クオ・クアナ(Kuo Kuana)[1]はメナジェリーで最大の街で、ファウナスにとって安息の地である。メナジェリーのチーフであるギラ・ベラドンナの家があり、“Menagerie”が初出である。
描写[]
クオ・クアナはメナジェリーで最大の居住地である。メナジェリーは土地は広大であるが、そのほとんどが砂漠であるため、ファウナスは狭い地域に集まることになり、クオ・クアナのような密集した居住地ができあがった。
クオ・クアナは住宅地と広大な市場の密集した賑やか街である。
目抜き通りが港からチーフの家まで続いており、市場の露店や家々が軒を連ねている。そこに住んでいる様々なファウナスに合わせて、形や大きさの異なる家屋が多くある。
この街には「浅い海("The shallow sea")」[2] と呼ばれる地区があり、水生生物の特徴を持つファウナスに捧げられている。この地区は、浅い水の上に建てられたいくつかの木造の高床式住居で構成されている。ここ水深は、フォウナスが歩ける程度の深さだが、水棲のフォウナスが泳げる程度の深さでもある。遊歩道は木製のロープと木板の吊り橋で所々結ばれており、食べ物や飲み物を売る屋台が並んでいる。そこの水中では、水棲のファウナスが一般客と一緒に過ごせるように、水に半分没した市場エリアが設けられている。
また、別の区画には住宅地区があり、家々の間隔がより均等になっている。そのため路地のスペースが確保されており、クオ・クアナのどこかにホワイト・ファングの隠れ家がある。
窮屈な家々から離れたところには、ベラドンナ家の他階層の邸宅があり、そこには舗装された広い前庭がある。この前庭は、チーフが集会を開いたり、メナジェリーの人々に演説したりする街の広場にもなっている。
歴史[]
大戦後、ファウナスは参戦した報酬としてメナジェリーを与えられ、平等な権利が与えられた。一部の人間はこの報酬を公平で公正なものと考えた一方で、多くのファウナスはこれを顔面への平手打ちとしてとらえた。メナジェリーの三分の二は、危険な野生動物が跋扈して人の住めない砂漠であるからである。ファウナスは広い国土の狭い場所に集まるしかなく、結果としてクオ・クアナのような密集した居住地ができた。
ビーコン陥落後、チームから逃げた方がチームメイトたちに迷惑が掛からない信じ込んだブレイク・ベラドンナは、“Menagerie”でサン・ウーコンと一緒に帰宅した後、両親であるカーリー・ベラドンナとメナジェリーのチーフでもあるギラに迎えられる。“Two Steps Forward, Two Steps Back”でブレイクを監視していたイリア・アミトラに彼女は襲われ、“Taking Control”で彼女はサンにチームを離れた理由を答えた。その後“Unforeseen Complications”では、アダム・トーラスがホワイト・ファングの残党と共に、現指導者のシエナ・カーンに対するクーデターを計画していることと、そして将来的にヘイヴン・アカデミーを攻撃することを知り、ギラが住民たちにその内容を伝える集会を開いたが、一般市民を装ったイリアが両親を人間に殺されたのに人間を助けることはできないと反発した。
“Necessary Sacrifice”ではヘイヴン・アカデミーへの攻撃を阻止することを決意したブレイクは、サンと一緒にクオ・クアナの住民を説得して手助けしてもらおうとするが、反応は悪い。その途中、“Volume 5 Blake Character Short”では、街中で発砲したイリアの仲間の一人を追い詰めた。結局、誰も助けてくれないことをブレイクとサンは悟った。そして“Alone Together”でイリアを囮にしたホワイト・ファングの暗殺者に襲われ、やむなく撃退する。その間にベラドンナ邸がホワイト・ファングに襲撃され、ギラとカーリー、メナジェリー警備隊が応戦した。“True Colors”で、帰宅したブレイクとサンの力もあり、イリアを説得し、そしてコサック・アルベインとフェネック・アルベインを倒した。ブレイクは住民に「ホワイト・ファングは誰も止めないと人々を襲い続ける」と説得した。ブレイクたちに寝返ったイリアが許されるならブレイクに協力したいと言うと、ファウナスたちもようやく協力することを決意した。
後に、イリアを始めとして多くのクオ・クアナの人々が、レムナント全体に宛てたルビーの、セイラムの存在の公表とアトラスの現状への支援を求めたメッセージを受け取った。しかし、結局誰も助けに来てくれず、“The Final Word”でアトラスは滅亡した。
主要人物[]
ギラ・ベラドンナ |
カーリー・ベラドンナ |
ブレイク・ベラドンナ | |
イリア・アミトラ |
マタ |
セイバー・ローデンシア |
メナジェリー警備隊 |
ホワイト・ファング支部[]
コサック・アルベイン |
フェネック・アルベイン |
トリファ |
ユーマ |
トリビア[]
- 王国とはみなされていないが、王国と多くの類似点がある。グリムから守られた大きな居住地であり、World of Remnantでは、各王国がそれぞれの色で表現されているのと同様に、メナジェリーとその群居地は黄色で表現されている。これは、他の4つの王国やその郡区と同じような表現をされているので、ある面では独自の国や領土と考えられていることを意味しているようである。
- クオ("kuo")はハワイ語で「喜びにつけ悲しみにつけ発する叫び声」を意味し、クアナ("Kuana")はハワイ語で「立ち位置」や「態度」、「心構え」を意味している。