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カーディン・ウィンチェスター(Cardin Winchester)チームCRDLのリーダーである。武器は黒く大きな鎚矛のエクセキューショナー(The Executioner)である。

初登場は"The First Step"で、エメラルド・フォレストでの試験が行われた場面。"Players and Pieces"にてチームCRDLのリーダーに任命された。Volume 1では基本的に悪役の立場で登場している。

外見・衣装[]

カーディンはオールバックにした濃いオレンジ色の髪を持ち、藍色の目をしている。かなりの長身で、少なくとも他のチームメイトより頭一つ分は背が高い。

普段着ている銀色の鎧は金色の縁取りが付いており、胸当てには羽根を広げた鳥の意匠がつけられている。鎧の下には赤の縁取りがついた黒のシャツと黒いズボンを着ており、腰には赤のサッシュを巻いている。靴は鎧とよく合った銀色の膝下丈のブーツである。

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人物[]

カーディンは学園ドラマや映画などによく登場する典型的ないじめっ子タイプの人物である。彼と彼のチームメイトは他のクラスメイト達をからかったり、いじめたりすることが多く、ヴェルヴェット・スカーラティーナファウナスであることを理由にいじめの対象となっていた。また、カーディンはとりわけジョーン・アークをいじめの対象としていた。彼は他人が苦しむことを意に介さず、むしろその様子を見て楽しむ人物であると考えられる。

"Jaunedice, Pt.2"では彼はファウナスを動物扱いする発言をし、人種差別的な考えを持っていることを露わにした。これによりバーソロミュー・ウーブレックを落胆させている。このあと、彼はブレイク・ベラドンナからラグーン将軍になぞらえて非難されたことで拳を握りしめて怒りを見せていた。このことから、彼が短気な性格であることが窺える。

カーディンは自分の利益のために他人を利用する人物であり、ジョーンの秘密を知った際には彼を脅迫して自分の課題をやらせていた。カーディンと彼のチームメイトは頻繁にジョーンをこき使っていたようであり、この事から非常に怠惰な性格であると考えられる。

また、彼は人に恨みを持ったときには後先を考えずに復讐をしようとする人物のようである。"Forever Fall"では、自分に恥をかかせたピュラ・ニコスに復讐するためジョーンに集めさせたレイピア・ワスプを彼女にけしかけようとしていた。

カーディンは非常に大雑把な性格のようで、チームメイトと共にピュラとスパークリングを行った際には周りを気にせず武器を振るった結果、チームメイトを殴り飛ばしていた。

性格に多くの問題を抱えてはいるが、一方で彼は分別のある行動をとる場合もある。ジョーンに命を救われたあとは彼のことを認め、以後彼を脅迫したりいじめることは無くなった。また、ヴァイタル・フェスティバルグリムの襲撃を受けた際には、多くの生徒がヴェイルから逃げる中、彼は留まって街を守るために戦うことを選んでいる。

技能と力量[]

"Jaunedice"のスパーリングでは、彼はジョーンを容易に退けている。彼は大きなメイスのエクセキューショナーを片手で振るっており、ジョーンの盾を一撃で弾き飛ばしている。しかしながら、"Jaunedice, Pt.2"では彼はアーサ・メジャーになす術なくやられており、ジョーンの助けが無ければおそらく殺されていたと考えられる。

"Extracurricular"のピュラとのスパーリングでは、彼女の攻撃を何度か受けてもダウンしていなかったため、かなりの耐久力もあることが分かる。

武器[]

メイン記事:エクセキューショナー

カーディンの武器は火のダスト・クリスタルが取り付けられた大きなメイスである。ピュラとのスパーリングではこの武器を巧みに使い、銃撃を防いだりダストの力で攻撃と共に爆発を起こしたりしている。

トリビア[]

  • カーディンはウィンチェスター司教にして枢機卿(a Cardinal of Winchester)であったヘンリー・ボーフォートをモチーフに作られたキャラクターである。
  • カーディンのチームのキャラクター名は鳥に関係したものであり、カーディンという名前もショウジョウコウカンチョウ科(英名:Cardinal)から取られたと考えられる。
    • 特にアメリカに棲息する種のオスは鮮やかな赤色のため、赤を意味する名前であると考えられる。
    • また、アイルランド系の男性名である"Carden"のスペルを変えたものとも考えられる。この名前には「黒い砦から来た者」(From the black fortress)という意味がある。

参考[]