アトラス軍(Atlesian Military)はジェームズ・アイアンウッド将軍率いる、世界最強の軍事大国と言われたアトラス王国の軍隊である。司令部はアトラス・アカデミーに置かれている。一般兵の軍服は金属製の鎧と顔の上部を隠すヘルメットがある。ハンドガン、ライフル、折り畳み式ソード などさまざまな武器を使用する姿が見られる。
シリーズ当初はアトラス軍は世界から頼られる勢力であったが、ビーコンの戦いの最中にアトラスの科学技術がハッキングされた事件をきっかけに、否定的な目で見られるようになった。そのためアトラスに帰還したのだが、事件を引き起こした陣営がアトラス王国への攻撃を開始したため、最終的には軍が戒厳令を発布し、評議会を直接支配するようになった。
アトラス軍の大部分は、"The Final Word"でアトラスと共に壊滅した。
軍事技術[]
新たに作成されたアトラシアン・ナイト-200
アトラスは戦場の危険から人々を解放するという思想を常に支持していたため、重要な軍事力の大部分をアンドロイド兵が担っている。アンドロイド兵は、標準モデルであるアトラシアン・ナイト-130(AK-130)から機密保護モデルであるアトラシアン・ナイト-200(AK-200)に更新された。アンドロイド兵は航空艦隊の大型空母を経由してネットワーク化されており、そのネットワーク内の空母がすべて破壊されるとすべての自動化ユニットが停止する。
アトラス軍は依然として人間の兵士が自軍に所属しており、人間の存在を必要とする状況が多いことを理解していた。シュニー・ダスト・カンパニーと共同でアトラシアン・パラディン-290と呼ばれるパイロットが乗り込む機械化バトルスーツを導入した。操縦式でありながら遠隔操作や単独での運用が可能で、ナイト系列と同様の機能を持つ。また、巨大なグリムから身を守るための高機動型も開発されている。ビーコンの戦いではより強力に改良されたパラディンが登場した。
AK-130はAK-200に切り替わる前にアトラシアン・ナイト-135にアップグレードされていた。AK-135はAK-130の腕部にライオットシールドを装備し、耐久性を向上させたモデルである。さらにアトラスは、軍やSDCなどの会社を警備する型番の判明していないスパイダー・ドロイドを試作している。
また、リヴァイアサンのような巨大グリムからアーガスを守るために、アトラス軍は巨大ロボットコロッサスを製作した。使用しないときは、アーガス軍事基地に置かれている。
アトラス王国の国境は、迫り来る脅威に対してレーザーを発射するアトラシアン・ビーム・タレット("Atlesian Beam Turret")が壁の上に設置され、守られていた。
ビーコン陥落後、アトラス軍は軍に対する国民の認識を向上させるような兵器を開発して、自国の防衛力強化に取り組んだ。その一例としてアトラシアン・バロウ・ガン("Atlesian Burrow Gun")があるが、このタレット(砲塔)は脅威が迫らない限り姿を隠し、戦争の脅威が市民の頭から離れるように設計されている[1]。
その後、次世代の防衛施設としてアトラシアン・アラクネ・マイン("Atlesian Arachna Mines")が登場した。目標捕捉と脅威検知にアクセシビリティ・ダイアログ・アシスタントの技術を用いることで、この爆弾を地上の敵に向けて迅速に発射することができた[2]。
過去にはパラディンのプロトタイプを入手したホワイト・ファングや、クチナシの犯罪組織ウェイブが盗品に混ぜて売却するなど、複数の組織に技術が盗まれ使用されてきた。またウェイブが所持していたアトラス軍の技術には、航空爆撃機やダスト・キャリアー・シップなどもある。
シンダー・フォールとの戦いの後、ウィンター・シュニーはパワー・アーマーと呼ばれる外骨格を身につけるようになった[3]。
航空戦隊[]
活動中のアトラス軍の航空艦隊派遣団
アトラス軍とともにアトラス王国は平和な時代にも驚異的な航空戦隊を誇っており、旗艦でもある大型飛行船アトラシアン・エアシップと重装備の小型戦闘輸送機であるアトラシアン・ドロップシップとで、地上部隊の戦術的火力支援を担うことが可能であった。 大型のエアシップはレーザー砲を備え、同クラスの飛行船を容易に破壊することができる。小型のドロップシップは、主武器としてジンバル(機械式ジャイロ)装備のデュアル・チェーンガンを使用した。アトラス軍は空を支配することで潜在的な脅威に対応して、次々に部隊を展開することができた。
航空戦隊とアンドロイドの地上部隊は、"Breachにおいて大規模なグリムの襲撃からヴェイルの街を守り、その強大な力を見せつけた。"PvP"では、ヴェイルに駐留していたアトラス軍には少なくとも8隻のエアシップが配備されている。しかしグリムのヴェイル侵攻とビーコンの戦いの間に、ローマン・トーチウィックによって、後に墜落したエアシップが2隻を奪われ、最終的にアトラス軍が失ったエアシップは少なくとも3隻に上った。生き残った何隻かはアイアンウッド将軍によってアトラス上空に配備され、アトラス市を守っている。グリム侵攻時にヴェイル市はアトラス軍によって主要な避難場所として指定されて、ビーコン・アカデミーよりもはるかに多くの人々が避難していたことから、ヴェイル市を防衛するために少なくとも数隻はまだ運用されていたようである。
アトラスの戦いでは、テンペストなどの侵攻してきたグリムによって航空戦隊の多くが破壊された。
構成員[]
指導者[]
ジェームズ・アイアンウッド将軍
アイアンウッド将軍はアトラス・アカデミーの学長であり、アトラス評議会の議席を2つ所持する軍の有力指導者であった。アイアンウッドは治安維持を重視していたが、その手法はオズピンに「力の誇示("shows of power")」と評されるものであり、そのことでオズピンと衝突していた。そしてビーコン・アカデミーの訓練生である「子供たち("children")」が戦争に勝てるかどうかを疑問視していた。またウィンターは彼の副官であり、軍の高官であった。
ビーコンの戦いの後、アイアンウッドは強権的な行動をとるようになり、彼のリーダーシップは悪化し始めた。そのため"The Final Word"の頃には、近しい部下の多くが彼から離反した。その後、アトラス王国崩壊の際に殺害された。
特殊部隊[]
- メイン記事:アトラス軍特殊部隊
アトラス・アカデミー出身の特殊部隊員であるウィンター・シュニー
アトラス軍はアトラス・アカデミーの卒業生であるハンターを特殊部隊に採用することで知られていた[4]。そもそもハンターは特定の王国に忠誠を誓わないことを理想として掲げていたため、卒業生や訓練生に圧力をかけて軍に加入させるこの行為は批判を浴びた。
クロウ・ブランウェンが言及した「スペシャリスト(Specialists)」とは、この特殊部隊のメンバーの呼称である。その内の一人がアイアンウッド将軍直属のウィンターである。またアーガスにあるアトラス軍基地に駐在していたキャロライン・コルドヴィンもメンバーである。
特殊部隊の中でもエース部隊は、アイアンウッド直属の秘密工作員として、軍で最もエリートな部隊だと言われていた。
アトラス破壊後、特殊部隊は、アトラス軍の他の部隊と同様に解散させられたと考えられる。
兵士[]
- メイン記事:アトラス兵
アトラスの一般兵
アトラスの軍事力の大半を兵士たちが占めていた。また現実のように警察と軍隊が分けられているのとは異なり、兵士は王国の警察としての役割も担っていた。兵士は自身の立場を示すためにさまざまな色を身につけている。青色は一般兵を示しており、主に最前線で戦うものとして行動していた。兵士が身に着けていた色は青、赤、黄、緑の4色である。
軍の規模が大きかったので兵士のための前哨基地はレムナント中に広がっており、最大のものはアーガスに、小さなものはソリタス全域に配置されていた。
アトラスの戦いの際、軍はチームFNKIのようなアカデミーの学生たちを兵士として戦場に送り出した。
アトラス王国が破壊された際に生き残った兵士がいたかどうかは不明である。
エンジニアリングチーム[]
ウィル・スカーラティーナはヴェルヴェット・スカーラティーナの父親であり、軍やアイアンウッドと仕事をしている大物エンジニアである。彼はベルベットが発明した武器アネシドーラに驚かされ、彼女がファロス・アカデミーに通う前に、この武器をアイアンウッドに見せた[5]。
アーサー・ワッツとピエトロ・ポレンディーナもまた、この部署のメンバーであった可能性がある。ワッツはマントルのセキュリティ構築に関わっており、さらに死を偽装する前には、アトラシアン・パラディン-290のようなアトラス軍の防衛兵器開発にも携わっていたようである。またピエトロも、アイアンウッドから軍の新しい防衛技術を開発するよう命じられたチームの一員として防衛兵器開発に携わっていた。最終的にピエトロの提案がアイアンウッドに選ばれ、ペニー・プロジェクト[6]の開始に至った。
歴史[]
アイアンウッドは、ヴァイタル・フェスティバルに参加するため、自身の学園の生徒たちと一緒にヴェイルを訪れた。しかし彼は、生徒だけではなく、エアシップで数百人もの兵士を引き連れて到着した。アトラス軍は"Breach"ではヴェイル市を守り、ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントにおいては主要な警備を担当した。
ビーコンの戦いでは、シンダーのコンピュータ・ウイルスによってアトラス軍のテクノロジーが乗っ取られ、ヴェイルをさらなる混乱と恐慌に叩き落した。
ウィンターからミストラルに脅威が迫っていることを聞いたアイアンウッドは、アトラス王国の国境を封鎖することを決定し、自国を守るために軍の大半を呼び戻した。そして特殊部隊員のコルドヴィンを中心とする少数の兵士をアーガスに駐留させ続け、アトラスへの渡航を制限した。
アトラス軍はアミティ・コミュニケーション・タワーの建造に協力し、その後マントルの戦いで迫り来るグリムの猛攻からマントルを防衛した。しかしアイアンウッドが戒厳令を発令してアトラス市を上空へ上げようとすると、アトラスは軍の独裁体制となり、王国中にルビー・ローズたち一行の逮捕状を出してルビーたちを捕獲しようとした。
ペニー・ポレンディーナが冬の乙女になった後、アイアンウッドは自身の計画を完成させるために、離反したペニーを自らの側に連れ戻そうとした。この間、評議会議員のスリートとカミラはアイアンウッドに戒厳令の発令理由を問いただそうとしたが、その前にスリートはアイアンウッドはに射殺された。ルビーたちがアトラス司令部に潜入していることを知ったアイアンウッドは彼女たちの行動を阻止するため、兵士たちに殺傷性兵器の使用を許可した。
アトラスの戦いで戦死したアトラス兵
セイラムがアトラス周囲のハードライト・シールドを破壊して浮遊都市にモンストラを上陸させる。アトラスの戦いの最中に彼女が作り出したグリムをアトラス軍は食い止めようとしたが、大勢の兵士が殺されている光景がその後に目撃されている。アイアンウッドはエース部隊に命じてモンストラをアトラス・ボムで破壊しようとしたが、それを送り届ける前に何者かによって殺されてしまった。その後ウィットリー・シュニーがマントルの人々を避難させようと送り込んだシュニー・ダスト・カンパニーのドローンを、アイアンウッドは複数の飛行船で破壊した。彼はペニーに最後通告を出し、1時間以内に彼の元に戻り封印の間を開かなければ、モンストラに使用するはずだった爆弾を使ってマントルを破壊すると言った。
アイアンウッドの暴走に気づいたウィンターとマロウ・アミンは離反し、ルビーたちがアイアンウッドの行動を止められるよう彼の計画に協力するふりをした。爆弾の使用を止めようとしたクロウとロビン・ヒルを追っていたマロウ以外のエース部隊をマロウはセンブランスを使ってその場に凍りつかせ、ウィンターはルビーたちと協力してアイアンウッドを討伐する。その後ウィンターは、彼が市民の避難の邪魔にならないように収容所の、父親であるジャック・シュニーがいる隣の房に閉じ込めた。
シンダーとニオポリタン、ワッツに全滅させられたアトラス司令部
一方シンダーとニオポリタン、ワッツは知識のレリックに残された最後の質問を使ってルビーたちの計画を突き止め、知り得た情報を使って妨害工作を行った。まずアトラス司令部の軍人を皆殺しにし、ワッツにジョーン・アークが説明する避難方法についての放送をカットさせた。そしてハッキングしたアトラシアン・ナイト-200をクロウたちに向かって自爆させた。これによりマロウのセンブランスからエース部隊は解放され、ハリエット・ブリーはヴァイン・ゼキと一緒に、クロウやロビンに追われながらも、自らカーゴ・シップを操縦し爆弾をマントルへ運ぼうとした。その途中でワッツによってカーゴ・シップの自動操縦装置がハッキングされ、ハリエットが爆弾の投下を断念した場合に備えられた。
その後、独房から解放されたアイアンウッドは武器を取り戻し、それを使ってジャックを蒸発させ、封印の間に向かった。そこでウィンターと対峙し、2人は戦い始めた。ハリエットはチームメイトのヴァインとエルム・エダーネにマントルの爆破を止めるよう説得されたが、爆弾はクロウが止めるまで船外へ向かって床を滑り落ち続けた。しかしワッツが爆弾を起動させたために、ヴァインはセンブランスを使って爆弾から仲間を救うために、自らの命を犠牲にした。
封印の間でアイアンウッドはウィンターと戦い、勝利するところまであと一歩だったが、ペニーから冬の乙女を受け継いだウィンターに敗れた。ウィンターはその後、封印の間にアイアンウッドを残して、他の避難民と合流するためにゲートに入っていった。
シンダーがポータルから、知識と創造の2つのレリックを持って戻ってきた後、封印の間に入ってきたセイラムにそれらを差し出した。アイアンウッドは2人を撃とうとしたが、シンダーが振り返って「チェックメイト("checkmate")」と嘲笑したため、観念した。セイラムとシンダーはマントルに墜落するアトラスを後にし、両都市が水没していく様子をクロウとロビン、生き残ったエース部隊のメンバーがカーゴ・シップから見ていた。
主な構成員[]
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トリビア[]
- "Welcome to Beacon"でルビーたちが遊んでいるボードゲーム『レムナント:ザ・ゲーム』において、アトラス軍はプレイ可能な勢力として描かれている。ゲーム内の部隊のひとつにアトラス空軍艦隊がある。またヤン・シャオロンは、アトラス軍を「ほとんどアンドロイドだったと思うけど("most of them were probably androids")」と言及している。
- コルドヴィンやアーガスに駐在するアトラス兵たちは、アトラスを代表するような存在ではない。コルドヴィンはアトラス軍の他の者にとって厄介者であり、アーガス駐在は誰にも迷惑をかけずにうまくやれる仕事だと考えられていたため、彼女はあえてアーガスに駐在していた[7]。
参考文献・脚注[]
- ↑ RWBY: Amity Arena Atlesian Burrow Gun card info
- ↑ RWBY: Amity Arena Atlesian Arachna Mine card bio
- ↑ 2B vs Winter Schnee | DEATH BATTLE Cast #231
- ↑ Volume 3: World of Remnant: "Huntsmen"
- ↑ RWBY: Before the Dawn
- ↑ Worst Case ScenarioのD18
- ↑ Volume 6 Directors' Commentary Chapter 8































