エンバー・セリカ(Ember Celica)はヤン・シャオロン の使用する武器である。両手に装着する一対の双射程散弾籠手(Dual Ranged Shot Gauntlets:DRSG)であり、"Yellow" Trailer で初めて登場した。
ヤンが右腕と共に片方のエンバー・セリカを失ったあとは、代わりにショットガンを搭載した義手を使用するようになった。また、アトラスにてエンバー・セリカはアップグレードを受けている。
特徴[]
普段はブレスレットの形を取っており、起動すると手と前腕を覆う籠手になる。この武器自体は金色で、装填されたショットシェルは赤色の物とオレンジ色の物がある。
内部には、腕に巻きつくように、12発のショットシェルを装填できる回転式弾倉があり、左右合わせて最大で24発装填できる。銃身は灰銀色で、ガントレットの前部、人差し指と中指の付け根の上辺りに隠れている。
この武器の役割は、瞬間的に運動エネルギーを放出することであると思われる。発砲の際は爆発や炎に似た閃光を放ち、敵を大きく吹き飛ばすことができる。射出される弾丸は通常弾ではなく、着弾すると爆発する炸裂弾である。赤色のショットシェルがこれに対応すると思われる。
赤いショットシェルはメラニー・マラカイトが弾を両断した際に、二つに分かれて地面に着弾し爆発したように炸裂弾である。これは、敵に弾が穴を開けていないことからも裏付けられる。ただし、敵がオーラで防御していた可能性もある。
そのまま籠手として扱って対象を殴るだけでも非常に強力であり、ヤンがダンスフロアを一殴りするだけで、ダンスフロア全体に波打つような衝撃が走り、一度に多くの敵を転倒させた。
クレセント・ローズ を扱う妹のルビー・ローズ と同様に、ヤンはエンバー・セリカを攻撃と移動の両方に使うことができ、殴りると同時に発砲したり、発砲の反動を利用して長距離を移動した事も有る。
"Heroes and Monsters "で、ヤンはアダム・トーラス に右腕をエンバー・セリカごと切り落とされてしまった。その後はエンバー・セリカは左手側のみとなっている。
アトラスでのアップグレード[]
アトラスに着いたあと、ピエトロ・ポレンディーナによってエンバー・セリカと右腕の義手は共にアップグレードされた。これにより、これらの武器から付着型のグレネードを発射することができるようになった。このグレネードの爆発するタイミングはヤンが制御可能で、その威力はメゴライアスを倒すことができるほど強力である。
トリビア[]
- 「エンバー」(Ember)とは消えかけの小さな炎、燃えさしを意味する。「セリカ」(Celica)はラテン語の"coelica"に由来しており、神の、神聖なという意味を表す。
- また、"Celica"は唐辛子の品種の1つや、アマリリスの花の一種の名前でもある。
- "Yellow" Trailerではエンバー・セリカは、クレセント・ローズのように2種類のショットシェルを使用していたが、効果は不明確である。ショットシェルの一つはオレンジ色の薬莢で底部が赤い。もう一つは赤色の薬莢で底部が金色である。
- オレンジ色のショットシェルは通常の散弾のようである。
- 赤いショットシェルは、小型の炸裂弾のようである。これは"Yellow" Trailer でこれを装填して、メラニー・マラカイト とミルシャ・マラカイトに発砲した際に確認できる。ただし、これが本来の弾丸の効果なのか、ヤンの爆発/炎のようなオーラによるものかは不明。
- エンバー・セリカの発砲音は、ゲームのHalo 3のM90ショットガンや、Fallout 3のショットガンと同じ音である。
- Rooster Teethの別のアニメシリーズであるX-ray and Vavの1エピソード、"X-Ray & Vav Rise"では、壁にエンバー・セリカがかけられているシーンがある。
- RWBY: Amity Arenaの、ヤンのフードファイト・コスチュームでは、ヤンはエンバー・セリカの代わりにターキーを装備している。
- Volume 7のオープニングでは、ヤンがエンバー・セリカから火球を発しているシーンがあるが、これは本編では見られない。
- 現在のところ、他のチームRWBYの武器とは異なり、エンバー・セリカは1種類のダスト(ファイア・ダスト)のみを使用している。