クライン・ジーベン(Klein Sieben)はシュニー家に仕えていた執事である。初登場は"The Next Step"。シュニー家の執事の職を失ったあと、彼は医者となった。
外見・衣装[]
クラインは背が低くやや小太りの男性であり、はげかかった茶色の髪と大きな口ひげを持っている。普段は薄い茶色の目をしているが、赤や青、黄色に変わることがあり、それに合わせて声の調子も変わる。
シュニー家執事[]
執事の頃は、クラインは白い襟付きの長袖シャツ、黒いベストとズボン、水色のネクタイ、黒い靴を身に付けていた。また、彼は常に時間を把握するため懐中時計を携帯していた。
医者[]
医者となったあとは、クラインは白いドレスシャツと黒のジャケットを着ており、そしてこげ茶色のズボンと黒い靴を履いている。また、黒の蝶ネクタイとこげ茶色の山高帽を身に付けている。
人物[]
クラインは楽観的で陽気な人物である。ワイス・シュニーに対してとても協力的であり、事あるごとに彼女を励ましている。そのためには、主人であるジャック・シュニーを嘲ってみせることもある。目の色が変わったときは彼の口調や性格も僅かに変化しており、引っ込み思案な性格や荒っぽい性格などが現れる。
ワイスが家を抜け出す際には、クラインは普段通りの仕事をこなしながら裏で彼女を手助けしており、他者を欺く能力にも長けていることを示した。この一件で彼は執事の職を失うこととなったが、ワイスと再会したときに彼女を責めるようなことは一切なく、悪いのは全てジャックであると理解していた。
技能と力量[]
クラインは一時的に目の色を変える能力を持つ。このとき口調や人格も変化するが、これはおそらく彼が意図的に変えているものである。
彼は執事としての仕事の他にキッチンでの家事も行い、"Remembrance"における出来事の前にはシュニー家の家族にクレープを焼いており、同様にワイスにはコーヒーを淹れていた。これらに対してウィットリー・シュニーとワイスの二人は感謝を表していた。
医術[]
"War"では、ウィットリーから連絡を受けたクラインがノーラ・ヴァルキリーの治療をしに現れている。この事は、センブランスの過剰な使用によってダメージを受けた彼女を治療できる程度の医学知識、技術をクラインが持っていることを示している。
操縦技術[]
クラインは航空機の操縦技術も持っており、"Creation"では、ペニー・ポレンディーナを運ぶマンタ機を彼が操縦している。
活動履歴[]
ヴェイルから帰宅したいくらか後に、ワイスはクラインから父親のジャック・シュニーが話し合うことを望んでいると伝えられた。父親と話しやるせなく部屋から出てきたとき、クラインはコーヒーを勧めつつ父親をからかうことで彼女を元気づけようとした。
ワイスが自宅に謹慎となったあと、彼女の部屋の窓が爆発したときに心配して駆けつけてきたが、アーマー・ガイガスを呼び出せたことを認識するとすぐに満足げな表情を示した。そしてクラインはワイスがシュニー邸より図書館の隠し通路を通って逃げ出すことを助けた。
トリビア[]
- Klein Siebenをドイツ語から日本語に逐語訳すると「小さな七人」となり、これはディズニー映画版白雪姫における七人の小人のことを指していると考えられる。白雪姫とそのドイツ語表記はシュニー家のテーマでもある。
- 「インターナショナル・クライン・ブルー」(International Klein Blue)は青色の一種であり、フランスの芸術家イヴ・クラインにより創作され、1957年に特許が取得された[1]。
- クラインの性格の変化は解離性同一性障害によるものである[2]。
- クラインの性格の変化は七人の小人に沿っていると推測される。具体的には以下の通り。
- 薄茶色(ドック/先生)
- 赤色(グランピー/おこりんぼ)
- 水色(スニージー/くしゃみ)
- 黄色(ハッピー/ごきげん)
- 桃色(バッシュフル/てれすけ)
- ミントグリーン(ドーピー/おとぼけ)
- ラベンダー(スリーピー/ねぼすけ)
- クラインの性格の変化は七人の小人に沿っていると推測される。具体的には以下の通り。
- クラインが医者(Doctor)となったのは、七人の小人の一人のドック(Doc)にかけたものである[3]。
参考[]
- ↑ Sophie Howarth, "'IKB 79', Yves Klein"
- ↑ RWBY RTX London 2017 Panel
- ↑ RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 7