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アトラス司令部(Atlas Command Center[1])は、アトラス市アトラス軍の中央司令部であり、浮遊島の基幹部近くにあるダスト輸送管付近に位置していた。司令部にルビーたちが訪れるのは“Strings”が初めてとなるが、初出としては“Sparks”で医療施設が描かれている。“The Final Word”において、アトラス市がマントル市に墜落した際に破壊された。

登場[]

司令室の廊下は白っぽく見えるが、これは壁や床の色が基地の照明と同じような色のためである。

中央司令部[]

軍事基地の中央司令部では、技術者やアトラス兵の活動していた。各王国の行動を監視するためのコンピュータ画面が並ぶ大きな部屋だった。ある壁には、架空のものと思われる鮫のグリムが描かれたポスターが貼られており、そこには中央司令部への飲食物の持ち込みを禁止する注意書きがあった。

司令部は2つのフロアからなっており、1階にコンピュータルームがあり、そこ望める指揮所のような場所がその上にあった。

のちにアーサー・ワッツニオポリタンを連れたシンダー・フォールがここにいた職員を皆殺しにし、その直後にワッツが司令部を乗っ取った。

サーバールーム[]

サーバールーム直前の廊下は、本部の輸送管室と同様、基地の他の部分よりも薄暗くなっていた。廊下は、別の通路の101フィート4インチ(30.89メートル)[2]上に架かった一本道の、幅の広い橋である。突き当りには重厚で、帯電させることのできる扉があり、サーバールーム自体を保護していた。

サーバールーム内は、他の本部施設と同じように白を基調とした照明で統一されていることが確認できる。床からいくつかの柱状のサーバーがせり上がっており、入り口から一番奥の壁面にはセントラル・アクセス・ステーションがある。このステーションからジェームズ・アイアンウッドの端末にアクセスし、アミティ・コミュニケーション・タワーの発射許可を出すことができた。ここはアミティ・タワー打ち上げ許可を出せるふたつの場所のうちのひとつであり、もうひとつはアトラス・アカデミーのアイアンウッドのオフィスである。アミティ・タワーの打ち上げには彼の許可が必要なように設計されていた。

格納庫[]

司令部には少なくとも2階分の高さをもつ格納庫があり、大きなゲートが開いている時には、自由に飛行船マンタが基地本部に飛行して出入りできる。2階に相当する場所の壁際には、大きな階段で上がれるキャットウォークがあり、そこには他の場所に通じる様々なドアが見られた。

入渠の際には、合計4機の小型マンタを次のミッションまで待機させておくことができる。

輸送管室[]

輸送管室は軍事基地内の薄暗い場所にあり、壁は照明の関係で緑色を帯びている。地上のクレーターにあるマントル市で精製されたダストを、シュニー・ダスト・カンパニーの子会社であるスノー・シュー運送の出荷施設からアトラス市に輸送するための空気圧式チューブがある。

収容所[]

基地のどこかに、囚人を収容するためにハードライト・ダストで囲われた部屋がある。その部屋は非常に暗く、ハードライト・ダストで作られた壁で照らされた倉庫のような雰囲気である。独房の総数はダストを制御することで自由に調整でき、また各囚人にはベッドが用意されており、床のボタンからバスルームを作り出すことができる[3]。独房の床のタイルはそれぞれ持ち上げることができ、そのタイルのうちの1つにトイレを下に隠すものがある[4]

既知の囚人にはクロウ・ブランウェンロビン・ヒルジャック・シュニー、ワッツ、アイアンウッドが含まれている。

シンダーがワッツを脱獄させた後、クロウとロビンが収容所からの脱出に成功した一方でジャックは再び収容された。その後ウィンター・シュニーは、アイアンウッドにアトラス国民のヴァキュオへの避難の邪魔をさせないよう、彼をジャックの隣の房へと入れた。ワッツに解放されたアイアンウッドは武器を取り戻すと、その武器でまだ独房にいたジャックを始末してから立ち去った。

アトラス医療施設[]

メイン記事:アトラス医療施設

基地内には、負傷者が出た場合に備えて、病室がいくつも用意されていた。各部屋はガラス張りになっており、廊下が見えるようになっている。

ペニー・ポレンディーナやシンダーとの戦いで重傷を負ったウィンターが一時入院していたり、クローバー・エビの死体も回収された後、一時的に保管されたりしていた。フリアも専用の区画に収容されていた。またアトラス評議会議員のスリートはこの施設の廊下で殺された。

イメージ・ギャラリー[]

歴史[]

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アトラス司令部は“Divide”で、クローバーの遺体を回収した後にルビー・ローズ一行に敗れたアイアンウッドやエース部隊、シンダーに襲われ負傷したウィンターが医療施設を利用した時に初めて登場する。その後、戒厳令の発令をめぐって評議会議員のスリートとカミラがここでアイアンウッドと対立した。その際アイアンウッドはその場にいた全員の前で有無を言わさずスリートを射殺する。

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Refuge”では、クロウとロビン、ジャック、ワッツの4人が収容所に収監されているところが映し出される。囚人同士が諍い、ワッツが兵士たちに収容所から強制的に連れ去られた後、ロビンはクロウに、自分たちのセンブランスがいかに似ていて、それがどのように自分たちを他人から敬遠させてきたかと語る。ワッツはペニーをアイアンウッドの元にペニーを連れ戻す手伝いを強制された後、再び兵士たちに収容所の独房へ収監された。

マントルに戻ったルビーたちはピエトロ・ポレンディーナから、司令部にアミティ・タワー打ち上げに必須な発射コードがあることを聞き、それを得るには司令部のサーバールームから直接アクセスする必要があることを知る。そしてワイス・シュニーから、司令部とスノー・シュー運送の出荷施設がダスト輸送管でつながっていることを聞いたルビーたちは、“Strings”でメイ・マリーゴールドとペニーと一緒に司令部へ潜入することに成功する。

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メイのセンブランスのおかげで彼女らは発射コードにアクセスできるサーバールームにたどり着き、その後メイは施設から脱出するのに使えるマンタを探すために一時的にルビーたちと別れる。無事発射コードを盗み出したルビーたちだが、結局にアイアンウッドに発見され、追手として送り込まれたエース部隊によってペニーといったん分断される。どうにか合流したが、その間戦っていたペニーはエース部隊にの1本を奪われてしまう。その後ルビーのセンブランスによってエース部隊を振り切り、メイが確保していたマンタで司令部を脱出した。

アトラスの戦いが司令部の外で行われている混乱に乗じて、“Dark”でシンダーが収容所を襲い、その過程でワッツを解放した。兵士たちはワッツを連れて出て行こうとするシンダーを止められず、また脱走したクロウとロビンの捕縛にも失敗したが、ジャックの捕縛には成功する。“Ultimatumにおいて、モンストラを殺すために使用する予定だった爆弾が未使用であったことを知ったアイアンウッドは、彼から離反したペニーに脅迫状を出す。それは、1時間以内にペニーが彼の元に帰参するか、ペニーが守ろうとしているマントルを彼が爆弾を使って破壊するか、というものであった。

Risk”においてアイアンウッドの脅迫がハッタリでないことをエース部隊に告げると、マロウ・アミンは忠誠心を失い、離反しようとする。アイアンウッドはマロウを殺そうとしたが、彼の命を救うためにウィンターが彼を逮捕するという芝居を打った。同時にウィンターもアイアンウッドを信頼することができなくなった。ウィンターとマロウは、収容所から脱出したクロウとロビンと偶然にも合流し、ルビーたちの手助けを協力することになる。マロウのセンブランスで、爆弾を使用しようとするエース部隊を拘束した。その後ウィンターは、アイアンウッドをジャックの隣の房に入れ、アトラス国民のヴァキュオへの避難の邪魔にならないようにした。

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シンダー一行に一掃されたアトラス司令部職員たち

Worthy”でシンダーとワッツ、ニオポリタンは司令部職員を全員殺害し、ワッツが施設を掌握する。ワッツはまず王国全体の通信を遮断し、ジョーン・アークが国民にアトラスが陥落寸前であること、避難すべき場所について警告するメッセージを送るのを阻止した。その後、ワッツはアイアンウッドを収容所の房から解放し、アイアンウッドは収容所から去る際に、取り戻した自分の武器で囚われたままのジャックを消し飛ばした。さらにワッツはアトラシアン・ナイト-200をハッキングし、エース部隊を物理的に拘束していたクロウとロビンに向けて自爆させようとしたが、マロウが身を挺して爆発から二人をかばい、そのためエース部隊の拘束が解けた。

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エアシップと爆弾をハッキングするワッツ

その隙をついてハリエット・ブリーが爆弾を積んだエアシップに乗り込み、自らマントルに向かって爆弾を落とそうとする。その途中でクロウやエース部隊の他の仲間からの妨害に遭ったハリエットはエアシップの操縦を自動に切り替えたが、ワッツは自動操縦の解除をできないようにして必ずマントルに向かうようにした。その後ハリエットはマントルの破壊を諦めたが、爆弾はワッツの手により遠隔操作で爆発させられた。

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司令部ごと焼かれてしまうワッツ

“The Final Word”で創造のレリックを手に入れたシンダーは、炎上していたアトラスにレリックを使ってさらなる火を放った。それはアトラス司令部も例外ではなく、司令部内にいたワッツは脱出を試みたがそれはかなわなかった。その後アトラスがマントルに墜落し、その際に司令部は壊れ、そして両都市は水没した。

トリビア[]

  • アトラス軍事基地(Atlesian Military Compound)とも呼ばれる[5]
  • 収容所は、収容者同士が交流し、会話することができるようにデザインされたが、そのことに信憑性を持たせるには時間を要した[6]

参考文献・脚注[]

  1. "Refuge Synopsis"
  2. Concept art by Scott Zenteno
  3. Concept art by Sana Freeman
  4. RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 2
  5. Divide
  6. RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 2
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