オスカー・パイン(Oscar Pine)は"The Next Step"で初めて登場した人物。元々はミストラルの農夫だったが、オズピンの次のオズマの転生者となり、セイラムから世界を守る旅に出ることを決意した。
外見・衣装[]
オスカーは小柄な少年である。やや日焼けした肌を持ち、頬はわずかに赤くそばかすが見られる。髪の色は黒に近い茶色、目の虹彩は深緑で瞳の周りは明るいオレンジと黄色が入っている。
オリジナル(Volume 4~6)[]
オスカーは初登場からしばらく、着古して汚れた白いシャツを着ている。シャツの胸元は紐で留められ、左の二の腕部分にはポケットが見られる。彼は袖をひじの部分までまくって着ている。ベージュのパンツはオレンジのサスペンダーで吊り下げられており、裾はくたびれた茶色のブーツの中に入れられている。また、膝部分は布のパッチがあてられており左側のポケットからはキルトの布が垂れ下がっている。手にはオレンジのグローブをはめており、手の甲と手首には緑色の紐を巻いている。首には擦り切れた包帯を巻いている。
戦闘服(Volume 6~)[]
アーガスに着いたあと、彼は服装を一新した。上半身には白いシャツの上に、赤い肩パッドと赤茶色のベルトが付いたオリーブグリーンのコートを着ており、下半身には黒いパンツを穿いている。グローブの甲はU字に開いており、その周りに黒い紐を巻いている。また、靴は赤とオレンジのブーツである。
イメージギャラリー[]
人物[]
オスカーは基本的には穏やかで受け身がちな性格であるように見える。農夫であった頃は起きるとすぐに仕事を始め、時には笑顔を浮かべながら働いていたため、その生活に大きな不満は無かったようである。
オズピンと体を共有するようになった当初は彼はオズピンの要求を全て拒絶し、農夫としての生活を続けようとしていたが、"Kuroyuri"ではヘイヴン・アカデミーへの旅を開始している。彼はただの農夫で一生を終えたくないという願望を密かに持っており、その事がこの決断を後押ししたと思われる。
オスカーは初対面の人と話す事が得意ではないようで、初めてクロウ・ブランウェンと話したときやチームRNJRのメンバーと会ったときのぎこちない態度にそれが現れている。
オスカーはオズピンの指導の下で熱心にトレーニングを積んだが、それでも彼は世界が戦争に向かっていくことと、そこに自分が関わっていくことに強い恐怖を抱いていた。しかしルビー・ローズが戦っている理由を聞き、さらにオズピンと話したことでその恐怖を克服する大きな一歩を踏み出したようである。彼は戦闘経験が少なく身体も小さいが、戦うことに対して消極的というわけではない。身体が大きく歴戦の戦士であるジェームズ・アイアンウッドとのスパーリングでもオスカーは果敢に立ち向かっている。また、感情を爆発させることもあり、ヘイヴンの戦いでルビーが気を失ったあと、彼は怒りに身を任せてレオナルド・ライオンハートを強く殴りつけている。
オスカーは訓練によっていっぱしの戦士となったが、他者への共感や思いやりの心は持ち続けており、時には敵に対してもそれが向けられる。ヘイゼル・ライナートと戦った際も、彼はオズピンの忠告も聞かずにヘイゼルの気持ちを汲み取ろうとしていた。さらに、オズピンのせいで自分に対して辛く当たったクロウやジョーンに対しても悪感情を抱くことはなかった。モンストラにて囚われの身となった際には、彼はこの誠実さによってヘイゼルを改心させることに成功し、その結果仲間と共に脱出を果たした。
オズマとセイラムのことを知った後、オスカーは自分の人生が幾度も繰り返されるオズマの転生の一つに過ぎないという事実に悩むこととなった。しかし後にその事を受け入れ、オスカーとしての自我がいずれ消えるとしてもそれまでに出来る事を精一杯やるという決意を固めた。
アトラスに着いてから、オスカーは魂の融合が進んだことでより落ち着いた雰囲気を醸し出すようになり、皆をまとめる役回りを担うことが多くなっている。また、オズピンなどの記憶をより自然に思い出せるようになったようで、アトラスの技術や状況についてもある程度知っている様子であった。"Witch"にて膨大な魔力を使用したあとは、オスカーはさらにオズピンの雰囲気に近付いている。
"The Enemy of Trust"にて、オスカーはアイアンウッドのもとに単身で赴き、マントルを見捨てようとする彼を説得しようと試みている。それが失敗したあと、戻ってきたオズピンが謝罪の言葉を述べようとしたときに、それを遮ってアトラスを救う方法を議論するべきだと返した。これらの事はオスカーが精神的に大きく成長したことを示している。
技能と力量[]
セイバーを一撃で倒すオスカー
"Necessary Sacrifice"にて、オスカーは農場で時おり小さなグリムと戦っていたと語っている。マントルに辿り着いた頃には、オスカーはセイバーを一撃で倒せるほどに成長した。
武器[]
- メイン記事:ロング・メモリー
オスカーの武器は、オズピンから受け継がれた杖のロング・メモリーである。訓練を積んだことで、オスカーはオズピン並にこの武器を扱えるようになっている。
転生[]
オスカーのオーラはオズピンのものと融合しており、さらに彼はオズピンの記憶も受け継いでいる。
オズピンに身体の制御を移すオスカー
"Unforeseen Complications"ではオスカーが一時的に身体の制御をオズピンに渡せることが明らかになった。しかしオスカーの精神は依然として残っており、オズピンが制御できる時間は限られている。オズピンが制御している間、オスカーの肉体はオズピンと同等の体術を行えるようになる。ただし、"Lighting the Fire"と"Haven's Fate"での描写を見る限り、オズピンが制御したあとオスカーに戻ったときは彼は大きな疲労に襲われるようである。
さらにオスカー自身も次第にオズピンの体術や武器を扱えるようになっていった。オスカーは訓練によって急速に戦闘技術を身に付けていき、その速さはジョーンやルビーも驚く程であった。
"The More the Merrier"では、オスカーはレオナルド・ライオンハートと1対1で戦えるほどの実力を身に付けている。オスカーの戦闘スタイルはオズピンのものを継承しており、特にスピードや攻撃と防御の切り替えの早さ、武器を両手で持ち換えながら戦うところにそれが現れている。また、彼はレオナルドが近距離で放ったダストの攻撃を無傷で防げる程のオーラを身に付けている。
オスカーがロング・メモリーの力を解放してモンストラを破壊したあと、大きな魔力を使ったことで魂の融合が促進された[3]。"Risk"の頃には二人の違いはほとんど無くなっており、オスカーは窓から外を眺める、杖にもたれるなどオズピンの癖だった行動を見せている。また、二人の切り替えも一瞬目が光るだけで行えるようになっている。
魔法[]
オズマの現転生者として、オスカーも過去の転生者と同じ魔法を扱える。"The Enemy of Trust"では、彼は"End of the Beginning"にてオズピンが展開していたものと同じエネルギーのバリアを展開しアトラスの底面を突き破っている。その後、マントルに着地する際も同じバリアを展開して衝撃を緩和している。着地のあと、オスカーはこのバリアを展開する力が、オズピンが戻ってきたことの証だと理解した。
"Witch"では、オスカーはエネルギーのビームを発射してセイラムを攻撃しているが、これは彼女を僅かに怯ませただけに終わった。
これらの魔法は強力ではあるが、使用することで魂の融合が進んでしまうためオスカーは使用することを嫌っている。
トリビア[]
- オスカーはオズの魔法使いの続編である「オズの虹の国」の登場人物であるチップをモチーフに作られたキャラクターだと考えられる。
- オスカー(Oscar)という名前は魚のアストロノータス属(英名:Oscar)の色に関連していると考えられる。この種類の魚は黄色や茶色など様々な色を持っている。
- また、オスカー像から取られたオスカー・ゴールドという色に関連しているとも考えられる。
- 姓のパイン(Pine)は常緑樹のマツを意味しており、緑色を連想させる名前である。
- また、オスカーはオズピンの元ネタであるオズ(オズの魔法使い)の本名(オスカー・ゾロアスター・ファドリグ・アイザック・ノーマン・ヘンケル・エマニュエル・アンブロワーズ・ディグス)である。
- Miles LunaとKerry Shawcrossによると、Volume 4のオスカーに関するシーンの脚本は、それまでのどのキャラクターよりも多く書き直されている。例えば、4話目冒頭のオスカーのシーンは元々は7話目に予定されていた[4]。
- オスカーの声優は英語版も日本語版も鋼の錬金術師のアルフォンス・エルリックと同じである。
参考[]
- ↑ Rooster Teethのtumblr
- ↑ Miles Luna's Cameo
- ↑ RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 10
- ↑ Volume 4 Directors' Commentary Chapter 1



