アパシーは人間の形をしたグリム。"Alone in the Woods"で初登場した。
外見[]
アパシーはおおよそ人間の形をしているが、非常に背が高く、腕は地面に着くほど長く、指は極めて長い。顔は頭蓋骨に似ているが顎が垂れ下がっている。鼻孔のない個体もいる。
来歴[]
アパシーは"The Coming Storm"でその存在を暗示されていたが、正式に登場したのは"Alone in the Woods"である。ルビー一行はアパシーにより影響を受けた。ルビーがうっかり知識のレリックを井戸に落とした後、彼女とワイス、ブレイク、ヤンはそれを拾いに行き、アパシーの群れに遭遇した。彼らが脱出した後、マリーアが語ったところによれば、かつてブランズウィック・ファームの経営者がアパシーの群れから2体を引き離し、水路を通じて農場に連れてきて、貯蔵庫に閉じ込めた。住民を平静に保つことでグリムの襲撃を避けようとしたのだ。しかし、その経営者は行程により疲れ切っていて、当日は水路を塞ぐ気力がなく、その作業を翌日に持ち越すことにした。翌日経営者は水路を塞いだが、その時すでに群れの残りが2体を追って農場の地下の水路に入り込み、そのために、住民は全員ベッドから出る気力さえも吸い取られ、そのまま死んでしまった。
技能と能力[]
アパシーは叫びによって獲物の意志を吸い取るという恐ろしい能力を持っている。繰り返し攻撃すると獲物は弱って眠りに落ちてしまい、意識のない間に殺される。意志を吸い取る力は遠隔でも作用するようで、チームRWBY、オスカー・パイン、クロウ・ブランウェンは影響された。ブランズウィック・ファームの住人の場合、影響を受けて最後にはベッドの中で死んでしまった。
彼らはかなり耐久性があり、クレセント・ローズでもたいしてダメージを与えられず、火も効かないようだった。しかし動きは遅く、またマリーアによれば銀の眼には弱いとのことである。
群れで攻撃する傾向があり、数的優位、意志を吸い取る力、高い耐久性によって戦闘力の低さを補っているようである。
トリビア[]
- Miles Lunaはこのアパシーの群とブランズウィック・ファームのストーリーのアイデアはVolume 1の脚本が書かれるよりも前からあり[1]、またアパシーはお気に入りのグリムだ[2][3]と述べた。
- またアパシーはもともとVolume 4に初登場する予定だったとも述べた[4]。
- Patrick Rodriguezがアパシーの初期案をデザインした。「自分自身、恐ろしく感じた上に気が滅入ってしまって」、休憩を挟まずにはいられなかったとのことである[5]。
- その後はマンティコアをデザインしたAromie "InkYou24" Kimが仕事を引き継いだ。彼はStephen Gammellの児童文学『Scary Stories to Tell in the Dark』シリーズのイラストレーションから着想を得た[6]。
- Milesは、Redditで見た気味の悪いカカシの写真[7]、短編小説『バートルビー』[8]、2005年のSF映画『セレニティー』に出てくるReaver[9]をベースにアパシーを考えた。
- アパシーの叫びとその効果は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリーデットをベースにしており、このアイデアはKerry Shawcrossが出したものである[10]。サウンドデザイナーのChris Kokkinosが様々な動物の音声、耳鳴りのような音、自分で朗読した『バートルビー』のいくつかの文章を合成した。動物の音声を使うのはナックラヴィーの時と同じアプローチである。