ヴァイア・サン」[2]という名で知られるサンのセンブランスは"Painting the Town..."で初登場した。この能力で彼はホログラムのような分身を作り出す事ができる。この分身は何かに接触した時に爆発させることができる。能力を発動している間サンは集中する必要があり[2]、またその間彼の髪と尻尾が黄色に輝く。"Of Runaways and Stowaways"ではブレイクがこの分身を踏み台や振り子の支点のように使っている事から、ある程度実際の物質と同じような性質を持っている事が分かる。また、シー・フェイロンが船に向かって電撃のブレスを吐こうとしたときには狙いを逸らすため頭を引っ張っている。サンは分身を一度に3体までは容易に作り出せるようである。

"Two Steps Forward, Two Steps Back"では、彼はイリア・アミトラを拘束するため4体の分身を作り出したがオーラに負担がかかり、その後イリアの攻撃を受けたことで負傷している。

サンは分身と感覚を共有しているためこの能力は感覚器官の延長としても機能するが、逆に分身を通じてサンの精神に攻撃を受ける可能性もある。ヤツハシ・ダイチはマインドコントロールを受けたサンを元に戻すため、分身に対してセンブランスを使っている。

トリビア[]

  • サン・ウーコンという名前は西遊記の孫悟空(Sūn Wùkōng)から取られている。
  • 孫悟空は金色に関連した要素が多い。また、偶然ながら"Sun"という言葉は英語で太陽を意味するためこれも金色あるいは黄色に関連している。
  • 姓のウーコンはVolume 1のクレジットでは"Wukon"というスペルだった。
  • サンの声優であるMichael Jonesネプチューン・ヴァシリアスの声優であるKerry Shawcrossはサンとネプチューンの公式のShip名として"Sea Monkeys"という名前を考案している[3]
  • Rooster Teeth Productions制作のアニメシリーズ、Camp Campのトレイラーではサンのフィギュアが登場している[4]
  • Rooster Teeth制作のアニメシリーズgen:LOCKのシーズン1 第4話ではメインキャラクターのカズ・イイダがEther(ネット上のVR空間)でサンの格好をするシーンがある[5]

参考[]

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