キャロライン・コルドヴィン(Caroline Cordovin)は、RWBYの登場人物の1人。"Dead End"で初登場した。
外見・衣装[]
コルドヴィンは、背の低い年配の女性。髪は銀色で短く、目は茶色。アトラス軍の制服、黒の手袋、ダークグレーのベルトを着用している。
"Ultimatum"のアトラス軍とコロッサスを紹介するポスターでは、いくらか若い頃のコルドヴィンが見られる。これによって若い頃の髪色はダークブラウンであったことが分かる。
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人物[]
コルドヴィンはプライドが高く傲慢な女性で、アトラス王国を深く崇拝し、その偉大さを誇張している。彼女はアトラスやジェームズ・アイアンウッドが持つ欠点を否定し、アトラスが世界を征服して勝つことができると信じているほどである。彼女は第40回ヴァイタル・フェスティバルでの出来事からアトラスに対して敵対的になりつつあるアーガス市民やその他の世界の人々を見下している。
仕事には極めて真面目であり、密輸品を一度だけ持ち込んだマリーア・カラヴェラを生涯の追加審査リストに載せるほどである。アイアンウッドのアトラス国境閉鎖の命令に固執し、ワイス・シュニーが一人だけで家族の元へ帰る事だけは許可したが、ルビー・ローズたちのアトラスへの渡航を拒否した。
彼女はとりわけブレイク・ベラドンナを見下す態度を見せているため、ファウナス全般を軽蔑する考えを持っていると思われる。
またアーガスの秘密兵器に関して、そのような兵器の存在がアーガスの住民を不安にさせることをいとわずにその武力を行使したことから、頭に血が上ると後先を考えない行動に出ることが分かる。
しかし、国家主義的で苦々しい態度を取りながらもアーガスや世界の人々を守る責任感は持っており、最終的には怒りを抑えてルビー達のリヴァイアサン退治に協力し、その後ルビー達が「行方不明」のマンタ機でアトラスへの移動することを許可した。このことから、感情的になり判断を誤る一方で、自分の過ちを認め、負の感情を脇に置くことができる分別のある人物であるといえる。
トリビア[]
- コルドヴィンはThere was an Old Woman Who Lived in a Shoe(靴の中に住む老婆)という童謡をもとに作られたキャラクターだと考えられる。
- "Dead End"では、ノーラ・ヴァルキリーがコルドヴィンの顔が靴みたいだと罵っている。
- コルドヴィンの部下の兵士はヌバック兵と呼ばれている。ヌバックは主に靴に使用される革である。
- コロッサスはブーツに似た造形であり、コルドヴィンが搭乗すると「靴の中に住む老婆」となる。
- テーマ曲の"Big Metal Shoe"には"Check you out in your big metal shoe. Fighting so many kids, don't know what to do."という歌詞があり、童謡の一般的なバージョンにある歌詞の"She had so many children, she didn't know what to do."との類似性が見られる。
- コルドヴィンという姓は、皮革の一種のコードバンから取られたと考えられる。
- キャロラインという名前は、この童謡に出てくる老婆のモデルという説があるキャロライン・オブ・アーンズバックから取られたと考えられる。
- コルドヴィン(Cordovin)という姓はバーガンディーに似た色のCordovanにも関連する。この色は彼女の制服のラペルの色でもある。
- キャロライン(Caroline)という名は、Carolina blueに由来するかもしれない。
- "Dead End"にて、マリーアはコルドヴィンがアーガスにいる理由について、上官や同僚が彼女のことを嫌っているためアトラスから遠ざけられたのだろうと言っている。これについては、コメンタリーにて実際にそのような経緯があったと説明されている[1]。
- Monty OumとKerry Shawcrossは、元々"Breach"にてコルドヴィンとコロッサスを登場させるつもりでいた[2]。