グリンダ・グッドウィッチ(Glynda Goodwitch)はビーコン・アカデミーの教員の一人であり、現学長である。"Ruby Rose"で初登場し、シンダー・フォールの攻撃からルビー・ローズを助けた。武器は鞭のディシプリナリアン。
外見・衣装[]
グリンダは中年と思われる女性で、明るいブロンドの髪を巻き髪にして頭の後ろと顔の右側に垂れ下げている。眼の色は明るい緑で、細い楕円形の眼鏡をかけている。耳には緑のイヤリングを付けており首襟にはそれによく似たペンダントを付けている。
胸元が大きく開いた、プリーツの入った白い長袖のブラウスを着ている。袖口にもプリーツが入っており、手首に向かって広がった形になっている。下半身にはブロンズのボタンが付いた黒のペンシルスカートと黒のストッキングを履いている。靴はブロンズのヒールが付いた黒の膝下丈のブーツである。
彼女の羽織っているマントは外側が黒、内側が紫であり、布の先端は炎や矢の形にカットされている。また、背中側にはダイヤモンド型の飾りが並んでおり、その上には彼女のエンブレムである王冠の模様が入っている。
使用していないときは武器のディシプリナリアンは右足のブーツに取り付けられているようである。また、一時期は金の腕時計を付けていた。
人物[]
グリンダは非常に厳格かつはっきりとした性格で、子供たちがいたずらや不必要に危険な行為を行うことを許せないようである。この事は最初のエピソードでローマン・トーチウィック及びその仲間と戦ったルビーを叱りつけたことからもよく分かる。しかし彼女は同時に、ルビーの行いが正しかったのかもしれないということも認めている。グリンダは基本的に冷静かつビジネスライクな性格であり、彼女の戦闘もシステマティックなものである。
しかしながら、グリンダはこの厳格な性格を完璧に貫いているわけではない。"Best Day Ever"のフードファイトの後には、オズピンの意見を聞き入れ、チームRWBYとチームJNPRの行いを大目に見ている。またこの時の彼女の言葉から、生徒たちを世界の守護者へと導きたいという強い思いを彼女が持っていることが分かる。さらに、彼女はジェームズ・アイアンウッドの考えや行為を面と向かって批判しながら、彼に対して思いやりの言葉を投げかけることもあった。
グリンダは生徒達のことを気に入っており、特にチームCFVYには誇りを持っている。
グリンダはオズピンの、理想のハンターとは何かという考えや、長い別れの言葉は嫌いだという考えに共感している。
技能と力量[]
グリンダの能力は最初のエピソードでシンダーと戦ったときや、"Best Day Ever"にて滅茶苦茶になったカフェテリア全体を全て元通りにしたシーンで確認できる。"Breach"では、彼女はベオウルフを視認もせずに軽く武器を振っただけで倒している。また、彼女はその後、さほど苦も無い様子で破壊された通りの全体を修復している。 また、"Ruby Rose"においてシンダーの魔法をバク転や後方宙返り/バク宙で回避するなど身体能力も高めである。
武器[]
- メイン記事:ディシプリナリアン
グリンダの武器はディシプリナリアン(The Disciplinarian)という細い黒の乗馬鞭で、持ち手には黒の紫のデザインが入っている。彼女はこの武器で直接攻撃することはなく、ダストやセンブランスを使う際に集中するために用いている。シンダーとの戦いでは、グリンダはこの武器を振るって防御用のエナジーシールドを発生させたり、つららの雨を降らせる雲を発生させていた。
センブランス[]
- メイン記事:センブランス#グリンダ・グッドウィッチ
グリンダのセンブランスは物体を操るテレキネシスである。彼女は自由自在に物体を操ることができ、戦闘では相手の飛び道具を止めて防いだり、逆に相手に物体を飛ばして攻撃することができる。
またこのセンブランスで彼女は壊れた建造物などを修復することができる。"Breach"ではグリムが入ってきた穴を完全に塞ぎ、破壊された建物を元通りに戻していた。また、チームRWBYやチームJNPRが滅茶苦茶にしたカフェテリアや、クロウが破壊した中庭の舗装路もこの能力で修復している。
ココ・アデルによると、グリンダは建造物の大きな塊を一度に動かすこともできる。
トリビア[]
- グリンダはオズの魔法使いシリーズに登場する北の良い魔女グリンダ(Glinda the Good Witch of the North)をモチーフに作られたキャラクターである。
- グリンダ(Glynda)という名前は"Glenda"から派生したもので、ウェールズ語のglân(聖なる、正しい)とda(良い)に由来する。
- 「聖なる」、「良い」という言葉は白や紫の色に結び付けられることがある。