カーゴ・シップ(Cargo Airship)(非公式) は、volume 4の"No Safe Haven"において、名もないパイロットが乗るアトラスの航空機として登場する。またVolume 8以降に何機も登場する。
描写[]
この航空機は王国をまたいで貨物を輸送している。
鈍重な船体を持ち、エアインテークを2つずつ持つ1対の大きな翼が船体の左右にあり、後方上部に尾翼のようなものが左右に1対、縦に1枚ある。背面には大きなエンジンが3つ付いていた。
遠隔操作可能な自動操縦装置がシステムとして組み込まれており、アーサー・ワッツはこれを利用した。
内装と貨物室[]
"Welcome to Haven"において、カーゴシップのブリッジが初めて見られる。そこにはを航空機を操縦するためのコンピュータが1台あり、また波形スクリーンで無線通信を受信することができた。
後方には貨物室があり、貨物や乗客の輸送に使用されていた。
歴史[]
カーゴ・シップは"No Safe Haven"で、ワイス・シュニーがアトラスのパイロットに金を払い、アトラスからミストラルへ密出国するために初めて登場する。
"Welcome to Haven"と"Dread in the Air"にかけて、アニマ大陸のマツ湖上空を飛行している。この間、ランサーの大群とクイーン・ランサーに遭遇する。グリムとの戦いの後、カーゴ・シップは湖畔に不時着し、ひどく損傷した。
その後、"Witch"で同じ型の航空機が再登場する。アトラスの戦いでモンストラを爆破するという計画のため、ウィンター・シュニーがカーゴ・シップ爆弾を戦争の前線に輸送する。しかし爆弾を使用する前にモンストラがオスカー・パインによって破壊されたため、爆弾を積み直してアトラス・アカデミーに帰還した。
アトラス・アカデミーの格納庫に軍用のカーゴ・シップがいくつも駐機している。
"Worthy"において、ハリエット・ブリーはジェームズ・アイアンウッドのマントル爆破計画に忠実に従うことを決意し、爆弾を積んだカーゴ・シップに乗り込んだ。発進したカーゴ・シップには、ヴァイン・ゼキがセンブランスでしがみ付いていた。ロビン・ヒルは別のカーゴ・シップで彼女らの後を追いかけ、ハリエットのカーゴ・シップに自機を体当たりさせた。このことに腹を立てたハリエットは誤って爆弾を起動させてしまう。その後、魔法でカラスに変身してカーゴ・シップ正面から突入してきたクロウとコクピットにいたハリエットの2人が貨物室で戦い始める。その隙にワッツがカーゴ・シップをハッキングし、自動操縦のシステムを支配し、船をマントルへ向かわせた。そして爆弾の起爆タイマーをセットした。
ハリエットが自分のしていたことを自覚した時には爆弾の起爆タイマーは解除できず、またカーゴ・シップを遠くへ向かわせることもできなかった。そのためヴァインはハリエットをロビンのカーゴ・シップに移動させた。そしてヴァイン自身を中心としたオーラの膜を作り出して、爆弾を運んでいたカーゴ・シップごと包み込むと、自分を犠牲にすることで仲間たちを爆発から守った。
アトラスがマントルに墜落して滅びゆく両都市の様をロビンやハリエット、エルム・エダーネ、マロウ・アミンはカーゴ・シップで上空から呆然と見つめる。一方クロウは、必死になって姪に連絡を試みていた。
トリビア[]
- 「それにこの船は貨物船だから、戦闘には向いていないよ("Besides, this is a cargo ship, she's not much good in a fight.")」-アトラスのパイロット