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アンブロシウス(Ambrosius)創造のレリックに宿る精霊。彼を召喚した使用者が望むものを何でも作り出すことができる。初登場は "Creation"。

外見・衣装[]

ジンと同じように、アンブロシウスは人間に似た姿をしているがその体躯は非常に大きい。創造のレリックと同じく、肌は青く光っており煙を放っている。尖った耳を持つが、人間にあるいくつかの身体器官を欠いている。髪は水色のスパイキーヘアで、ポニーテールにした後ろ髪は太ももまで伸びている。目は強膜が紺色で、虹彩は水色である。

アンブロシウスは服をほぼ身に付けておらず、その筋肉質な身体をさらけ出している。身に付けているのは全て金色のアクセサリーで、イヤリング、ポニーテールのリング、左上腕のリング、両手首のブレスレットとそこから垂らしたチェーン、右腿と左足に付けたつるのような飾り、右足首のアンクレット、そして上半身にたすき掛けのように付けられたチェーンである。このチェーンは胸の位置にある、創造のレリックに似た飾りで留められている。

人物[]

オズピンがかなりの変わり者であると評する通り、アンブロシウスは非常に情熱的で騒がしい性格である。創造とデザインに比類なき情熱を持っている一方でプライドが高く、仮に自分が創った物が依頼者の思惑と違った物であっても文句は受け付けないと言い放っている。

ヴァキュオへとつなぐ避難中継地の創造を依頼されポータルと呼ばれる扉を作成した際には、彼はその仕組み、デザインに非常にこだわりを見せた。彼はワイス・シュニーが表現した「片道切符」という言葉を文字通りアトラスからヴァキュオへしか行けない一方通行の避難通路にしてしまうが、これも、アンブロシウスの「依頼に対し完璧なものを創造する」という性質(公平性)と言える。

しかしながら、彼は純粋な創造性を刺激される依頼を提示された場合はこの性質が変わることもある。チームRWBYから、ペニー・ポレンディーナを救う策を説明されたとき、彼はその巧妙さに感心し、彼女達の目的を達成するためにルールを僅かに曲げることを許した[1]

彼はペニー・ポレンディーナを見た際に製作者を称賛し、「ぜひ会いたかった」と言うなど、自身と同じ職人の仕事を評価する姿勢を見せている。

ジンと同じく、アンブロシウスはレリックの使用者に対して公平であり、杖のルールに直接反しない限りはいかなる依頼でも受け付ける。ただし、彼は光の神から善意ある性格を授けられているため、基本的には人類の繁栄に協力したいと考えている[1]

技能と力量[]

アンブロシウスは光の神によって創られた存在であり、その力の全貌はまだ不明だが、どんなものでも作り出すことが出来る能力が非常に強力であることは疑いようがない。

彼は創造に必要な詳細情報が提供されれば何でも作ることが出来る。ペニーの既存のロボット部品を使って彼女の精巧な複製を作り、同時に、残った彼女の魂の入れ物となる人間の身体も創造することで、実質的に彼女を人間に生まれ変わらせている。彼は時空に干渉することも可能で、レリックの保管庫と同じ空間を作った上で、アトラス側の入り口とヴァキュオ側の出口を作るという大仕事を容易にこなしている。ただし、彼の作品は常に1つしか存在することができない。新しい作品が創造されると、その前に創造された作品は消滅してしまう。

アンブロシウスへ課せられたルールとして、死者の蘇生と何かを破壊することは禁じられている。しかしながら、"The Final Word"で示された通り、例えば炎のような破壊に繋がるものを作ることは可能である。

ジンと同様、アンブロシウスが召喚されている間は呼び出した者以外の全てのものの動きが停止し、いわゆる時間が止まった状態になる。

トリビア[]

  • Volume 8制作時のアンブロシウスのコードネームは「マーリン・ダディ」だが、これはジョークとして仮に付けられたものであり、アーサー王伝説に登場する神話上の人物、マーリンをもとに作られたわけではないとのこと[1]
  • アンブロシウス(Ambrosius)という名前はラテン語に由来する男性名、または姓で、派生形としてアンブロジオ、アンブローズ、アンブロワーズなどがある。
  • アンブロシウスの約4m(13フィート)という身長はグリムを除く登場キャラクターの中で最も高い。

参考[]

  1. 1.0 1.1 1.2 RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 12
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